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ロットン虫採り放浪記

日記、放浪記、標本紹介

3/20 久しぶりのフィールドへ IN 岐阜

2016-04-18 22:00:34 | 日記

皆さん ども ども!(^_^)

ずいぶん更新が滞ってしまいましたが
ちゃんと生きてますからね~(笑

個人的な話になりますが、この4月、僕の2人の子供たちが
それぞれの道を選び旅立っていきました・・・

子育ては長いようで振り返ってみると
アッという間・・・

当たり前ですが、子供たちが立派に成長した分、
親は歳を取る・・・ということですね・・・

大変な時期もありましたが、僕の人生の中で
子育ては本当に楽しい日々でしたね、・・・子供たちよ、ありがとう!

心にぽっかり穴があいた気持にもなりましたが
これで親としての役目がある意味終わったというか、肩の荷も少し下りたので
これからはもう少しスローに生きようかな・・・なんてね ^^


え~前置きが少々長くなりましたが先月、四国の里帰り以来、
久しぶりにフィールドに出たのでその模様を少しばかり(^^)



今回、久しぶりのフィールドは名古屋のⅯ・Tさん案内のもと、岐阜県では
わずかな記録しかないセダカコブヤハズの幼虫を探しにいくことになった。

(秘密のポイントのため、詳細は書けませんのでご了承くださいませm(__)m)

この山、実はセダカの記録はないらしく、すぐ北の山ではわずかな記録が
あるそうで、この山にも(いるはず)とフンだのである・・・。

ポイントは登山道中腹はブナやカエデ、タンナサワフタギなどが点在し、
尾根筋はモミやスギなど針葉樹が主体となる。

ササヤブをかき分けて、セダカが好む菌糸の程よく回った
ジューシーな落ち枝を探す。


このような樹皮下の黒くなった材はNG。

菌糸も回っておらず、水分量も少なく材自体も硬い。

さらに探してようやく見つけたのがこれ!


樹皮下は菌糸が程よく回って白くて軟らかく、ナタを入れるとスっと入る感触!・・・いいね~

慎重にナタを入れていくと、やがて幼虫が姿を現した!


前胸背には薄い褐色の凸型模様と中心の切れ込み・・・

セダカの幼虫の特徴とほぼ一致している。

これがセダカの幼虫と信じて大事にケースにしまい込む・・・。

この凸型模様が顆粒でできていれば、ビロウドカミキリ属の幼虫なのだそう。


これはⅯ・Tさんが見つけた大きな幼虫。

やや凸模様の褐色が濃い気もするが、これもセダカの幼虫のはず?


同じ材から別の幼虫が出てきた。

よく見ると、3対の脚が確認できる。ハナカミキリの幼虫だろうか?

何に化けるのか、これも持ち帰って飼育することにした。

この後、Ⅿ・Tさんと僕でそれぞれ1頭ずつセダカと思われる幼虫を
追加し、本日の幼虫探策を終了した。


Ⅿ・Tさん、素晴らしいポイントを案内していただき
ありがとうございました!m(__)m


 
次は僕なりの菌糸カップによるセダカ幼虫の飼育法?をご紹介しますね(^_^)

標本の整理中にフと目に留まったカミキリ

2016-02-14 22:57:37 | 日記

皆さん お元気ですか!(^^)

いや~寒い日が続いた・・・と思ったら
今日は春一番が吹きいきなり気温も20℃超えですからね、
ホント体がおかしくなりそうです(+_+)


 
皆さんも体調管理には十分注意してください!


 
それにしても、先月下旬の「大寒波」には
本当に堪えましたね!


 
深夜は連日-5~6℃が続き、夜勤帰り
は深夜の3時過ぎになるので車も道路もバリバリに凍って片道約16キロの帰路が
本当に大変でしたね(+_+)


 
家の裏の倉庫に、これまで集めたカミキリ幼虫入り
の材が保管してあるのですが、この大寒波で凍死してないか心配です。


まぁ、自然界でもこれくらいの寒さには
一時的になる時もあるだろうし、材の中ならワリと大丈夫なのかな・・・


こればっかりは無事に出てくるのを気長に待つしかないですね・・・。


 
え~、僕の現在の近況をご報告しますと
四国から帰ってきて以来、特に出かけることもなく今は標本のラベル作成や族や属ごとに
ケースに整理したり標本の写真を撮ったりと、まぁこのような作業をノンビリやっています。


僕のようなビンボームシ屋は高価なドイツ箱がなかなか買えないため、
今は台紙を使うマウント形式は止めて、透明のケースにカット綿をひいた
タトゥー形式で標本を作製しています。


 
そんな標本を整理中にフと目に留まったカミキリがこれ!・・・



ケブトハナカミキリ
Caraphia lepturoides (Matsushita,1933)


 
これは約3年前、息子と三重へ海釣りへ行った際に
ホストであるクサギ生木の枯れ枝部分から割り出した個体。


 
僕はね、このケブトハナが大好きなのですよ!

いいですね~、この原始的な風貌、このこげ茶一色の地味具合!

それと全身に生えている剛毛!「これが(ケブト)の名前の由来か・・・」

僕はこの原始的な容姿と地味さにすごく魅力を感じてしまうのです。「自分が地味?だからかな笑」

調べてみると、ハナカミキリという名前が付いていますが花には来ず、
クサギの枯れ枝部分のビーティングなんかで採るのだそうです。

クサギといえば道路沿いから山の中腹までどこにでも生えていて、
実際 僕の家の周りでもたくさん見られますがケブトはまったくいませんね~

やはり内陸部にはほとんど分布せず、海沿いのクサギがベストなのでしょう。

いつかは本種の生態写真を撮ってみたいですね。






 

 


 

 新年 明けましておめでとうございます!\(^o^)/

2016-01-03 23:24:36 | 日記

 

明石海峡大橋


旧年中は皆様に本当にお世話になり、また当ブログを御観覧くださった
方々に深く感謝申し上げます。

本年もさらにパワーアップすべく精進していきますので「ロットン虫採り放浪記」を
どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m


 
本年も皆様に素晴らしいムシとの出会いがありますように(^_^)


去年12・28~元旦まで実家の香川に里帰りしていました。

四国は連日晴れて穏やかで暖かくとても過ごしやすい里帰りでした。

親父とものんびりできました(^^)


 
では恒例の「ついで材採」の御報告を少し・・・

できれば四国の南端や室戸岬、足摺岬など未拓の地で
材採をしたのですが、さすがにそこまで行く時間と余裕はないので、今回も淡路島のS山で行きと
帰りの計4時間ほど探策してきました。


狙いは淡路の稀種スピニこと「トゲウスバカミキリ

思えば3年前と一昨年、多数の食痕入りの太いソヨゴ材を見つけ、
もう採った気になっていたが、真っ黒のデカいコメツキがワラワラ出てきてスピニは出てこなかった。

去年は出るかと期待したが、結局スピニは出ず・・・

おそらくコメツキにほとんど食われてしまったんでしょうね~(T_T)

さて、今回三度目の正直、羽脱してくるスピニを夢みて、林内に突入~!

行きは一昨年と同ポイントでソヨゴ材を探す。

斜面を下って小1時間ほど探すもなかなか良いソヨゴ材は見つからず・・・

半ば諦めモードで斜面を上がり、次に平行移動して少し奥へ行った
所に長さ約4メートル、太さ25センチほど、その隣に太さ15センチほどのソヨゴが並んで
他の木にもたれかかるように倒れかけているのを発見。

早速、細い方のソヨゴを切ってみるとビンゴ!


断面には多数の食痕が走っていた。

さらに切り分けると・・・


まだ半分ほどが生だが、中心の食害孔を覗くと奥に幼虫の顔が見えた。

この材を長さ60センチほどに切って3本持ち帰ることにした。

太い材はまだほとんど生で食痕は見られなかった。来年の夏には産卵にくるだろう・・・。


帰りのS山は参拝者が多く、例のポイントに近づけなかったので
新地開拓も兼ねて別の場所で探すことにした。

この選択がよかった。


新ポイント風景。

ここはソヨゴの立ち枯れ、倒木も多く見られた。

早速、立ち枯れの1本を切ってみると・・・

んん・・・あれ?・・・ノコギリが何か白い液で濡れてるような・・・まさか!?

あぁ~やっちまった!

デカい幼虫を切ってしまった(T_T)


切ってしまったスピニ幼虫の顔アップ写真。

このデカさなら今年の夏には成虫になっただろうに・・・残念

この立ち枯れも60センチほどに切り分けて持ち帰ることにした。


 
以上、スピニの材採報告でした(^^)

今年は頼むから出てくれよ~!




今シーズン出会ったカミキリ あれこれダイジェスト その2

2015-12-22 23:12:25 | 日記

 いや~皆さん こんばんわ!(^_^)

気づけば今年も残すところ、あと10日ほどになっちゃいましたね・・・

この歳になると、1年がアッという間に過ぎていきます。
ホント年は取りたくないですね(苦笑

またしばらく更新が滞ってしまいましたが、
お待たせのダイジェスト第2弾がようやく書けました。

ようやく忙殺された仕事が落ち着きましたが、なにせ年なので気力、体力が
充実していないとなかなかパソコンに向かえません(+_+)

それに僕のように文章力のないモノは記事執筆時に
頭をフル回転しなければならず、そういった意味でも気力の充実、
それとモチベーションの持続は本当に大事なのですよ。

少しでも当ブログを楽しみにしていただいてる方がいる限り、
それをモチベーションにショボイ内容ながらこれからも続けていこうと思ってますが(^^)

あとちょっと手違いがありまして、前記事と採集月が
かなり前後しますが気にしない方向で(笑



─2015・5・3 IN 長野─


 
今年も花掬いのスタート、カエデの季節が
やってきた!

さて、どこへ行こうか・・・となるのだが
今回は迷わず長野のツジウス「ツジヒゲナガコバネカミキリ」有名産地に行くことにした。

ツジウス有名産地なだけに狙いは当然ツジウス・・・と
なるのだが今回ツジウスはセカンドターゲットなのである。

今回1番の狙いはお恥ずかしい限りではあるが、
「カエデノヘリグロハナカミキリ」

これまでまーったく縁がなく、当然生きた姿も、どんな感じで飛翔し花にくるのか
もまったく見当もつかないが・・・。

話によると、ツジウスは5月中旬頃が一番個体数が多く、
カエデノヘリグロはGW頃がベストなのだそう。

日にちはベストだし、今回はなんだか採れそうな気がする~♪

ということで、長野に出発!


ポイントはピーカンだが気温は思いのほか低く風が冷たく感じる。

カエデはやや花付きが悪い株も見られるが、全体的にはまずまず。・・・

ただ気温が低いせいか、ムシの飛来はかなり少なく、ハエやハチが少数飛んでいる程度。

10時を回れば気温が上がると思ったが、この日は気温がほとんど上がらず、
カミキリの飛来は極端に少なかった。


現地で待ち合わせしていたM.Tさん(左)と現地で知り合った若手ムシ屋さん。

2人はきっちりツジウスをゲットしていたが、僕の方はツジウスはおろか、
目的のカエデノヘリグロを3度も採り逃がしてしまい戦意消失 あぁ~(T_T)


で、本日の成果・・・

あたしゃ~長野くんだりまできて、ピニボラ「オニヒゲナガコバネ」とアカイロニセハムシ
を採りにきやした・・・(涙


アカイロニセハムシハナカミキリ
Lemula nishimurai Seki,1944

個人的にはニセハムシハナに次いで得難いカミキリだと思う。
これで生涯3頭目となった。

これにて終了~ ・・・あぁ~内容ショボ過ぎ!

来年またガンバろ!



─2015・6・7 IN 岐阜─

この日は毎年フラレ続けている「シコクヒメコブハナカミキリ」
去年Hさんだけ採れなかった「エゾトゲムネカミキリ」を狙ってHさんと岐阜県北部のH山の麓、O高原へ・・・

ところが、現地近くにきて唖然!

入り口が閉鎖されてるじゃないかぁ~!

これからどうしよう?・・・ということのなり
地図を見ながら少し北上し、適当な林道に入ってみることにした。

今年はクリの花の開花がずいぶん早く平地では5月下旬
で満開だったのでちょっと期待したが、さすがに高標高地だけあってクリは堅い蕾のまま・・・



モモグロハナカミキリ
Toxotinus reini (Heyden,1878)

1つ目の林道で多く見られたのがこのモモグロハナ。

去年も0高原でそこそこ見られたので、H山麓はモモグロハナが多産
するのだろう。

何するわけでもなく、葉上でジッとして動かないので
撮影は非常に楽(^_^)

ほぼすべてが♂の個体だったので、♀はこれから出てくるのだろう。

さらに北上して別の林道に入ってみる・・・



ここの林道脇には上の写真のタニウツギやサワフタギが多く見られ
ムシもたくさん飛んでいるじゃないか!

早速掬ってみると・・・


カタキハナカミキリ
Leptura femoralis (Motschulsky,1860)

ここでの優先種はこのカタキハナ。

一掬いで5~6頭は入るほど多かった。

ただ肩部の紋が発達した個体はなかなか採れず
しばらく掬ってようやく写真の1頭をゲット!

次に多かったのが・・・


マツシタトラカミキリ
Anaglyptus matsushitai Hayashi,1955

このマツシタトラ。

周りはホストであるミズナラが多く、餌資源も豊かなのだろう・・・

この他シラケトラ、キスジトラなどがポツポツ見られた。

ここで花掬い以外に目線を変えて、枯れ枝などのビーティングに切り替えてみる・・・

カエデの落ち枝を叩いてみると・・・

お!これは!


ドイカミキリ
Mimectatina divaricata divaricata (Bates,1884)

ドイカミキリ・・・落ちたー!

う~ん、シブい!いつか出会ってみたいカミキリの1つだったので
これはうれしい。

が・・・ただ小っさいんだよな~、8ミリ前後ってとこか・・・。

次に落ちてきたのが・・・


タテスジゴマフカミキリ
Mesosa (Aphelocnemia) senilis Bates,1884

一瞬ポエキラ(マダラゴマフ)かと思ったがよく見たらタテスジゴマフだった。

僕的にはゴマフ珍トリオ「ポエキラ、メディオ、クリブラータ」とゴマフ普通種トリオ
「タダゴマフ、ナガゴマフ、カタジロゴマフ」の中間に位置する存在である。

一方のHさんはなんと!本物のポエキラとカエデノヘリグロハナを2頭ゲットしていた!

ポエキラもカエデノヘリグロもサワフタギの花で採ったそうだ。

ポエキラって花にくるん??

この後、花を掬いまくったが結局カエデノヘリグロはここでもフラレてしまった・・・

あぁ~神様のイジワル~(T_T)


ブナの巨木。

この辺りはミズナラの立ち枯れやブナもポツポツ見られるので、真夏には
ソリダやオダイなどのネキやヨコヤマヒゲナガなんかも採れるかもしれない。

今回は新地開拓ができて良かった。

また こよーっと!

Hさん本当にお疲れ様でした。また一緒に行きましょう。


次は今年最後の「放浪記」ダイジェスト第3弾です!(^^)












 

 今シーズン、出会ったカミキリあれこれダイジェスト!その1

2015-10-19 11:52:32 | 日記

皆さん どーもー!(^^)

また しばらく更新が滞ってしまいましたが
ようやく書けました!

更新をお待ちいただいていた方々には大変
お待たせしました。

 
めっきり秋らしくなり、昼間は過ごしやすいですが、朝、晩は
ずいぶん冷えるようになってきました。

コブ叩きも終盤というよりもう「ジ・エンド」って感じ・・・。

今年の採集はほとんどのムシの発生時期を読み間違えてしまい、
それと例年になくどこへ行ってもとにかくムシが少なかったですね。

あとは、発生時期が例年よりやや早かったのも貧果に拍車を
かけた形になりました。

来年は巻き返しができるか、シーズンも終わったことだし、
これからは来年の採集計画を少しづつ立てていこうかな(^_^)


今シーズンはとにかくムシが少なく、新規で出会えたムシも
ごく僅かですので長々と「放浪記」を書く内容の濃い記事が少なく、今回は
まとめてダイジェストでします!

では、どうぞ!




─2015・7・4IN岐阜・長野─


この日は「マタタビの主」とツツジの住民「ソボリンゴ」を
狙うべく雨の中、裏御岳はH高原とその隣のK高原に探策に大阪から岐阜の地に転勤してきた
若手ムシ屋のT君と一緒に出かけた。

現地でも強い雨は変わらず・・・先ずはK高原のソボリンゴポイントから探策開始。


探策してすぐに、ツツジ葉裏の本種を発見!


ソボリンゴカミキリ
Oberea sobosana Ohbayashi,1956

うれしい初採集!(^^)

見た目はタダリンゴ(リンゴカミキリ)にちょっと似ている気がする・・・。


お腹側。

Oberea系は種によって腹側の黒帯の数や形にそれぞれ特徴があるようだ。

これで、タダリンゴ、シラハタ、ホソキ、そして今回のソボとOberea系は4種となった。

この雨の中、T君と系6頭のソボを採集でき、次に岐阜のH高原に移動
して、「マタタビの主」を探すことに・・・。

30分ほどでポイントに到着。


マタタビの花はちょうど満開!

橋のたもとのマタタビをT君が掬うといきなり2頭ゲット!

僕も他のマタタビを掬ってなんとか1頭ゲット!


ニセハムシハナカミキリ
Lemula japonica Tamanuki,1939

過去に長野で採集済みだが、地元岐阜県産ということでこれはこれで嬉しい。


前胸部のアップ。

ヒナルリハナにちょっと似ているが、体色はもとより一番の違いはこの前胸の2つのコブ。

しかし、本種はピッカピカのムシですなぁ~


高所のマタタビを掬うT君。

結局、この後が続かず、ニセハムシハナ探策は終了。


ここで、こっちの方に採集に来られていたeichanさんと合流、それとニセハムシ狙いで
来られていた年配のムシ屋の方と4人でしばし談笑。

eichanさんは昨日と今日の2日間で計10頭のニセハムシを採られていた。

この後、T君がまだ未採集のコトラ狙いでK高原までもどったが、この雨ではどうしようもなく
タイムアップ!


帰りの某道の駅で出会ったツバメのヒナ3兄弟。
可愛いな~^^

T君 お疲れ~! コトラはまた次の機会に。




 
─7・12 IN 岐阜─


今回狙うムシは亜高山帯の針葉樹の大型ハナカミキリ「アラメハナ」と局地的な分布を
示す「シナノエゾハイイロハナ」の2種。

思えば、シナノエゾは10年ほど前に出会って以来、まったく採れておらず、
アラメも何度かチャレンジしたがいまだ連敗である。

今回も前回と同所である岐阜はH高原に向かう。

深夜に車を走らせ、H高原に行く前にとある有名灯火ポイントであるカミキリを狙う。

この灯火ポイント、数年前は極秘ポイントであったが、今ではカミキリ屋の
間では超有名ポイントになってしまった。

今回はこのポイントで、名古屋のM.Tさん、そして前回 一緒だったT君と待ち合わせを
している。

最初にT君と合流し、早速ライト片手に探策。

すると、すぐに目的のカミキリが見つかった!



ヨツボシカミキリ
Stenygrinum quadrinotatum Bates,1873

昔はあちこちで見られたらしいが、今では数が激減して稀種となってしまった
謎の多いカミキリだ。

その後もポツポツ追加でき、2人で計4頭のヨツボシをゲットできた。

ここで、M.Tさんも合流、M.Tさんは帰りにヨツボシを狙うということで
途中の某道の駅で仮眠して3人でH高原に向かう。

先ずはシナノエゾを狙うべく、ポイントのツガの倒木へ向かう。

探し初めて、いきなりM.Tさんがツガ倒木上のシナノエゾをゲット!

これに火が付いて、3人で追加を探すも後が続かす・・・

ここで、僕とT君はアラメを探すため、シナノポイントを離れて
ササ薮をかき分けて順番に針葉樹立ち枯れを見ていくが結局徒労に終わる(T_T)

アラメを諦めて再度シナノエゾポイントに戻ると
ビオスケさん、それと相方のウメちゃんさん、ツジウスさんと大御所のムシ屋さんたちもシナノエゾ狙い
で来られていた。


みんなでワイワイ、ガヤガヤととても楽しい時間であった。

結局、M.Tさん以外だれ一人シナノエゾは採れずあえなく終了となってしまった・・・。



途中で見つけた針葉樹の小さな土場で、最後の悪あがき。


ヒメマルクビヒラタカミキリ
Asemum punctulatum Blessig,1872

大小さまざまな個体がみられた。写真は比較的大型の個体で体長は15ミリほど。

同属のオオマルクビに比べて、前胸にツヤがあるのが特徴。


トドマツカミキリ
Tetropium castaneum Linnaeus,1758

こちらもかなりの数が見られた。

割と地域限定の種だが、いる所にはいるものである。

これにて本日タイムアップ!


今回 御一緒したムシ屋の方々、本当にお疲れ様でした!
またどこかで御一緒しましょう!(^_^)