ずいぶん お待たせしちゃいました!(^^)
実はあれが出てくるのを首を長くして待って
いたので更新しないでおいたのですが、ようやく待ちに待ったあれが・・・
その正体は当記事の最後にね!^^
華やかだった桜も終わり、新緑の萌える季節になりましたね!
さぁGW!、僕たちムシ屋の本格的なシーズンオン!
今年もどんなムシたちと出会えるにか今から楽しみですね^_^
では本編を・・・
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去年5月、初めての広島遠征で目的の
カミキリにかすりもせず大惨敗・・・
これからどう攻略しようかと悩んでいたのだが去年9月、岐阜の山奥で広島在住のムシムシQさんと
偶然の出会いがあり事は大きく動き出した(ちょっとオーバーかな笑)
きっと去年の広島遠征があまりに悲惨だったので
神様が憐れんでムシムシQさんと巡り会わせてくれたのだろう・・・
(神様アリガト!涙)
ムシムシQさんに今回の遠征にぜひご一緒してくれませんか?とお願いしたところ、
快く引き受けてくださった。
そしてもう一人、eichanさんもご一緒したいとのことをお伝えすると
こちらも承諾してくださった。(ありがとうございます!m(__)m)
早朝4時に京都在住のeichanさん宅で合流し、一路広島へ・・・
そして8時過ぎ、無事にムシムシQさんと合流。
ここでムシムシQさんからのサプライズ!
採れないときのためにと、ムモン枝2本づつ、カミキリの標本を数種、それと
生きたとあるカミキリをeichanさんと僕にそれぞれ下さったのだ!(どんな種類かはまた後日^^)
挨拶もそこそこに、ムシムシQさんの案内で先ずはムモンベニの枝採ポイントへ・・・
今回はムシムシQさんの提案で午前中がムモンベニ、午後からはモンクロベニというスケジュールである。
車でわずか2~3分、とある伐採地に到着。
ここでムシムシQさんからムモンベニ枝採のアドバイスをいただく。
ムモンの幼虫は湿度に大変弱いらしく、伐採地上部の風通しの良い
伐採枝が良いとのこと。
そしてムモンの穿孔枝はリンゴカミキリのように、
不要な枝先をスッパリ切り落とすとのこと。
と!いきなり僕がムモンの穿孔枝と思われる枝を発見!
ムシムシQさんからも「よく見つけたね」とお褒めのお言葉をいただいて
気をよくしたのもつかの間、ここからまったく続かない。
大量に積まれた枝から穿孔枝を見つけ出すのは思ったよりかなり難しいのだ。
がしかし!eichanさんはここから快進撃!
次々と穿孔枝を見つけ出し、アッという間に二桁までいってしまった!
これが僕のようなショボいムシ屋と達人の違いなのか・・・
ムシムシQさんも遠目にはまったり採集しているように見えるのだが、
枝を次々と見つけ出していく・・・達人の眼力 恐るべし!(手前のオレンジリュックはeichanさん)
必死に探してようやく2本目の穿孔枝を発見、枝を上から見てたのでは発見はほぼ不可能、
斜面を下りて枝を真正面から見なければならない。

photo by eichanさん
やや高い所が苦手が僕には斜面はやっぱり怖いのである(笑
3本目をやっと見つけ、eichanさん、ムシムシQさんの見つけた枝を
ご厚意で採らせていただいて計5本になったよころでムモン枝採は終了~
待ち合わせ場所まで戻って3人でカミキリ話で談笑しながら昼食タイム。
さて!昼からは岡山に入り、モンクロ探策だ!
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ムモン枝採ポイントから車で15分ほど、岡山のとある伐採地跡に到着。
ここでムシムシQさんからモンクロ攻略のアドバイスをいただく。
原っぱの中に伐採枝が落ちており、その中から菌糸の回った湿った枝を探すというもの。
早速、草原に突入~!・・・痛!(>_<)
何の変哲もないただの原っぱに見えるかもしれないが、実は一歩踏み込むとノバラやタラノキなど
有棘植物がいたるところに生えており数メートル移動するだけでもかなり痛い思いをする。
モンクロ枝採はその痛みに耐えなければならない、正に茨の道なのだ。
上部の枝は乾燥ぎみなので、下の湿った枝を引っ張り出し、割る作業を繰り返す。
枝を調べるeichanさん。達人の眼力をもってしても、モンクロ材を見極めるのは
なかなか難しいようだ。
そしてどれほど材を探しただろうか、ようやく当たりの材を見つけた!
右側の切り口からモンクロの顔がわずかに見える・・・
慎重に取り出していくと・・・

モンクロベニカミキリ
Purpuricenus (Sternoplistes) lituratus Ganglbauer,1886
やや小振りの個体だが、上翅のシルクハット模様がなんとも言えず素晴らしい!
次に割り出したのは先ほどの個体より一回り大きな♂。
この後、しばらく当たりはなかったが、ようやく♀を割り出すことができた。
達人お二人の貴重なツーショット。
その背中からはオーラが!・・・(笑
eichanさんも前半は苦戦されたものの、後半で♂2頭、♀1頭を割り出し、
最後にムシムシQさんが割り出された大きな♀をeichanさんと僕にそれぞれ譲ってくださり
お互い2ペアとなったところでモンクロ探策は終了となった。
ムシムシQさんお忙しい中ムモン、モンクロのポイントを
案内してくださり、大変充実した1日となりました、本当にありがとうございました!m(__)m
またぜひ採集にこちらにお越しください!(^^)
eichanさん、大変お疲れ様でした!
お互い素晴らしいベニカミキリコンビを採ることができて本当に良かったですね!\(^o^)/
そして・・・

ムモンベニカミキリ
Amarysius sanguinipennis (Blessig,1872)
2017・4・11羽脱

ムモンベニカミキリ♀
1017・4・13羽脱