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ロットン虫採り放浪記

日記、放浪記、標本紹介

那智ナンキ ・ 高知、徳島県境産コブも無事に羽化!

2018-06-22 22:16:34 | 日記

コブの記事ばかりで恐縮ですが、
飼育コブのご報告は今記事でとりあえず終了ということで^^


那智ナンキセダカコブ 2018・6・11羽化


3日ほど経って体が固まってから撮影。
体長約22ミリの大きな♀でした。

いいですね~このコブの左右の張り出し(^^)

これまで育てたコブでは最大でした。


矢筈のアップ。
ナンキらしく左右に広がっているものの、大きさの割にトゲは短め・・・

まぁこれも個体差かな^^

那智ナンキは幼虫2頭のうち、1頭 死んじゃったからなぁ~
生きていたらペアになっていたかも(T_T)

また採りに行こ!


高知・徳島県境産コブ 2018・6・12羽化

こちら高知・徳島の県境の某山のコブです。

四国南東部産コブのポイントよりかなり西になります。


体長約20ミリのこちらも♀でした。

想えば土砂降りの雨の中、寒さで悴む手にムチを打って
ようやく見つけた10ミリにも満たない小さな幼虫・・・
それがよくここまで立派に育ってくれたよ~(涙


矢筈のアップ。
う~ん・・・トゲというより左右に割れてるだけ・・・みたいな(笑
こちらもいずれ♂を採らねば!

 四国南東部産セダカ 2号、3号無事に羽化!

2018-06-10 22:12:52 | 日記
待ちに待った四国南東部産セダカが無事に
羽化しました!\(^o^)/

先ずは2号。

(1号は去年12月、季節外れに羽化した極小の♀になります。)



2018・6・6羽化

カミキリの羽化ってわずか2~3分で
アッという間なんですね~・・・

最近、四国はサヌキ、ツルギに加えて
この南東部産が第3の亜種になったようです。


4日ほど経って、触角もだいぶ伸びてきました。

この触角の長さ、しかも体長約20ミリと立派な♂です^^

そしてこの黒さ、いいですね~


背中の隆起もなかなかでございます!


2018・6・9羽化

そして3号、2号より一回り小さい♂でしたが、南東部亜種の特徴は十分でてますね^^


こちらは翅端の形状ですが、なんで「クロナンキ」って呼ぶように
なったんだろ??


こちらは去年羽化した南紀南西部産の真正ナンキセダカ。
ちょっとピンぼけで分かりにくいですが、矢筈が左右に張り出し棘も鋭いですね。
まぁ、多少の個体差はあると思いますが。

「クロナンキ」という名前で合ってるのは色ぐらいかと思うのですが(汗

まぁこの話題はここまでにしときましょう・・・。

南東部産の次はやっぱり南西部産の「シロ」を採らねば!

 静岡産コブ4号まで羽化、四国南東部産コブ3号、高知・徳島県境産コブ、那智ナンキ全て蛹化!

2018-06-03 22:46:59 | 日記
6月に入りましたね~!
待ちに待った夏シーズン開幕って感じ(^^)

6月からは本格的な遠征に行く
計画をいろいろ立ててます、今から楽しみ!^^

今回も前記事のコブ飼育のご報告の
続きです。


先ずは、静岡産コブ3号の羽化。
菌糸カップを眺めていたら、ん!?何か視線を感じるぞ!

カップの側面に開いた穴からこちらを
窺うコブの顔が!

出してみると、なかなか立派な♂個体でした。


で、こちらが静岡産コブ4号。
なんと、こちらも♂個体!

おいおい♀が出てこないぞ~(汗

残りはあと3頭ですが、実はまだ幼虫なのですよ(+_+)

コブの♂は触角が長くてカッコイイけど
やっぱりペアで揃えないとね・・・。


こちらは前記事でご紹介した四国南東部産コブのサナギ。

あれから10日以上経ち、眼や大顎などがはっきりしてきました。
羽化が待ちきれないなぁ~(笑

もしかしたら他のコブはカップ内で羽化してるかも!?
菌糸を順番に割っていくと・・・




上から四国南東部産コブ別個体、高知・徳島県境産コブ、那智ナンキ。

すべてサナギでした。

驚いたのは、そのすべてが20ミリ級の大型ばかり!

うん、いいね、いいね~、成虫を拝むのが今からメチャ楽しみです!\(^o^)/


 静岡産コブ 無事に羽化

2018-05-22 21:27:52 | 日記

待ちに待ったコブ1号が羽化しました!\(^o^)/


2018・5・15羽化

静岡産は初だらかうれしい~^^
静岡だから亜種名はイワワキかな・・・

ここのエリアの個体群は灰色っぽいと聞いて
いたけど、この個体は茶色いぞ!・・・

その3日後・・・


2号が羽化。お!こっちの個体は確かに上翅が灰色だ!

う~ん、全ての個体が灰色になるんじゃなくて、
やっぱり個体差があるってことか・・・

これなら那智ナンキ、四国南東コブも菌糸の中で成虫になってるかも!?

四国南東産コブの菌糸をゆっくり割ってみると・・・


わ!サナギだった!しかもけっこうデカいぞ!

まぁ無防備なサナギの時期は菌糸に巻かれる
ことも多いので、濡れたテッシュをひいた別容器に保管。

無事に成虫になっておくれ(^^)




 5/11 ヤマシャクヤクの妖精に会いに IN 某所

2018-05-14 00:17:00 | 日記
関西のS君から久しぶりに連絡があり、
「この辺りでキマルが採れるトコありますかね~?」との話。

あの山にはいるとは聞いたことあるけどね~・・・
と伝えたところ、彼は後日、本当にその山でキマルを複数採集してしまった!

「後の話でも触れますが、最初はちょっと放浪記
を書こうと思いましたが諸事情でご報告のみということでご了承くださいませm(__)m」

やっぱりいるんだ!ということで、
有給もらって平日に行くことにした。

4年前に長野の有名産地で採集したが、
こちらの方がアクセス的にはかなり近い。

高速を使って40分ほどで
目的の登山道に到着。

時間は7時30分、早速準備をして登山開始!


それにしても今日は快晴、最初は肌寒かったが、次第に気温も上昇し
汗がじゎ~っとでてきた。

うん、良い登山日和だ!

登り始めて1時間半、S君に教えてもらったヤマシャクヤクのポイント
近くに来ているはずだが、なにせ初めてなのでいまいち場所が分からない。

後ろから登山者の方が登ってきたので尋ねてみると、
その方もヤマシャクヤクを見にきたということでポイントまで
案内していただけることになった。

しばらく歩くと、左斜面にヤマシャクがポツポツ見え始めた。


すると登山者の方が、ヤマシャクの群落ならもうちょっと先にあるよ・・・
と教えてくださった。

そっちへ行ってみると、2~30株ほどまとまっ生えている
場所がいくつかあり早速妖精探し・・・。

探し初めて20分ほど、ようやく最初の妖精を見つけた!


フタスジカタビロハナカミキリ
Brachyta bifasciata japonica (Matsushita,1933)

4年ぶりの再会、透き通るような薄黄色の上翅と触角の
下半分の黄色、そして脚の黄色と黒のコントラストが実に美しい・・・。



その後、1時間ちょいの探策で4頭を確認。

まだ探せば採れそうだがもう十分、ゆっくり下山することにしよう・・・。

案内していただいた登山者の方がここで虫採りなんて
聞いたことがないと言っていたので、ほとんど知られていない場所なのだろう。

去り際に登山者の方が、ここは一部の登山者しか知らない場所で
ヤマシャク盗掘の恐れもあるのでくれぐれも秘密で・・・とのこと。


詳しい情報を教えてくれたS君、
そして現地でヤマシャク群落を案内してくださった登山者の方に感謝!
ありがとうございましたm(__)m