２人の優しい日本人

はー。熱は７度台なんですが、すっかり風邪っぴきです。
今日もいい天気だけど、一日家でグホグホしながら一人犬と戯れてます。

　でも昨日は、ちょっとほんわかな事がありました。

体調が悪かったので、駅まで歩けず、地下鉄+バスで家まで帰ったんですね。
なんとか家の方に行くバスには乗れたものの、初めてなのでどこで降りて良いか分らなかったんです。

一応うちは５丁目なんですが、５丁目は長くて、うちは道路渡ればゾーン。
だけどバス停は「２丁目、３丁目、５丁目、７丁目」。

そして、ドキドキしながらついた５丁目は、うちから徒歩６分の位置。…微妙！！
そこで遅らせて申し訳ないながら、運転手さんに「小学校（家から徒歩１分）に行くのに一番近いえきはどこですか…？」と聞いてみました。
でも運転手さんも「うーん」と迷い顔だったので、「すみません；；ここで降ります」と降りようとしたら

「小学校なら、次かその次がいいと思いますよ」

かわいい赤ちゃん連れの若いお母さんが優しく声を掛けてくれました。

「確か６丁目あたりだから、ここからじゃちょっと歩くことになるんですよ」と。

「有難うございます。あ、じゃぁすみません、降りません」；；と恐縮しながら席に戻ったら、こんどは一番前に座ってたおじさんが

「小学校なら、次の次！７丁目のところで左に曲がるから、近づくんだ」

とぶっきらぼうに声を掛けてくれて、さっきのお母さんもまた

「あ、ここ。このみちをまっすぐいくと、すぐ小学校あるから。」

と窓を指差して教えてくれました。

そしていよいよその駅近くになると、おじさんがまた

「いいか、おりてまっすぐ行くと、横断歩道あるから。そこを、左だ。そしたら左手に見えっから。な？いいか。横断歩道だぞ。信号あっから」

そして降り際に「有難うございました」とお二人にお礼を言ったら、おかあさんは笑ってくれて、おじさんはまた「横断歩道だぞ！」といってくれました(笑)（どんだけ私は頼りなく見えてたんだろう…まぁ声もからからでほぼスッピンだったしなぁ…：笑)

 

なんかね、当たり前なのかもしれないですけど、嬉しかったです。
マンションばっかりになって、ご近所さんも良く知らない生活してますけど、「うちの地元、やさしいじゃん！」って思いました。ほんで、私ももっともっと優しい人になりたいと思いましたよ。

おじさんなんて、バスが私を抜かす時に、あごで「そっちだ」みたいに窓から示してくれたし(笑)
思いっきりしょっちゅう犬の散歩で通ってるところなんですけど、私もお辞儀して、「へぇ、こういうところなんだ」みたいな顔して歩き出しました(笑)

思いがけず、良い日になりました。