二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

明日は大谷を休ませるべき

2023-06-14 | 試合の感想
23/06/13(火) TEX(A) 第二戦 https://www.mlb.com/gameday/angels-vs-rangers/2023/06/13/717780/final/box

 今日は、Trout [31-311d] が24試合ぶりに休養を取り、一方、大谷は相変わらずフル出場。
(ちなみにこの2日間の打者大谷の活躍でbWARがそれぞれ+0.3、+0.3。ただ、bWARは投手の活躍の方が変動幅が大きい[試合の半分を支配できるため])
先発が8試合連続でQSに失敗しながら、打線とブルペンのお陰で2勝を挙げ、これで明日、明後日で負けたとしてもイーブンです。

 明日のTEX先発は元同僚左腕の Andrew Heaney (L) 32-009d 188/90 [中4日(今季3回目)] 6QS/12GS 4-4 63.0回 4.14ERA .223AVG 1.254WHIP 0.2bWAR 104ERA+ 8.39RS
注目すべきは、大量の援護点[8.39]。それはともかく、 Heaney投手はTEXでは最も不安定なSPですが、左打者には成績が良く[10.1回、.118AVG、1.16WHIP、12K/ 8BB 0HR]、
今季の打者大谷は、

    AVG OBP  SLG OPS   OPS評価    HR
対右腕 .314 .393  .644 1.037  A 素晴らしい 16[75%]
対左腕 .242 .324  .470  .794  C 良い    4[25%]
 差  -.072 -.069 -.174 -.243

と左腕に対して成績が悪く、先発登板前日ということもあり、休ませる合理的理由があります。

23/06/09 大谷は先発登板の前日試合は休ませるべき https://blog.goo.ne.jp/shohei_ohtani_17/e/c1041ac31f70e8998dd08966fd1d5992

 今日の試合も5出塁・1盗塁・二塁から本塁生還*2回と、相当、体力を消耗しているはずです。
明日、ブルペンで調整登板した上で試合にDH出場するのは、前回のSEA戦(疲労困憊)があっただけに絶対、避けなければいけません。
仮にTEX 第4戦で前回と同様の状態だと、投手大谷の評判に傷が付いてしまいます。

 大谷選手が休養して、エンゼルスがどういう試合を行うか、TEX相手に勝つことが出来るのか、今日の試合と比較すると面白いでしょう。

 大谷選手が休養すれば、自動的にDHスポットが空き、
復帰後、打撃不振で守備指標の悪い三塁Rendon、
長期的な打撃不振の中堅Trout、
守備指標は良いが腰の張りで不安のある三塁/SS/一塁Urshela
 とDHで休ませられる選手が沢山います。(ま、現状、DH:Rendon、3B:Rengifo、でしょうね)

 選手の好不調は、実は監督やGMによる選手のスケジュール管理と関連しているのが理解できるでしょう。
このエンゼルスという組織は、特定の選手に過度に依存し、不調に陥っても交代させない、怪我をしてから交代させる、酷い組織です。
O'Hoppeの怪我、Troutの不振、Rendonの怪我、Renfroeの不調、投手大谷の疲労、Urshelaの腰の張りも全て説明がつきます。

 そして、現在の打撃陣で最も穴になっているのが1塁 Jared Walsh [29-319d] です。[.115 .270 .173 .443 SO% 33.3%]
残念ながら試合に出場することもベンチに置くことにも値しません。(直球系に振り遅れ三振) 契約上、マイナー調整できるのであれば、落とすべきです。
エンゼルスはWalshの不振で慌てて、引退後、復帰した選手とマイナー契約を結びましたが、遅すぎます。
そもそも、エンゼルスは生え抜きの選手の査定が甘すぎます。José Suarez [25-162d]、Chase Silseth [23-027d]、 そして Jared Walsh [29-319d] ですね。

 ブルペンはTeperaをようやく解雇して、大幅入れ替えに成功しましたが、先発陣が試合を作れていません。(QS=6回3自責点以下) [投手大谷が苦戦しているのは疲労が原因]
直近18試合で、QSはわずか4試合[22.2%]。5回未満が3試合[16.7%]、現在、ブルペンに過度の負担がかかっています。
 大谷以外の先発投手はDHで出場していない、他球団よりも1日長く休めるにも関わらず、この不甲斐なさ。
先発陣が改善しない限りエンゼルスはポストシーズンは無理でしょう。いずれ酷使からブルペンが崩壊するのは必至です。

 明日、打者大谷が休養し、仮に試合に負けても、翌日、投手大谷が活躍し勝利すれば、地区首位チーム相手に3勝1敗となり、チームに勢いが出てくるでしょう。
まともな球団ならそうするはずです。BOSの吉田選手の扱いや、CHCの鈴木選手の扱い、NYMの千賀投手の扱いを見ても、疲れや怪我予防のために配慮がなされています。
エンゼルスは大谷翔平を馬車馬のごとく働かせ、酷使に次ぐ酷使、大谷の体が悲鳴を上げるまで使い倒す、最悪の球団ですよ。
OAKの藤浪投手の扱いが、まるで天使に見えてきますね! 
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