二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

5月28日(火) NYM(A) 第一戦

2024-05-29 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-mets/2024/05/28/745818/live/summary
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=745818

    R  H  xBA  HH%
LAD :5 11  .236 33.3
NYM:2 4  .109  53.6

大谷:5打数0安打 2三振。
LAD:◯ ようやく連敗がストップ。あやうく6連敗するところだった。Glasnowは3回裏に四球-HRと相手に先制の2失点を献上するも、7回2失点とリズムよく投げ、HQS、エースの役割を果たす。
   ☓ 大谷翔平はこれまで何回も指摘してきたとおり、試合延期で一日休みになるも状態は変わらず。

1.B/Sの見極めが全くできていない
2.甘い球を見逃す
3.B球/厳しい球に手を出す
4.HH出来ない。当てただけのゴロばかり。(今日、4-1 3Kだった7番Chris Taylorと並んでチーム内でHHがなかった)

  最悪の状態です。第四打席でDPを防ぐため一塁に懸命に走りましたが、やはり全力疾走できていません。怪我をかばうようなおかしなフォームで走っています。
 また、課題の“内角攻め”に全く対応できておらず、B球に手を出してカウントを悪くし、投手有利になっています。
 そして、直球系に振り遅れており、昨季からxBA/xSLGとも低下しています。

  現在、本当に見ていて恥ずかしい内容で、LADの足を引っ張っています。打撃コーチや新しい通訳(データ分析)はアドバイスしないのでしょうか?
 アドバイスしていて、この状態なら、スタメンを外れるべきです。もうHRどころか、外野に飛球すら期待できません。
 大谷翔平は第二試合を休むべきです。今日はダブルヘッダーなので、捕手は試合を分けるでしょうから、大谷が第二試合を休めば、左腕に強いSmithがDHで出場できます。
 
  あと関係ないですが、以前から気になっていたこと。
 髪をいい加減切るべきです。鬱陶しく見えます。妻の好みなのか知りませんが、気分をリフレッシュさせるためにも、切ったほうがいい。

 [追記] スタメン発表で、どうやら第二試合は、SmtihがDHとして出場し、大谷翔平は欠場のようです。

  やはり、「我々には大谷翔平が必要だ」などと強弁して、出場させ続けたロバーツ監督の責任は重いでしょう。
 牽制球を受け打撲した段階から経過観察し、出場を取りやめるなどしていれば、ここまで酷い最悪の状態にはならなかったでしょうから。

5月26日(日) CIN(A) 第三戦

2024-05-27 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-reds/2024/05/26/746711/live
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=746711

・大谷選手は試合に出場。
・2-0  内野ゴロ2つ。状態は最悪で、打撃内容も非常に悪い。
・5回終了時、降雨中断。
・LADのチーム状態も最悪で、Bullpen崩壊―打線が総じて不振―先発が試合を作れない というここまでの流れで、試合を再開しても5連敗となるでしょう。

  試合の中で大谷選手は、全く元気がなく、覇気もなく、戦略もなく、ただ、バッターボックスに立っているだけ。来た球を何も考えずに振っているだけ。
 こんな大谷翔平は見たことがない!というレベルです。悲しいですね。まるで、その姿はロボットか、人形かのようです。
 あまりにも打撃成績も内容も悪いので、強制的に休ませるべき状態ですが、チームの状態はそれ以上に悪く、代替選手もいないという。
  チームは大谷翔平を守るべきです。単なる打撲にしては、現状、打撃や走塁への影響が大きすぎる。(過去あった死球や自打球でもここまでの悪影響はなかった)
 彼の過去の性格から精密検査も強制的に受けさせるべきです。患部をかばってプレイし続けると、他の部位を痛めるというのは、よくあることですので。

  ここからチームをどう立て直すのか? 先発投手が長いイニングを無失点で投げるしかないですね。LAA時代の大谷翔平がそうしたように。

5月25日(土) CIN(A) 第二戦

2024-05-26 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-reds/2024/05/25/746710/live/summary
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=746710

 試合の結果や内容やともかく、今日の大谷翔平が見せた第三打席での一塁線に打球を打った(三塁打)際の走塁の様子を見て、我々第三者にも明らかに異常が見受けられたと思います。
大谷選手は一塁線を抜けた打球なのに、なぜか、全力疾走していなかった。まるで軽く走っているようなスピードでした。
いつもなら、内野ゴロでも際どいタイミングなら全力疾走。今回の当たりなら、本来、三塁打を狙えるので、より全力疾走していたはずです。

 これは後から関連報道が出るかと思いますが、以前(約2週間前) 痛めていた腰の状態が悪化したと考えるのが妥当でしょう。
一日休んだ[5/12(日)SDP戦] 後の05/14(火)のSFG(A)での試合後のコメント https://full-count.jp/2024/05/15/post1556563/
「(腰の状態は)まだ100ではないですけど、大丈夫です。良い結果につながっていると思います」

  過去の、身体の状態が悪くなった時の大谷翔平の打席は、非常に淡白で粘りがなく、三振が多くなるというものです。
 今日はまさにそれだったと思います。4打数1安打(三塁打) 3三振(チーム最多)。

  腰の張り、腰の怪我というのは、再発しやすく完治しにくいものだそうです。これはアスリートに限らず。
 今季序盤の1/3を過ぎたこの時期に、2度目の腰の悪化というのは、今季だけでなく、長期契約の懸念事項になると思われます。
 違和感があったり、痛みがあれば、すぐ申し出て、スタメンを外れるべきです。(状態が悪化すれば、1ヶ月以上ILに入ることになりかねない。そうなれば、All Star Game出場は不可能に)
 無理に出場を続けても、直近の試合のように成績が悪化し、チームに迷惑がかかってしまいます。(コンディションが悪い状況で出場すれば、違う部位の怪我につながる場合も)
  LADはぶっちゃけ、レギュラーシーズンの成績は重要ではありません。ポストシーズンの成績がはるかに重要な球団なのです。
 究極的には、レギュラーシーズンは、ポストシーズンへの助走にしか過ぎません。
  昨季、HOUのベイカー監督の示唆に富むインタビューがあったように、確か年間10試合(?)程度は主力選手は定期的に休むべきだと。
 月1回(計6回)、連戦が続く日程の中間あたりに休むべきなのです。あとは成績に応じて(不振時に) 4回程度、休むべきなのです。
 これで年間を通じて健康と良好なコンディションを維持するわけです。LAA時代のようにたった一人で全てを背負う必要性は全く無いのです。
  これは長期的なスパンで考えても合理的です。良好な成績を維持できるのは30代前半までで、35歳を超えれば、毎日試合に出場するのも肉体的に厳しくなってくる。
 従って、今季ここまで(今回合わせて)2回目の疲労性の腰痛(?) は、野球の神様からの警告サインと受け取るべきでしょう。

  LADのチーム側も、長期契約で高年俸のBetts、大谷、Freemanの健康とコンディションは注意しないといけません。
 成績が低下したり、ボディランゲージとして“良くないサイン”が現れているときは、積極的に休ませてほしい。それで勝てないならば、チームの総合力が足りないということ。

  現在、LADは5番を打っていた左打者のMuncyが抜けた影響が大きく、得点に繋がらない状況です。(Muncyの代わりに能力の劣る控え選手が出場)
 中軸は「3.Freeman*、4.Smith、5.Muncy*、6.T. Her」と左右の並びも良く、Freeman、Smithが凡退しても、Muncyの長打(HR)がLADの得点パターンの一つだった。
 相手投手からしたら、LADは6番まで気が抜けない打線となっていた。開幕当初から下位(7-9番打者)の出塁率が問題だったが、Muncyが抜けてそれが(6-9番打者)にまで拡大。

5/16(金) CIN戦前の打撃練習中に右斜筋を痛める   グレード1は通常1ヶ月かかる
 復帰予定:6月
 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、5月24日(金)のシンシナティ戦の前に、マンシーの復帰の可能性についてより慎重な口調で、マンシーがグレード1のひずみと診断され、
 チームが安全策をとり、完全に回復するチャンスを与える間、数日間はティー打撃から進歩しない可能性が高いと語った。(最終更新:5月24日[金])


  明日のデーゲームの左腕 Andrew Abbott の試合は休養したほうがいいでしょう。

  追加情報があれば、追記します。

https://www.mlb.com/dodgers/news/dodgers-injuries-and-roster-moves
5月25日:DH大谷翔平が右ハムストリング打撲の治療
ドジャースのデイブ・ロバーツ監督は土曜日のレッズ戦の3対1の敗戦後、負傷を認め、ドジャースの直近のホームスタンド中に負傷したことを示唆した。
シンシナティの先発投手ハンター・グリーンに対して最初の2打席で三振を奪った後、オオタニは6回に右翼線に三塁打を打った。
彼が一塁バッグに当たったとき、彼が全速力で走っていないことにすぐに気づきました。「むしろ、ハムストリングを管理するようなものです」とロバーツ氏は語った。
「しかし、今日は昨日よりも良かった。 そして、私たちには彼がそこにいてほしいだけなのです。 だから私たちはそれを押し付けたくなかった。
  ... それはホームスタンドで、彼がスローオーバーで一塁にいたときに打たれ、右ハムストリングに直撃した。
 そしてそこからが始まったのだと思います。 それで、良かったのは負担がなかったということです。 それは打撲だったので、我々はただ対処しようとしているところだ。」

24/05/26(日) Full-Count 大谷翔平、走塁の異変は太もも裏の打撲 牽制直撃が要因…指揮官説明「張りではない」 https://full-count.jp/2024/05/26/post1561094/
> 大谷は16日(同17日)のレッズ戦で一塁上で左太ももの裏に牽制球が直撃。塁上で苦悶の表情を浮かべていた。
その後、すぐさま二盗を決めていたが、9回に代打を送られ途中交代していた。
指揮官は「そこから始まったんだと思う」と説明。「私たちは張りではなく、打撲を対処しようとしようとしていることはいいニュースだ」と軽傷を強調した。

  腰のハリなくても、左太ももの裏の打撲であっても、全力疾走できなければ、打撃内容も悪いので、明日は休ませてほしいですね。
 6/04(火) PIT(A)戦までの今後のLADの日程を見えると、明日休めば、9日間で3日休めることになります。(1シリーズおきに休養を取ることに)
   
             牽制が直撃した後の大谷翔平の打撃成績
16(木) CIN ● Bullpen Day 2-0 初回:牽制直撃 1K 1BB         LHP:Suter (Opener) - 1B:Steer  Shohei Ohtani Bobblehead
17(金) CIN ◯ Montas    4-1HR 2打点 2得点 1K
18(土) CIN ◯ Ashcraft   4-0                    [Betts休養/1番打者として出場]   Will Smith Bobblehead 
19(日) CIN ◯ Greene    4-2   1打点    1K                             Teacher Appreciation Day
20(月) ARI ◯ Cecconi   3-0     1得点   1BB        LHP:Mantiply (Opener)        Hawaiian Shirt Night 
21(火) ARI ● Pfaadt    4-2  1打点 2得点 1K   2SB(三盗/二盗)                  Mookie Betts Bobblehead
22(水) ARI ● Nelson    4-1                    LHP:Hughes (Opener)        Korean Heritage Night
23(木) 休
24(金) CIN ● Ashcraft   5-1  1打点                この日から何かおかしかった。直撃してから今日の試合まで[中8日]
25(土) CIN ● Greene    4-1        3K           【一塁線三塁打で全力疾走出来ない】 
             34-8 [.235] 直撃翌日にHRを打って以降、7試合で0HR。

      AVG/OBP/SLG/OPS
直近7試合 .214/.267/.321/.588 F 悪い

 [中8日]でどれだけ患部の症状が改善するか不明ですが、左太もも裏だと、左打者では後ろ足になり、投球に対しタイミングを取る際、力を貯める重要な部位だと思います。
 右太もも裏ならば、タイミングを取る前足になります。
 全力疾走できないだけでなく、当然、打撃にも影響はあるでしょう。21(火) に2SBした時よりも、状態は悪化している可能性もあります。
 この期間の対戦投手は全て右投手ということで、不振だった打線の中で、大谷を外す理由がなかったということもあるでしょう。


 関係ないですが、今日のAbemaの解説は最悪でしたね。本当に試合と関係ない話ばかりで。内輪話は他でやれと。大嫌いです。

5月24日(金) CIN(A) 第一戦

2024-05-25 | 試合の感想
  今季は大谷翔平選手がDH専任で二刀流でないので特に単独の試合の感想記事をUPしていなかったのですが、今日は言いたいことを言います。
 今日の試合は、大谷選手個人もLADもチームとしてもあまりにも酷かった。NL中地区最下位相手に、落としてはいけない勝てる試合を落としてしまった。

5/18(土) CIN-LAD https://www.mlb.com/gameday/reds-vs-dodgers/2024/05/18/746142/final/summary/all
[中5日]
5/24(金) LAD-CIN https://www.mlb.com/gameday/dodgers-vs-reds/2024/05/24/746713/final/summary/all


 [内角攻め]

  まず最初に、大谷翔平について。
 残念ながら彼は今、スランプに陥っています。相手投手から“内角攻め”をされて、開幕当初からそれに対応できていない。

 1.ボール/ストライクの見極めができてない。(特に内角のゾーン)
 2.打つべき球を打てていない、打つべきでない球を打ちに行っている。(“好球必打”が出来ていない。初球の甘い球を見逃し、追い込まれてからボール球を振らされている)
 3.内角の球をHHして長打にできていない。相手投手がカウントを稼ぐ“美味しい球”になっている。(ファウル、右方向の内野ゴロ、内野ポップフライ)


  3.は、これはバッティングスタンスの構造的な問題です。
 本来、強打者の内角のゾーンは、“HRボール”なわけですが、大谷選手の場合は、オープンスタンスで構えますが、投球に対し前足を上げ―下ろして、距離を微調整することが出来ないわけです。
 (“緩急”に強いが、ベース幅を使った“左右の攻め”には弱い)
 つまり、構造的に内角のゾーンは (体を早く開くか、肘を折りたたむかしないと) 窮屈なスイング/バットの根元にボールが当たる事になってしまう。
 (打ちに行っても、良くて逆方向のポテンヒット。大抵、ファウルでカウントが悪化) 
  この場合、外角を捨ててボックス内でベースからほんの少し離れて立つといいかもしれない。(相手捕手は立ち位置が違うのに気づくでしょうが)
 あるいは、内角球をHHし長打するまで、取り回し易い少し短めのバットを使用するのもいいかもしれません。

  ただ、内角のゾーンだけでなく、直近の試合で4S/SNKの振り遅れが散見されます。
 少し前までは、投球に対しHHを続けていましたが、LA(角度)の調整が上手く行かず、ゴロかフライになり、HRを逃してしまっていたわけです。
 その状態から、現在、さらに状態が悪化してしまった。

  今日の先発投手のGraham Ashcraft (R)とは相性が悪く、前回の対戦も4-0 2度の得点機で凡退。内角のB球に手を出してカウントを悪くし、ゴロアウト*3回。
 FB速度とSRが特徴 [65パーセンタイル / 74パーセンタイル]と通常のスイングならフライアウトになるはずが、今日は当てただけの(HHでない)ゴロばかり。

第一打席 0out一塁 ①内角中CUT [96.4mph] 三塁ゴロ(FP)[87.6mph -2°]     初球打ち
第二打席 1out二三塁 ①外角中CH [91.4mph] SSゴロ[97.4mph -24°](1打点 三進)  初球打ち
第三打席 2out二塁 ③外角中SNK [95.7mph] SSゴロ[93mph -38°]

 今日一つ、奇妙に感じたことは、前回の対戦があったとはいえ、どうしてLAD打線全体で早いカウントから打ちにいったのか?ということ。つまり、早打ち。
Graham Ashcraftは昨季のBB%50、今季が49で平均的な投手です。今日はボール/ストライクがはっきりしており、LAD打線は終始、ボール球をChaseしてWhiffしていた。(特にPages)
これでは相手投手を助け、味方投手が休む間がない、悪いアプローチです。まるで今日、Awayのシリーズ最終戦の移動日であるか如く。
初球打ちでも結果が伴えば肯定できますが、今日はHHは1/3で、角度が全て駄目という。見ていて辛く、腹立たしい打席内容でした。

第四打席  2out なし ②外角低めSWE(初球と同じ位置) SSフライ[65.5mph 51°] LHP:Sam Moll

第五打席 1out一二塁 ①内角中(高) 4S[94.9mph] SSフライ[85.2mph 67°]  RHP:Lucas Sims

今試合 大谷:5-0 (一時勝ち越しの)1打点 5残塁。スタメンでは大谷と(途中代打を送られた) Rojasのみ、チームでHなし。
大谷選手の全5打席でHHはわずか1回だけ、角度も全て駄目という。[試合前 大谷 HH%:60.8%] もちろん、3三振、4三振などかよりは、マシですが。

 この相手チームからの“内角攻め”をどう対処するか?
これは、初球内角の直球系の球(4S/SNK/CUT)を狙い撃ちするしかない。ほとんどが内角高めか、内角中のゾーンです。アンブッシュ、つまり待ち伏せする。(来る球を打つのではなく、予期して打つ)
この“内角攻め”を、HHして長打(右翼線二塁打、HR)すれば、“内角攻め”は今シリーズは終わるでしょう。それが出来ないと、今シリーズ以降の他チームも同じ攻め方を続けてくるでしょう。
なぜなら、球界最強の打者の一人の大谷翔平に対して、簡単にカウントを (ほぼノーリスクで) 稼げるからです。

24/04/23(火) Angels Beat Rhett Bollinger https://links.mlb.mlbemail.com/e/evib?_t=c632e003a756446c956a8e0347d00d08&_m=baea2e708d274dd2bcda190da4d525ac&_e=SYQABf4LrBE0KIGmouANJOim_Z1sOB9m7iGTEZV7HpN4Xmo13wXM44eZ5BK5ZAY7emJ_1tFyBwLa76O3UYGjVA%3D%3D

> 今季のMLB打者は
        AVG/OBP/SLG/OPS
カウント 0-1 .210/.260/.322/.582 投手有利のカウント
カウント 1-0 .253/.377/.413/.790 打者有利のカウント
増加     +. 43 .117 . 91 .208
を記録していることから、この数字は先行することの重要性を裏付けている。

 これは投手がストライクを先行させること(つまり初球ストライク) の重要性を説いたLAAの記事ですが、大谷翔平にも当てはまります。
内角のボールゾーンの4S/SNK、
ストライクゾーンからボールゾーンに変化する、CUTやSLをどれだけ見極められるか、あるいは我慢して見送ることが出来るか、最終的に打撃成績に直結してきます。
                                 
 もちろん、大谷翔平が現在、スランプに陥っているといっても、投手側が失投した場合、どれだけ状態が悪くてもHRする力は常にあります。
しかし、真ん中のゾーンに投げなければ問題ないので、投手側が心理的に有利なのです。(初球、あるいは早いカウントの“内角攻め”でタダでストライクカウントを稼げるため)

 大谷翔平は基本に立ち返らないといけない。“好球必打”。以前、ロバーツ監督が得点圏で初球から打つな、と指摘したのは悪手だった。(初球の甘い球を見逃すことに)
内角の球は引っぱり、真ん中の球はセンター方向へ、外角の球は左翼から左中間方向へ。緩い球は引っ張り、速い球は流し打つ。
“言うは易く行うは難し” ですが。。

 現在、ほとんどの場合、甘い球は来ないので、いかに際どい球を見極め四球で出塁するか、我慢の打席を続けるしかない。たとえ、“内角攻め”でカウントを稼がれても。
(現在、四球も減っているが三振も減っている。つまり、積極的に打ちに出ている。投手側がとしてはボール球/際どい球を投げればいい、となる)

 明日の試合は、前回も対戦した 剛腕の Hunter Greene (R) です。一つの試金石になります。


 [得点圏のアプローチ]

 得点圏で長打を狙っていいのは、外野に犠牲フライを打てる場面でしょう。
0out 三塁、二三塁、一三塁、満塁  
1out 三塁、二三塁、一三塁、満塁


 それ以外は、単打狙いで“軽打”で良いでしょう。(チームバッティング)
2out 二塁、二三塁、一三塁  特に2out二三塁の場面では、単打で2打点稼げる可能性がある美味しい場面です。
大谷選手の場合、外角の球ならLF方向へ軽打すれば、Hの確率が高い。ゴロでも基本的に三塁手しかいないのでヒットになる可能性が高い(足も速いので)。

 現在、相対的に打点数が少ないのは、長打狙いと軽打の切り替えできていないからだと思われます。もちろん、開幕から下位7-9番打者の出塁率が低いのも原因の一つですが。
また、基本、2ストライクに追い込まれたら“軽打”の方が良い。三振を減らし、Fで粘り球数を稼ぎ、四球の可能性を高めることもできます。
 

 [セーフティバント]

  今日、相手チームの2番打者のDe La Cruzが送りバントやセーフティバントを試みていましたが、大谷翔平もやる価値があります。
 通常、打席に大谷翔平だと、SSが二塁ベース付近の左後方(CF前Hを防ぐ)、2Bは一二塁間深い位置(一二塁間のHを防ぐ)、1Bは一塁後方深い位置だと思われますが、
 三塁手は三遊間の位置を守っているはずです。深い位置だと三塁方向にバントさえすれば、ほとんどセーフなはずです。これで打率と出塁率は維持できます(長打率は下がる)。
 特にBetts選手が一塁に出塁している場面で実行すると、効果的なはずです。(ほぼタダで一二塁に持っていける) これは相手投手や内野陣に対するメンタルダメージが残りやすい。
 (特に三塁手。強烈な左方向の打球とSafety Buntに対応しないといけない)
 「大谷はHRが打てるのにバントなんて・・」と思われるかもしれませんが、実際にHRの確率は数%に過ぎません。Betts選手が一塁だと、(RF前Hを狙う)引っ張りで内野ゴロになりやすい。
 大谷選手のゴロはHHで球足が速く、DPになる可能性が常にあり、セーフティバントならその可能性は低いわけです。
  問題は3番打者のFreeman選手があまり好調でないことです。(特に今季、左投手に苦しんでいる)
 ただ、一塁走者をoutにならず、二塁に送ることは得点機会の創出という点において、チームに貢献します。(万一、一塁outで送りバントになったとしても、最低限の仕事はしたことに)
 打席でより多くの選択肢がある打者こそが優れた打者なのです。


 [Paxton]  https://baseballsavant.mlb.com/savant-player/james-paxton-572020

 初回:四球、送りバント、四球、HR[3失点]  最悪の出だし。まるで過去のエンゼルスのBullpen投手を見るかのようだった。「四球-四球-長打」

  今日は完全に悪い方のPaxtonでしたね。Paxtonはこれまで四球禍にも関わらずやRun Supportや守備配置のおかげで成績が内容より良く、
 bWARだとTeam7位の1.1bWAR(山本由伸は0.9bWAR)ですが、fWARだとPaxton 0.0fWAR、山本1.3fWARなんです。率直に言って、ただ運が良いだけだと。
 2回表に味方が4点取って勝ち越し(大谷勝ち越し打点)、5回表もSmithソロHRで待望の追加点【5-3】にも関わらず、抑えないといけない裏の攻撃でソロ被弾、四球で球数が来てしまい降板。
 結局、先発で最低限度の5回も投げられませんでした。その後を継いだ Yohan Ramírez (RHP 29)は完全に人選ミスでしたね。2out一塁から「死球-四球-死球(同点)」13球中、Strike1球のみ!
 継投では回を終了させるか、最低3人に投げないといけなかったので、[2out満塁]でAlex Vesia が呼ばれ、3-0から4seamのみ投げ、3-2から満塁HR[4失点]【5-9】と試合が決まってしまいました。
 結局、CINは試合全体でなんと9四球+2死球という・・・以前あった試合のような崩壊ぶりでした。
 Bullpen陣は故障で離脱者が相次ぎ、他球団から拾った投手を穴埋め的に起用していましたが、ARI戦以降、ボロが出てきましたね。
 ただ、こうしたBullpenの弱体化は分かっていたことなので、勝ち続けるには先発が長いイニングを投げるか、打撃陣が大量点を取るしかなかったわけです。
 
 [Pages]  https://baseballsavant.mlb.com/savant-player/andy-pages-681624

  ここ最近、打撃成績が落ち込み、特にB球をChaseする悪い癖が露見しています。特に低めのゾーン(おそらく彼の好きなゾーン)は手当たり次第に振ってしまっている。
 Chase% 9、Whiff% 30、K% 14、BB% 2パーセンタイルです。[MLB平均が50パーセンタイル]

 Chase%52、Whiff% 14、K% 8、BB% 72パーセンタイル Pagesの代わりにマイナーに落とされたOutmanの数値 https://baseballsavant.mlb.com/savant-player/james-outman-681546

  最近、Pagesで気になるのは、甘い4Sの空振り率です。若手選手が4Sにタイミングが合わないというのは調子が悪いということでしょう。
 先日のARI(H)戦は酷かった。打者有利の得点圏でシチュエーションバッティングが出来なかった。LADが無得点に終わった原因の一つになってしまった。


 [ポジティブな点]
 Taylorがスタメンで長打でタイムリー[2打点]。Bettsがこの試合復調し、4-3 1打点1四球と高出塁。不運が続いていたT.Herが2-2 2四球 1HR。

 [試合内容]
        H BB HBP K  xBA HH% Team RISP
 LAD 6得点 11  3  3  5   .305 38.1  3/14[.214] 大谷5-0 1打点 5残塁、Smith 5-1HR 5残塁、Lux 4-1 4残塁
 CIN 9得点  6  9   11  .223 36.1  3/ 8[.375] De La Cruz 3-0 1BB 1K 3残塁、Hurtubise 4-1 3K 3残塁


 

元エンゼルス IF デービッド・フレッチャーが水原のノミ屋と賭け

2024-05-18 | 水原一平
24/05/18(土) 09:06 ESPN Tisha Thompson 情報源 元エンゼルス IF デービッド・フレッチャーが水原のノミ屋と賭け https://www.espn.com/mlb/story/_/id/40166891/angels-david-fletcher-bet-bookie

> 元ロサンゼルス・エンゼルスの内野手で、現在はアトランタ・ブレーブスのトリプルA傘下でプレーしているデビッド・フレッチャーと、
 同じくマイナーリーグでプレーしていた彼の友人は、大谷翔平の長年の通訳から賭け金を受け取っていた南カリフォルニアのブックメーカーでスポーツに賭けていた。
 情報筋によると、2018年から2023年まで大谷のチームメイトであり、野球界で最も親しい友人の一人と言われているフレッチャーは、マシュー・ボーヤーのブックメーカーで賭けを行った。
 検察によれば、大谷の元通訳、水原一平もボーヤーと賭けをしており、最終的に日本のスーパースターから1700万ドル近くを盗んで、彼の中毒を養っていたという。

 複数の情報筋がESPNに語ったところによると、フレッチャー氏の親友で、2018年から2020年までカンザスシティ・ロイヤルズの傘下でプレーしていたコルビー・シュルツ (Colby Schultz) 氏は、
フレッチャー氏が在籍中に出場したエンゼルスの試合を含め、野球に賭けていた
という。

 複数の情報筋によると、フレッチャーはいくつかのスポーツに賭けていたが、野球には賭けていなかったという。

  MLBの選手や従業員は野球以外のスポーツに賭けることが許されている。
 リーグのルールブックには、違法なブックメーカーで賭けをした選手はコミッショナーの裁量で処罰の対象になると書かれている。
 出場していない野球の試合に賭けた選手は1年間の出場禁止。自分の試合に賭けた選手は永久追放となる。
  MLBはコメントを控えたが、リーグ関係者がESPNに語ったところによると、フレッチャーはこれまで調査を受けていなかったが、今後は調査を受ける見込みだという。
 フレッチャーは複数回のコメント要求には応じなかった。彼は金曜日の夜、メンフィス・レッドバーズとのグウィネットの試合で2番を打っていた。シュルツとは連絡が取れなかった。
 カリフォルニア州中部地区連邦検事局は、ブレーブス同様コメントを拒否した。

  フレッチャーは2021年にエンゼルスと5年総額2600万ドルの契約延長にサインし、その中には2026年と2027年にそれぞれ800万ドルと850万ドルのオプション・イヤーが含まれている。
 チームは12月に彼をブレーブスにトレードした。
 エンゼルス在籍中は、大谷の最も親しい友人と言われた。
 フレッチャーは3月18日、ESPNでオオタニとの関係について問われ、「私たちは良い友人だ」と語った。 「バスの中やホテルでもよく話しました。」

  複数の情報筋が、シュルツはフレッチャーの親友の一人だと語っている。ともに29歳の2人は、カリフォルニア州オレンジ郡で育った。フレッチャーはシュルツのインスタグラムの投稿によく登場する。
 水原に対する連邦訴状では、当局はボウヤーが水原の電信情報を "ブックメーカー3 "として知られる仲間に送ったとしている。
情報筋は、シュルツがブックメーカー3だとESPNに語っている。


  3月のインタビューでフレッチャーは、水原が初めてボウヤーに会った2021年のサンディエゴでのポーカーゲームに同席していたとESPNに語った。
 フレッチャーは、通訳をブックメーカーに紹介したわけではないが、ボウヤーはフレッチャーの知人を通じてチームホテルでのポーカーゲームに参加したと語った。
 またフレッチャーは3月、ESPNに対し、以前ゴルフをしていたときに一度だけボウヤーに会ったことがあり、ポーカーゲームの時点でボウヤーがブックメーカーであることは知っていたと語った。
 彼は、ボウヤーの団体に自ら賭けをしたことはないと語っている。


  ESPNのポーラ・ラヴィーンとT.J.クインの寄稿。 (自動翻訳ママ)

David Fletcher 29-353d Orange, CA        https://www.baseball-reference.com/players/f/fletcda02.shtml
Colby Schultz 29-157d San Juan Capistrano, CA   https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=schult000col