二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

7月04日(木) ARI(H) 第三戦

2024-07-05 | 試合の感想
https://www.mlb.com/gameday/d-backs-vs-dodgers/2024/07/04/746126/live/live
https://baseballsavant.mlb.com/gamefeed?gamePk=746126

・ドジャース不振の原因は?

 まず先発投手が試合を作れていない。QSがほとんどない。(これは調べれば分かると思う)
シーズン全体を折り返し、AS休みまで、まだ試合がある中で、今が一番苦しい時期です。
気温も上昇し、ボールが飛びやすくなり、野球で身体的負荷が最も高い先発投手に負荷がかかっています。
先発が試合を作れないので、拾い集めた(比較的好調だった) ブルペンに負荷がかかり、全く抑えられない状況になってしまいました。(試合後半にポロポロ失点する)
先発投手としては、山本由伸が怪我で離脱したのが痛かった。エースのGlasnowと並んで投手陣を牽引し試合を作っていた山本が抜けたのは、影響が大きかった。
 
 LADは例えば今日の試合のラインナップも見ても、打率が2割前後の選手が5人も占めています。捕手Smithの休養日なため。(控え捕手のBarnesは肩が弱く今日だけで4盗塁!)
これはARIの打線のラインナップと比較しても明確に劣っています。ARIは2割前後の選手が3人しかおらず、そのうちの一人はCarrollなので、実質2人。
あとから交代で出場した選手も2割8分前後と明確にLADと差があります。

 LADはスタパワーに頼った打線になっており、3人のMVP受賞者のうちBettsが抜けたため、現在は、2/3に弱体化しており、
5月中旬以来、長期離脱しているMuncyもいるため、Smithの休養日は、さらに悲惨なラインナップになってしまっています。
従って、今日の試合のように、味方先発が味方打線が攻撃する前に失点を喫し、打撃陣へのプレッシャーが高まり、大谷やFreemanが打てないとどうしようもない状況に陥ってしまいます。

 大谷はここ数試合、甘い球を打ちにいかない/打ち損じるようになっており、内角のボール球にも手を出すようになってしまい、B/Sの見極めが不振時の時のように悪化しています。
率直に言って、最悪のPlate Disciplineです。これはSFG、ARIと同地区でよく研究されているので、打ちたい、打ちたいという打者心理を利用されているわけです。
また、打席で余裕がなく、相手の投球も予測出来ていません。Bettsが抜けてから、大谷が実質的に一人でLADの攻撃を牽引していたと言えるので、大谷の打撃不振は今日のように致命的になります。

 今後、ASまでMIL[NL中1位]、PHI[NL東1位]と強豪と6試合組まれているので、非常に心配ですね。
過去数シリーズ、余裕のある試合日程だったにも関わらず、SFG戦以降のLADの失点数は非常に酷いです。【5、7、10 / 5、12、9 失点、1試合平均 8失点】
これだけ失点していれば、打撃陣に極度のプレッシャーが懸かってしまうのは、自明でしょう。

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