二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

大谷、右斜角筋の張りで欠場

2023-09-05 | エンゼルス
https://twitter.com/zh_sho_o_sy0Z2z/status/1698866792826032510

・屋外での打撃練習はするべきではなかった。

 今季、NYY、BOS、LADなどFAで入札が想定されるチームとのAway対戦でショーケースのように実施していたが、今回はHomeで全くその必要性がなかった。(少数の観客の前で実施)
 いくらここ最近、HRが出ていなかったとしても、右肘を故障の上、DHとして連続出場していたのだから、体の負担を考慮しリスクは最小限にするべきだった。

・この一球は打撃練習の投手の“失投”であり、完全に投手側のミスである。(低めに変化球のような、打つのが難しい球を投げている)
 2021年のHRダービーに連れて行ったエンゼルスのコーチも同様に投球が酷かった。
 
  通常の打者のスイング時の脇腹の故障は、確か、グレード1なら1ヶ月、グレード2なら2ヶ月の治療期間だったはず。
 同じ怪我のAdellは想定よりも酷く、7/8以来、長期離脱している。大谷選手の怪我の程度は不明だが、翌日に痛みが取れて違和感程度の軽症であることを祈りたい。
 もし、明確な怪我であれば、今季は終了だと思われる。怪我なのに無理して出場し、通年成績を下げるということにならないようにして欲しい。

 23/09/05 Full-Count 大谷翔平は6日に検査へ 右脇腹張りで108試合ぶり欠場…ネビン監督が明かす https://full-count.jp/2023/09/05/post1439075/
 > フィル・ネビン監督は5日[日] (日本時間 6日[水])の朝に検査することを明かした。
 
・エンゼルスのRedditでは、この大谷の怪我による欠場の関連投稿を確認すると、わずか17レスしかついていない。
 いかにエンゼルスのファンベースが壊れているか、酷いものかが分かる。

・数日前、USA Todayのボブ・ナイチンゲールの記事があったが、これは飛ばし記事に近い。
 まず問題なのは、エンゼルス側の誰かが記者に情報提供したことだ。(従ってLAAに残る価値はない)
 大谷がメディア対応していないのをいい事に、こうした記事を書くのは倫理的にとんでもないことだと思う。
 実際、脇腹に問題を抱える前まで、DHとして出場し続けようとしていたわけだから、記事内容は基本的に間違っている。

08:37 スポーツ報知 https://hochi.news/articles/20230905-OHT1T51015.html
> 前日3日(同4日)には米紙「USAトゥデー」電子版が
大谷の考えをよく知る人たちは『彼が今後10日間以内に今季の出場を終えてトミー・ジョン手術を受ける可能性がある』と考えている」と報じ、
4日(同5日)からの本拠7連戦を最後に今季を終了するとしていた。
だがバレロ氏は大谷の手術がすでに決まったという報道は否定した。


・大谷選手の代理人のそれに対応する形でメディア対応していたが、

~9:56 デイリー https://www.daily.co.jp/mlb/2023/09/05/0016777418.shtml
複数の医師から最良のシナリオだ。現状では最良のケースだと言われた。見通しは非常に明るく、前に進める自信がある。

12:05 サンスポ https://www.sanspo.com/article/20230905-HWSWCCZM4JLQXHSR6YUNQLFTBQ/
12:15 スポニチ https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/09/05/kiji/20230905s00001007213000c.html


ポジティブ
大谷の怪我が即手術が必要なほど重症でないということ。(前回と部位が異なるため、どうするかなど、より対応が難しい)

疑問
LAAとの関係性は問題ない、良好だと球団側の対応を非難しなかったこと。

 これはクライアントである大谷の意向が強く働いていると思われる。シーズンは終了しておらず、DHとして出場する意向だからだ。
 
 大谷ファンとして、はっきり言えることは、今後残りの試合に出場するかどうか、成績はどうなるか、といったことよりも、エンゼルスと袂を分かつことが重要だ。
エンゼルスに万一、残った場合、手術しようが保存療法をしようが、再び酷使され、3~4年で、また問題が発生するのが容易に推定できる。
エンゼルスは、今後10年も変わらず、オーナーが球団売却するまではワールドシリーズ制覇どころか、ポストシーズンにすら進めない状況が常態化しているだろう。(毎年、負け越し。AL西は3強2弱)
球団売却し新オーナーとなっても、少なくとも3年、効果が実感できるのは5年以上かかる。

 このような球団に所属するのは、日本人や台湾、韓国、世界各国のファンを、絶望的な毎日に置くのと同じだ。
大谷がアナハイム・ヘルズから出ていく日(決別した日)が、日本国民の祝日となる。

エンゼルス贅沢税を上回る

2023-09-02 | エンゼルス
23/09/02(土) 11:22 Orange County Register Jeff Fletcher ウェイバー移籍にもかかわらず、エンゼルスは2023年のラグジュアリータックスを上回る 
https://www.ocregister.com/2023/09/01/despite-waiver-moves-angels-are-still-above-luxury-tax-for-2023/
ペリー・ミナシアンGMによれば、エンゼルスは6人の選手のうち5人がクレームされ、500万ドル以上節約できたが、基準額を下回るには十分ではなかった。

> オークランド― この不本意なエンゼルスのシーズンにふさわしい瞬間が、再び訪れた。
  エンゼルスは、5人の選手がウェイバーで指名されたことにより、500万ドル以上の支払いがなくなった翌日、ペリー・ミナシャン・ゼネラル・マネージャーは、チームはまだ2023年の贅沢税のしきい値を超えていると述べた。
 メジャーリーグの給与を追跡している公的な情報源は、しばしば見積もりや他の不完全な情報を持っているので、金曜日にミナシアンがこの話題に触れるまで、エンゼルスがそれを作ったかどうかは定かではなかった。

  エンゼルスは、ウェイバーにかけられた6人目の選手、ランダル・グリチャックがクレームされていれば、十分に間に合っただろう。グリチャックは、今シーズンの残りの収入が約170万ドルに設定されている。
 ルーカス・ジョリート投手、レイナルド・ロペス投手、マット・ムーア投手、ドミニク・レオーネ投手、ハンター・レンフロー外野手はすべてクレームされ、エンゼルスのサラリーから解放された。

  エンゼルスが2023年に支払う税金は、超過分のわずか20%である。しかし、より重要なのは、2024年に超過した場合、20%ではなく30%を支払うことになるということだ。
 罰則は、連続したシーズンで超過した場合に増える。3シーズン目には50%になる。
 ミナシアンは、2023年に基準額を超えても、2024年のロースター編成に違いが出るとは考えていないと語った。
 「2024年のロースター作りを始めるときにその時点になるだろうが、私がした会話では、(2023年の贅沢税支払いの)影響はないだろう」とミナシアン氏。

  また、エンゼルスが冬にフリーエージェントの大谷翔平を失った場合、彼らが受け取る補償指名権は、2024年のドラフト2巡目以降ではなく、4巡目以降となる。

 (後略)

  エンゼルスはチームを解体して笑い者になり、贅沢税を上回ったことで小賢しい試みが失敗に終わり、さらに笑い者になりましたとさ。
 ペリー・ミナシアンは無能GMですが、今回のことで改めて、その無能さと愚かさが証明されましたね。
 他の報道では、タイラー・アンダーソンやアーロン・ループもウエーバー公示されていたようですが、獲得に動く球団は現れなかった・・・と。
 COLからLAAに来た Randal Grichuk (LF)はそもそも、他球団が欲しがるような成績を残していませんでした。

Randal Grichuk 32-020d          GO/AO
COL .308 /.365 /.496 /.861 B 非常に良い  0.71
LAA .173 /.223 /.346 /.569 F 悪い     1.61 LFの守備が、MLB Worst 9位 (ちなみにBostonの吉田正尚が MLB Worst 4位)


 むしろ、3B/1BのMoustakasを追加で売るべきだった。(実はMoustakasも過去1ヶ月で成績が球速に悪化)

Moustakas*  34-356d
7G  .077/.077/.077 .154 G 非常に悪い
15G .167/.182/.241 .423 G 非常に悪い
30G .236/.246/.373 .619 F  悪い


2020年10月 ジョー・マドン新監督の就任
2020年11月、ビリー・エプラーの後任としてロサンゼルス・エンゼルスのゼネラルマネージャーに就任[4年契約]。
       同じくブレーブスからはドム・チティがGM特別補佐として、アレックス・タミンがGM補佐として、リック・ウィリアムズがスカウトとして招聘。
-2024年11月 来季終了後、契約が切れる。

ペリーミナシアンGMの仕事 [数値はbWAR] Team内 Top 12 Players

[2021] ライセル・イグレシアス、ホセ・イグレシアス、デクスター・ファウラーをTradeで、FAではホセ・キンタナ、カート・スズキなどを獲得。
2.8   Raisel Iglesias
1.6   Cobb

[2022]
1.3  Syndergaard

[2023.9上]   内野手ジオ・アーシェラと外野手ハンター・レンフローはトレード獲得。左腕のタイラー・アンダーソンと3,900万ドル相当の3年契約。潜在的なクローザーのカルロス・エステベスと1,350万ドル相当の2年契約。
2.0 Moniak  22年8月 2日にノア・シンダーガードとのトレードで、ジャディエル・サンチェスとともにロサンゼルス・エンゼルスに移籍。
1.6  Moore  23年2月16日にロサンゼルス・エンゼルスと1年755万ドルの契約を結んだ。  
1.4 Neto   22年 LAA Draft R1 - 昇格
1.3 Drury   FA。22年12月12日にロサンゼルス・エンゼルスと2年1700万ドルで契約を結んだ。「幼い頃からエンゼルスのファンで、ディズニーランドに頻繁に行っていました。」 https://www.mlb.com/news/brandon-drury-angels-deal
1.0  Estevez

 このリストにある選手は、チーム内で成功したした選手/比較的成功した選手、ないのは失敗した選手です。(Moniakはさらに低下する可能性あり)

・Tepera、Loupに複数年契約。
・Tyler Andersonに3年契約。    ←LAAが数年ぶりに契約したFA先発投手だった。案の定、役立たずのお荷物になった。
・Hunter Renfroe          この契約もMoniakの開幕からの出場を遅らせ、Adellの昇格を妨げた契約になった。活躍したのは4月と、やや復調した7月だけ。RF守備は MLB Worst 3位T。
・Moustakas/Escobar、Cron/Grichuk この中で活躍したのは、Moustakasだけで、腰痛のCronは避けるべきだった。守備が課題だったにも関わらず、守備の悪い2人の選手と契約。

 ミナシアンGMは、極端から極端へ振るポリシーのようです。(過去ドラフトで投手ばかり指名、昨季打線が課題だったら、今季、野手ばかり獲得。[現在、先発は崩壊、ブルペンは炎上])
 一貫性がない。また、LAAの契約と傾向として、一年程度活躍したらご褒美(複数年契約)を与え、選手に関しての中長期的な見通しが全くないことです。

  今回の一件でミナシアンGMはオーナーの顔に泥を塗ってしまい、シーズン終了後に途中解雇されても不思議ではありませんね。
 LAAに来て成績が低迷していたRandal Grichukが、他球団に拾われると見込んでいたのだから。この点だけでも驚きです。