二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

エンゼルスが目論見通りに大谷を壊す

2023-08-24 | エンゼルス
 最悪ですね。

 当初、エンゼルス側が発表していたのは「腕の違和感」を「腕の疲労」と過小評価して発表しており、
前回登板をスキップした際から時間が経つのに、再度「腕の疲労」=実は「腕の違和感」とは、潜在的に怪我を負っているのは明らかでした。
 我慢強く責任感がある大谷翔平が、先発登板を自らスキップするのは重大な事案であり、その時点で、精密検査を受けていれば、怪我の状態もまだマシな状態で済んだかもしれません。
あるいは痙攣を頻発させていた時点で、一時的な休養と全身の精密検査をしていれば、軽症で済んだかもしれない。≒『ハインリッヒの法則』
完全にエンゼルス側のサボタージュです。(O'Hoppeが最初の異常を感じた時点で、精密検査をすれば良かったのと同様)

 今日のダブルヘッダー第1試合の大谷先発試合でも、LAA側は大谷の潜在的な怪我を事前に把握しておきながら、あえて (!) 登板させたわけです。
大谷が降板直後に、すぐに先発左腕のAndersonがマウンドに上がりました。
これは緊急登板ですが、事前に申し渡しをしていなければ、不可能だったでしょう。(通常、先発投手はベンチ待機)
既にLAAはワイルドカードの芽が潰えたにも関わらず、あえて先発登板させて、怪我をより重症化させたわけです。

 面白いことに、大谷の怪我が明らかになった後、怪我から復帰して痛みが出ていたTroutを速攻、IL入りに戻したことです。
(投手大谷が今季絶望→ポストシーズン進出可能性ゼロ→Troutの復帰を急ぐ必要はない)
このLAAという球団は、スポーツ球団としての経営は失敗続きだが、金勘定・損得勘定だけは計算高い。


23/08/08(火) Full-Count 大谷翔平は「離脱する可能性がある」 フル回転に前指揮官が危惧「休養を命じたことも」 
https://full-count.jp/2023/08/08/post1424462/

23/08/17(木)  メジャーリーグPRESS 及川彩子 「明らかに休みが必要だ」メジャー名将がホームランキング独走の大谷翔平に“休養のススメ" 「最低でも10試合は…」 
https://number.bunshun.jp/articles/-/858444
 

 「右肘の内側側副靱帯を損傷」とのことですが、怪我の程度がどの程度なのか、手術が必要なのかも含めて、セカンドオピニオンを受けてから判断することになるでしょう。
最悪、TJSが必要になり、シーズン中にすぐに手術をおこなった場合、TBRのマクラナハンに似た復帰スケジュールになるでしょう。
今季、残りのシーズン[28-29歳](約1ヶ月強)と、おそらく来季[29-30歳]は全休になり、復帰は2025年シーズン[30-31歳]となるでしょう。


23/08/16(水) 10:15 mlb.jp レイズの左腕マクラナハンがトミー・ジョン手術へ 来季全休濃厚 https://www.spotvnews.jp/news/articleView.html?idxno=3219
> 日本時間8月16日、レイズのケビン・キャッシュ監督はエース左腕のシェーン・マクラナハンがトミー・ジョン手術を受ける予定であることを明らかにした。
 一連の診察が終わるまで決断を待っていたレイズだが、マクラナハンはテキサスでキース・マイスター医師の診察を受け、トミー・ジョン手術を受けることを決定。
 レイズにとっては想定していたなかでワーストのシナリオであり、マクラナハンは今季の残り試合を欠場するのはもちろんのこと、おそらく2024年シーズンも全休することになりそうだ。

  現在26歳のマクラナハンはメジャー3年目の今季、ここまで21試合に先発して115イニングを投げ、11勝2敗、防御率3.29、121奪三振をマーク。
 前半戦は11勝1敗、防御率2.53の好成績を残し、開幕13連勝からスタートしたレイズの快進撃を牽引していたが、
 7月上旬に背中の張りで故障者リスト入りしてオールスター・ゲームを辞退すると、戦列復帰後は4度の先発登板で0勝1敗、防御率7.11に終わり、
左前腕の張りを訴えて8月上旬に再び故障者リスト入りしていた。

  マクラナハンは故障者リスト入りしたあと、チームドクターの診察を受け、
数日後には多くの投手のトミー・ジョン手術を担当してきたことで知られるニール・エラトラシュ医師にセカンドオピニオンを求めた。
 その時点でマクラナハンの今季中の復帰が難しいことが判明し、レイズはマクラナハンを15日間の故障者リストから60日間の故障者リストに移していたが、
最終的にはマイスター医師の診察を経て、トミー・ジョン手術を受けることが決定された。

 (引用終了)


 ・残りのシーズンを打者として出場するのか? このまま肘を治療せず、打撃成績を積み上げるのか?

   前回同様、大谷選手は打者として出場を続けるかと思いますが、LAAはワイルドカードも絶望的であり、自身の将来を考えたほうが良いと思います。
  アルテ・モレノオーナーは打者としての出場(観客動員)を望んでいるだろうから、彼に利益を与えないためにも、怪我の治療・リハビリが妥当。
  

 ・今季終了後にFAになり、オフの間にTJSを受けたりした場合、所属先はどうなるのか?

  基本的に無所属でリハビリを続け、プレー可能になった状態で1年契約を結ぶ可能性が高いと思います。(評価期間)
 その契約は、リスクを取れる球団があるかどうかにもよりますが、当初のFA契約より大幅に安くなり、契約終了後に結ぶ契約は当該年度の成績と過去の実績に大きく依存することになるでしょうね。
  もちろん、過去の実績と二刀流の希少さ、および本人の人間性(高信頼)から、リスクを取って、若干、査定が低下した複数年契約を提示する球団もあるでしょう。
 大谷選手は年俸以外にエンドースメントで数十億円(?)の給与以外のお金を稼いでいるので、契約金総額は重要視しないでしょう。
 オファーしたチームの評価[短期・中期・長期]、自分をどう起用するかなどの実践面、チームや都市の環境面を重視するでしょう。
 年俸をいくらにするかは完全に大谷選手側の裁量です。


 ・TJSは2回目。

  回数は問題ないと思います。もちろん球速の低下、投手成績が低下する可能性はありますが、二刀流は彼しかいないわけだから彼自身の価値は変わりません。
  
  
 ・エンゼルスとの再契約

  これは絶対に止めてほしい。こうした状態になった諸悪の根源は、「エンゼルスの酷使」にあることは自明です。過去3年間ほとんど休ませず、異常な身体負荷でした。
 (今季もWBC・決勝までフル回転したにも関わらず、前半戦、問題が生じるまで公休日無視の「中5日」固定登板)
 ここまで負荷の最も高い二刀流選手なのに、2試合しか休養日を与えない、異常が発現しても休養を与えない、検査もしない、など“過労死”寸前でした。

  チームが不振で説明責任が求められていたミナシアンGMはコメントせず、大谷の怪我が明らかになったら、嬉々としてしゃしゃり出てくるその浅ましさ。
 コイツが大谷に罠を仕掛けた張本人であり、加害者側の人間なんです(過去、後半戦「中4日」登板の提案も)。こうなるのは分かっていただろう!

23/08/24 15:26 サンスポ 【エ軍GM一問一答】 https://www.sanspo.com/article/20230824-OE45VGFRXZMBJASZ3AF2FGWQOM/

――今季は中5日の登板。毎日、プレー。無理させ過ぎたか

いや、そうは思わない。ここ数年、それでうまくやってきた。けがは、野球の一部だ。投手はどうしてもけがを避けられない。あれだけ速い球を投げれば、仕方がない面もある。
 彼は復帰したとき、また、二刀流をやると思う。しかも、高いレベルで


 ペリー・ミナシアンは決して反省しない!

  https://www.chunichi.co.jp/article/755242
> 一方で、エンゼルスとの残留の可能性が以前より高まったと見る向きもある。ミナシアンGMは「彼は戻ってくると信じている。二刀流として、再び高いレベルでこなすはずだ」と語った。
 エンゼルスを長く取材する米記者の一人はエンゼルスなら、二刀流として絶対に戻らせるし、その実績もある。他の球団は今回のけがで将来性に不安を覚えるだろう。残留の目はある」と話した。

  大谷がFAでLAAと再契約するのは(球団売却を止めたこともあり)当初から1%未満でしたので、
 大谷を酷使して腕を破壊し、大谷のFAの価値[数億ドル]そのものを落とす、そしてリハビリを球団施設で囲い込み、再契約(1年契約とその後の安い長期契約)を行う。
 (「俺と別れるなら殺してしまえ」の殺人犯の心理)
 アルテ・モレノが好む最高のシナリオです。この場合、選手として活躍する必要性はありません。大谷選手は客寄せパンダに過ぎません。

  手術後のリハビリ自体は、代理人の関連施設や(1年契約を望む)他球団から申し出があるでしょうから、LAAでやる必要性はないと思いますね。



 以上、素人意見で書いてみました。勘違いがあるかもしれませんが、まずは率直な意見を。

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