daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

いろいろ

2012-03-05 12:11:57 | 日記・雑談
A級最終日は、例年通り終局まで観戦。羽生二冠は全勝を決め、最後に残った久保ー丸山戦の結果、この二人が降級ということになりました。このカードは今期竜王戦の1組決勝にして挑決という組み合わせで、まんべんなく結果を残すことの難しさを改めて感じます。

最近自分自身が振飛車をよくやっているので、久保二冠の苦戦はすこし残念なところです。昨日の棋王戦第3局も、内容的に居飛車完勝でした。
以前週刊将棋にも書きましたが、振飛車が大きく勝ち越せば、当然居飛車側も対抗策を考えて巻き返すわけで、行ったり来たりになるのは仕方ないところです。

土曜日は朝からセガのオンラインスクールに初めて行ってきました。
自宅にいながらにして指導対局を受けられる、ということで、個人的には特に地方在住の子どもたちにオススメです。
講師は十数人程度(たぶん)で回しているようですが、対局の履歴がすべて残り、こちらはカルテを参照してから指導に向かうことができます。指導法のノウハウの蓄積と合わせて、今後に期待が持てる分野だと思いました。

近年「指導対局」の敷居はすごく下がってきていて、東京では道場に棋士・女流棋士が常駐するようになり、極端な話毎日指導を受けることも可能になっています。東京・大阪以外では、一番多くて月に一回ぐらいでしょうか?それでも各地区の支部や大会に棋士が直接行く機会はものすごく増えました。
将来的にはこの「オンラインスクール」も、大人向け・学生向け・年配者向けといった分野で広がっていってくれれば、と思いました。我々プロ棋士自身が、直接習うことの良さを、もっとPRしていかないといけないと思います。

その後、この日の夜はねこまどの株主総会でした。
これを一言でまとめると、社長は一生懸命頑張っている、ということです。応援のほどよろしくお願い致しますm(__)m

昨日はゲーム好きの友人(将棋部出身)がリバネスカフェで遊びたい、というので夕方から出かけていって、ギャモンを教えてオセロを教わって、その後もう一人(チェス部出身)が来たのでチェスを一局、最後にカタンを2ゲーム。
将棋は相当に奥が深く、複雑で面白いゲームですが、世の中にはそれ以外にもたくさん面白いゲームがあって、全部やるには人生が2000年ぐらい必要な気がします(笑)

最後にこんなニュースをひとつ。できたら何かのテレビ番組で、二人で将棋を指してもらえないかなあ。

今日はどこにもいかずにお勉強の一日。明日はC2の最終日なので観戦に行く予定です。