今日は、「令和」の元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。
万葉集/巻5-818 作者/筑前守山上大夫(ちくぜんのかみやまうえだいぶ)
春されば まづ咲くやどの 梅の花
ひとり見つつや 春日(はるひ)暮らさむ
【意味】春になったらまっ先に咲く 敷地の庭の梅の花
たったひとりでずっと見続け 春の日暮れを待つのかな
※「やど」家の敷地。庭先。
写真は大宰府展示館の模型「梅花の宴」を写したものです。
左上が山上憶良
「令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)和(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。
天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文
下の写真は、「梅の花」
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