筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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万葉集/巻2-0112 生き物を詠んだ歌 霍公鳥(ほととぎす) 2024年4月

2024年04月18日 | 20.万葉の花鳥風月

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
今日、紹介するは、生き物を詠んだ  霍公鳥(ほととぎす) の歌です。

ホトトギスは、全体に灰色で、胸から腹にかけて横斑があります。万葉集では153首にも登場します。

万葉集/巻2-0112  作者/額田王(ぬかたのおおきみ)

(いにしへ)を  恋(こ)ふらむ鳥は  霍公鳥(ほととぎす)
                  けだしや鳴きし    我(あ)が恋ふるごと 

【意味】昔を慕っている鳥ならば ホトトギスです ひょっとして
  先帝偲ぶ私みたいに 鳴いていなかったでしょうか

 ※「けだし」副詞。もしかして。

万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、「ホトトギス」/無料(フリー)写真素材を使用

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