万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
今日、紹介するは、生き物を詠んだ 霍公鳥(ほととぎす) の歌です。
ホトトギスは、全体に灰色で、胸から腹にかけて横斑があります。万葉集では153首にも登場します。
万葉集/巻2-0112 作者/額田王(ぬかたのおおきみ)
古(いにしへ)を 恋(こ)ふらむ鳥は 霍公鳥(ほととぎす)
けだしや鳴きし 我(あ)が恋ふるごと
【意味】昔を慕っている鳥ならば ホトトギスです ひょっとして
先帝偲ぶ私みたいに 鳴いていなかったでしょうか
※「けだし」副詞。もしかして。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。
※写真は、「ホトトギス」/無料(フリー)写真素材を使用
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