筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
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「令和」の典拠 梅花の歌三十二首 万葉集/巻5-822

2024年03月07日 | 20.万葉の花鳥風月

今日は、「令和」元号の典拠とされる。
万葉集・梅花の歌三十二首のうち一首を紹介します。


万葉集/巻5-822  作者/主人(あるじ)

わが園(その)に   梅の花散る   ひさかたの
                    天(あめ)より雪の    流れ来るかも

【意味】わが家の庭に梅の花びら ひらひら舞って散り落ちる
  まるで空から雪が流れて 落ちて来ているみたいだな

※「主人」宴の主催者。大伴旅人。
※枕詞:ひさかたの

写真は大宰府展示館模型「梅花の宴」大伴旅人を写したものです。


令和」という語を、万葉集にある(漢文での序)「初春(しょしゅん)の月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風(かぜ)(やわら)ぎ、...」という文から採り、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味を込めている、とのことでした。

天平二年正月十三日、大伴旅人の邸に集まって宴会での梅花の歌、三十二首の序文


写真下は、福岡の「紅梅」


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