筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

3月3日は「兎(うさぎ)の日」 万葉集/巻14-3529 2025年

2025年03月03日 | 00.今日は何の日

3月3日は「兎(うさぎ)の日」です。
万葉集には、兎(うさぎ)を詠んだ歌があります。


今日は、万葉集で生き物を詠んだ  兎(うさぎ) の歌です。

万葉の時代は、「兎(おさぎ)」と呼ばれています。

万葉集/巻14-3529  作者/不明

等夜(とや)の野に  (おさぎ)ねらはり  をさをさも
                      寝なへ児(こ)ゆゑに   母にころはえ 

【意味】等夜の野原でを狙い 仕留めはしたけどほんとうは
    ほとんどあの娘(こ)と寝ていないのに
                                                    あの娘(こ)の母に怒鳴られて

 ※「等夜の野に兎ねらはり」〈をさをさ〉を導く序詞。
 ※「等夜の野」未詳。
 ※「をさをさ」(下に打消の語をともなって)ほとんど。
 ※「寝なへ」〈なへ〉打消・連体形。
 ※「ゆゑ」原因・理由。
 ※「ころはえ」〈ころふ〉大声で叱る。〈え〉受身・連用形中止法。


万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、Canvaのフリー写真素材を使用


「うさぎの日」の由来
3月3日(金)はうさぎの日です。これは、うさぎ好きの間で“みみの日”から派生して言われ始め徐々に定着した愛好家たちにとっての記念日です。

そんな記念すべき2023年3月3日うさぎの日に、鳥取県はこの日だけ「兎取県」へ改名することになりました。

コメント (3)
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2月23日は「富士山(ふじさん)の日」  2025年

2025年02月23日 | 00.今日は何の日

2月23日は「富士山(ふじさん)の日」です。
万葉集には、富士山(ふじさん)を詠んだ歌があります。


今日は、自然を詠んだ  富士山(ふじさん) の歌です。

万葉の時代も、「富士山(ふじさん)と呼ばれています。

万葉集/巻3-0320  作者/高橋虫麻呂(たかはしのむしまろ) 

富士の嶺(ね)に  降り置く雪は  六月(みなづき)
        十五日(もち)に消(け)ぬれば   その夜(よ)降りけり 

【意味】富士の峰に積もった雪は 六月十五日に消えて
  消えたと思ったその夜にまた 降り出してきたことだなあ

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景 凱風快晴」フリー写真素材を使用


「富士山の日」の由来は、日付はふ(2)じ(2)さん(3)」(富士山)と読む語呂合わせと、この時期、富士山がよく望めることから。記念日は「山の展望と地図のフォーラム」が制定した日として、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

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2月8日 は「つばきの日」 2025年

2025年02月08日 | 00.今日は何の日

2月8日 は「つばきの日」です。
万葉集には、椿(つばき)を詠んだ歌があります。


今日は、植物を詠んだ  椿(つばき) の歌です。

万葉の時代も、「椿(つばき) 」と呼ばれています。
日本原産です。ヤブツバキ、ユキツバキが良く知られています。
椿は古事記・日本書紀にも登場し、古くから神聖な樹木として扱われていたようです。


万葉集/巻20-4481  作者/ 大伴家持(おとものやかもち)

あしひきの  八(や)つ峰(お)椿(つばき)  つらつらに
                     見とも飽(あ)かめや   植ゑてける君 

【意味】峰々に咲く椿の花を 見飽きることがないように
    どんなに見ても飽きようものか 植えたあなたという方は

 ※枕詞:あしひきの
 ※「あしひきの八つ峰の椿」〈つらつら〉を導く序詞。
 ※「八つ峰」多くの峰。重なり合った峰。
 ※「つらつらに」念を入れて。よくよく。つくづく。
 ※「見とも」たとえ見たとしても。〈とも〉接続助詞。

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、「椿.」/無料(フリー)写真素材を使用。


「椿の日」の由来は、「つ(2)ば(8)き」の語呂合わせで長崎県五島市が、日本人の生活と文化に密接なつながりを持つ「椿」に焦点を当て、大事に守り育てていくために「つばきの日」が制定されました。

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毎月28日『ニワトリの日』 万葉集/巻10-2021 2025年1月

2025年01月28日 | 00.今日は何の日

毎月28日『ニワトリの日』です。
万葉集には、鶏(ニワトリ)を詠んだ歌があります。


今日は、生き物を詠んだ  鶏(ニワトリ) の歌です。

万葉の時代は、「鶏(かけ・とり)」と呼ばれています。

万葉集/巻10-2021  作者/柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集)

遠妻(とおづま)と   手枕(たまくら)(か)へて   寝たる夜(よ)
                 (とり)がねな鳴き    明けば明けぬとも 

【意味】遠距離妻とお互いの 腕を枕に寝た夜は
    鳴かないでくれよ 夜が明けても知るものか

 ※「遠妻」織女星。
 ※「手枕交ふ」相手の腕を枕にする。
 ※「鶏がね」鶏。〈雁がね=雁〉と同じ。
 ※「な鳴き」禁止。鳴かないで。
 ※「明けば明けぬとも」〈~ば~とも〉どうにでもなれという気持ち。

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、無料(フリー)写真素材を使用。


「ニワトリの日」の由来は、日付は「に(2)わ(8)とり」(鶏)と読む語呂合わせから。鶏肉・鶏卵の消費拡大が目的。記念日の名称は「ニワトリの日」や「鶏の日」などの表記も見られる。
日本養鶏協会など養鶏関係者が1978年(昭和53年)6月に制定。

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毎月28日『ニワトリの日』 万葉集/巻12-3094 2024年12月

2024年12月28日 | 00.今日は何の日

毎月28日『ニワトリの日』です。
万葉集には、鶏(ニワトリ)を詠んだ歌があります。


今日は、生き物を詠んだ  鶏(ニワトリ) の歌です。

万葉の時代は、「鶏(かけ・とり)」と呼ばれています。

万葉集/巻12-3094  作者/不明

物思(おも)ふと   寝(い)ねず起きたる   朝明(あさけ)には
                     わびて鳴くなり    庭つ鳥さへ 

【意味】思い悩んで苦しくて 眠れないまま起きていた
    夜明けごろにはわびしくて までが鳴いている

 ※「朝明」早朝。夜明け方。

万葉集には、自然、草花、四季、生き物などがたくさん登場します。
万葉人が豊かな自然の中に暮らした時代を歌で楽しみましょう。

※写真は、無料(フリー)写真素材を使用。


「ニワトリの日」の由来は、日付は「に(2)わ(8)とり」(鶏)と読む語呂合わせから。鶏肉・鶏卵の消費拡大が目的。記念日の名称は「ニワトリの日」や「鶏の日」などの表記も見られる。
日本養鶏協会など養鶏関係者が1978年(昭和53年)6月に制定。

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