万葉の歌碑を訪ねて
歌碑の設置場所/福岡県太宰府市大字大佐野字野口807-128
太宰府メモリアルパーク 太宰府の丘展望台
万葉集/巻5-795 作者/山上憶良(やまのうえのおくら)
家に行きて 如何(いか)にか吾(あ)がせむ 枕(まくら)づく
妻屋(つまや)さぶしく 思ほゆべしも
【意味】奈良の家に帰ったら、私はどうしたらいいのか。
枕を並べた妻屋が寂しく思われて仕方がないだろう。
※つまや【妻屋】・・・夫婦の寝所。
※おもほゆ【思ほゆ】・・・思われる。
旅人の妻の死を悼んで山上憶良が詠んだ歌
憶良は、旅人の気持ちを十二分に汲み上げてというより、旅人になりきって詠っているのである。
写真下 歌碑の全景
写真下 歌碑の解説案内板 (親切な説明です。)
万葉の歌碑とは
万葉集の歌を刻みつけた碑が「万葉歌碑」です。 多くの人々に親しまれた万葉の歌を石に刻み、その歌を作った歌人を讃(たた)え、その歌が後の世に残ることを願っているのです。
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