筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

万葉集/巻7-1259  空木(うつぎ)/万葉名:卯(う)の花

2024年06月27日 | 21.万葉の花

空木(うつぎ)を詠んだ歌
万葉の時代は、(う)の花と呼ばれています。

万葉集/巻7-1259  作者/不明

佐伯山(さへきやま)  (う)の花持ちし  かなしきが
                   手をし取りてば   花は散るとも


【意味】佐伯の山の卯の花を 持ついとしい人の手を
    握ることができたなら 花は散ってもかまわない

 ※「佐伯山」未詳。
 ※「卯の花」ウツギの花。初夏に白い五弁の花を咲かせる。
 ※「かなしきが手」いとしい人の手。

※写真は、福岡で私の写した「ウツギ」


万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。


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