とちぎの「おいしい」

とちぎの食を紹介します。とちぎの食産物や伝統食などアレンジも加えて自由な感覚で紹介していきます。

とちぎの「おいしい」 第29話  鶏の淡雪揚げ

2013-01-02 13:47:08 | 郷土食
おせちも2日目となると、もう、だいたいいいかしら…と皆さん思われ、その反動でカレーなどを食べたくなる方が多いものです。
今日、ご紹介するのはやはり縁起かつぎの伝承でしょうか、「とる=手にする」という鶏は、(関東ではあまりカシラという言い方はしませんけど)毎日のように卵を産み、朝には始りのコケコッコウを鳴々、縁起がよいとされています。

この鶏を使った簡単な「あわゆき揚げ」をご紹介しましょう。

材料(2~3人分)
鶏肉(モモでもムネでも)200g程度
酒とショウガをすり下ろした汁を使います。適宜量
片栗粉 50g程度(お茶碗に半分くらい)
塩、コショウ少々
揚げ油
以上です。


作り方
鶏肉は酒・ショウガ汁に15分程度漬けておきます。
よく汁気を切ったら、塩、コショウで味つけします。
軽く片栗粉をまぶしたところで、一回軽く揚げます。
中温で20~25秒でいったん取り出し油をきります。

再度、片栗粉をまぶします。
二度揚げします。
この時は高温で10秒程度でさっと揚げます。
以上です。

こな雪を想わせる、ロマンティックなシンプル料理です。これは近所のおばあちゃんから教わりました。
昔は鶏肉も貴重だったのだと思います。
固く素揚げして長持ちさせたり、だれでも好き嫌いなく摂れる栄養源にもなったのではないでしょうか。

私は「淡雪:あわゆき揚げ」と称しています。

先日、某ショッピングセンターで「空飛ぶ唐揚げ」というネーミングで売られていた唐揚げ店に行列ができてました。
ネーミングは大切ですね。夢があったほうがいいですわ。