価値観と優先順位

前ブログ・フォーカス27「時空の先」

息子・その後 10

2007年12月13日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」
12月4日 家内は朝から「楽しみ楽しみ」とメールを入れてくる。 家内もやっと現状を認識し、平常心に戻ったようでそっちも良かった。 11時頃、小児科病棟からICUへ、迎いのベットが出発したそうだ。 13時過ぎ、家内から息子の姿と病室の写メが届いた。 またしても私は勝手な想像で酸素は外れてると思ったら、 鼻の前に管を通して管の穴から少し酸素が出てるような装着つき 当然、胃の管は鼻から出ている。 . . . 本文を読む
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息子・その後 9

2007年12月13日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」
12月3日 家内は朝から義妹宅から病院に向かう。 午後の家内の電話で、酸素の挿菅は外れたようだ。 良かった!気管の腫れも収まってきているという先生の話だったようだ。 私は夕方早めに仕事をおき、19時の面会終了時間に間に合うよう17時前に会社を出る。 18時過ぎに病院に着く。 少し身軽になった息子を早く見たい。 痛々しい姿から少し開放された息子を早く励ましてあげたい。 家内と消毒を済ま . . . 本文を読む
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息子・その後 8

2007年12月12日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」
12月2日 今日は休みを取ったので、息子に会いに行く。 面会時間は14時~19時しか入れないので、午前中は家の用事を済ませ、 午後から家内と病院に向かう。 約1時間余りの道のり、 元々元気な私は特に大きな病気もせずこの歳に至っているので(胃潰瘍ぐらい) 大学病院になど全く縁がなかった。 まさか我が子が、まだ3ヶ月の幼さでこんな大きな病院にかかろうとは・・・。 生まれてからというもの、ドタ . . . 本文を読む
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息子・その後 7

2007年12月11日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」
11月30日 今日は金曜日で私は来週頭までの段取りがあるし、 なんといっても月末、絶対に休めない。 家内だけ病院に向かう。 電話の報告によると、下手に動いてもいけないので、ICUにいる間は睡眠薬で ずっと寝かすそうだ。 姿は同じ、当然あまり動かなかったらしい。 家内は夜は義妹宅にお世話になる。 お袋は同じ市内に住んでいる実姉宅が預かってくれたので、 私は仕事から帰り、あまり食欲もない . . . 本文を読む
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息子・その後 6

2007年12月11日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」
「それは、一昨日とかでは風邪ではないと判断が難しいモノなんですか?」と 聞きたかったところだが、 目の前には痛々しい我が子、助けてくれた先生を前にして県病院への不信感は一旦置いて置き、完治したあとでこの病気の事を詳しく調べてから対処を考える事にする。 今はとにかく、とにかく「ありがとうございます」「ありがとうございます・・・」 先生方にお礼を述べ、動かない息子を撫でる。 先生達が去ったあと、 . . . 本文を読む
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息子・その後 5

2007年12月10日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」
11月29日 検査は11時頃から行われた。 昼から呼ばれ、先生から説明を受ける為、ICUに向かった。 昨夜と同じ姿で横になっている息子。 本当に痛々しい・・・。 麻酔でまたも眠っている・・・ 息子に申し訳なく、胸が絞られ苦しく切ない・・・。 「ごめんな、ごめんな・・・頑張れ」 「どんな病気でも絶対に治るからな、辛いだろうけど頑張れ!」 何度も何度も心で叫び、撫でる。 小児科の . . . 本文を読む
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息子・その後 4

2007年12月10日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」
部屋に戻り、待つ。 義母と義妹がまた家内を励ます。 私は・・・家内を励ます事より、大事な事に集中した。 「信じきる事」 一点の曇りもなく、ただ、完全に信じきる事に意識をあわせた。 そして、親戚などに状況を電話で報告したあと、会社にも連絡しておいた。 「こういう状況で、明日は仕事どころじゃない」と 部屋に戻り、また集中した。 40分ほど経ち、先生が部屋に来た。 すかさず立って先生 . . . 本文を読む
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息子・その後 3

2007年12月09日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」
「時間です」と3人の先生方と看護士が2人迎えに来た。 移動するベッドに移す際、 先生が「じゃ、ここはお母さんに」と促し、家内がやさしくベッドに移す。 そこからは皆が慌しく機材などを付け替える。 心電図や酸素濃度など何の機材かよく分からないが、 酸素は手術室までは手動のポンプで先生がやるようだ。 そして6階から1階の手術室に移動する。 移動が始まり、私と家内だけついていけるようで、 . . . 本文を読む
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息子・その後 2

2007年12月07日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」
家内の電話で、 自分の体から一気に血の気が引いていく・・・ しかし鼓動は早くなる・・・ 平常を保てなくなりそうな自分がいる。 悪い想像はしたくないが、「出来るだけ早く来い、一刻も早く・・・」 この言葉で悪い想像をしない人間がいるだろうか・・・ しかし、家内の状況は電話で察知できた、 ここで私が同じように錯乱状態ではいけない。 気持ちを切り替え、病室の部屋へ入る。 そこには、酸素マスクを . . . 本文を読む
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息子・その後 1

2007年12月07日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」
とてもご無沙汰しました。 やっと、報告ができる状況になりました。 前の記事を書いたあと、昼頃に家内から電話が入り、 「状態が良くないので、大学病院に救急車で搬送する」と 至急仕事を抜け、市内の県病院に走り、 先生の説明を聞きます。 「気管に細い部分が出来ていて、それを調べるにはココでは設備がないので 大学病院に至急搬送します。酸素を送りながら行きますので道中は心配しなくて大丈夫です」と . . . 本文を読む
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