「時間です」と3人の先生方と看護士が2人迎えに来た。
移動するベッドに移す際、
先生が「じゃ、ここはお母さんに」と促し、家内がやさしくベッドに移す。
そこからは皆が慌しく機材などを付け替える。
心電図や酸素濃度など何の機材かよく分からないが、
酸素は手術室までは手動のポンプで先生がやるようだ。
そして6階から1階の手術室に移動する。
移動が始まり、私と家内だけついていけるようで、
「がんばれ!がんばれ!」と
必死で声を掛ける。
エレベーターに入る手前で小児科の先生が
「○○先生!止まる!○○をどうのこうの!」と叫ぶ、
何かのブザーらしき音が機材から鳴っている。
全員がさらに慌しく走り回り何かの道具を取ってきたり、
手動ポンプを強く早く握ったりして、その場は凌いだようで、
エレベーターに乗り移動再開。
この時、実感した、
「本当に呼吸が止まる寸前まできている、本当にヤバイんだ・・・」
移動の最中、泣きながら息子を見つめる家内。
私は、こみ上げてくるいろいろな感情を抑え、一点に集中した。
「絶対に大丈夫だ!、絶対無事にこの手に戻ってくる」と信じ切る事に。
手術室に到着し、「ここからは・・」と制止される。
「頑張って来い、お父さんがついているぞ」と息子の腕を撫でる。
先生方が「全力を尽くします」と告げ
いかにも冷たそうなドアは閉められた。
つづく
移動するベッドに移す際、
先生が「じゃ、ここはお母さんに」と促し、家内がやさしくベッドに移す。
そこからは皆が慌しく機材などを付け替える。
心電図や酸素濃度など何の機材かよく分からないが、
酸素は手術室までは手動のポンプで先生がやるようだ。
そして6階から1階の手術室に移動する。
移動が始まり、私と家内だけついていけるようで、
「がんばれ!がんばれ!」と
必死で声を掛ける。
エレベーターに入る手前で小児科の先生が
「○○先生!止まる!○○をどうのこうの!」と叫ぶ、
何かのブザーらしき音が機材から鳴っている。
全員がさらに慌しく走り回り何かの道具を取ってきたり、
手動ポンプを強く早く握ったりして、その場は凌いだようで、
エレベーターに乗り移動再開。
この時、実感した、
「本当に呼吸が止まる寸前まできている、本当にヤバイんだ・・・」
移動の最中、泣きながら息子を見つめる家内。
私は、こみ上げてくるいろいろな感情を抑え、一点に集中した。
「絶対に大丈夫だ!、絶対無事にこの手に戻ってくる」と信じ切る事に。
手術室に到着し、「ここからは・・」と制止される。
「頑張って来い、お父さんがついているぞ」と息子の腕を撫でる。
先生方が「全力を尽くします」と告げ
いかにも冷たそうなドアは閉められた。
つづく
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