にくいよでんぐる

ふとしたきっかけで
久しぶりに「電気グルーヴ」のアルバムを聴いて居ります。

うん
素敵。

音楽の初期体験（と云いましても、音楽に奥手でありましたわたくしのそれは、二十歳目前におとずれたのであります。）がテクノでありましたわたくしには、
すぱんと
奥底に届く心地よさがありますです。

■
某所に遊びに行きました時に、
すばんと電気グルーヴがかかりまして、

肌がざわっ

波立つのを感じたのが忘れられませぬ。

それ以降---
左様な感覚を求めまして、音楽を聴いているような気がいたしますよ。

■
肌が感じること
肌を通して突刺さること
肌をそぞろにすること

斯様なことを宝として
大切にして行きたいものでありますよ。

憧憬

上原ひろみ「Spiral」がヘビーローテーションして居ります。

云うなれば---
わたくしは上原ひろみになりたい。

---絵が浮かび上がる楽曲
感情を煽るステージ
身体を落ち着かなくするピアノ。


情景が浮かび上がるルーティン
感情を包み隠さないパフォーマンス
観るひとの肌を波立たせるデビルスティック---

わたくしは斯様なデビルスティックがしたい。

螺旋に巻き込まれる

鷲掴み、と云う言葉がありますが---

まさに
ぐわし
と、心の芯を鷲掴み。

鷲掴みにした其のパワーは
襞のすみずみに浸透し
引き延ばし
押し縮め

高揚感
と
不安定な心持ちとをもたらすので御座居ます。

上原ひろみ「スパイラル」を聴いて居りますですよ。

わたくし、此時暫く
ふわふわとした時間を過ごす事になりましょう。

嗚呼、素敵。

■
わたくしも、
斯様な
エモーショナルでハッピィな
ジャグリングが

したい。
しましょう。
しましょうぞ、必ずや。

五線譜の上にいる。

今、坂本龍一氏のCD「１９９６」を聴きながら、この文章を書いて居ります。

何故か。

TVプログラム「僕らの音楽」（CX）に氏がゲスト出演して居ますのを、偶々観たからで御座居ます。氏の造り出す音楽も好きで御座居ますが、氏の空気も好きでありますよ。

もしも、この先、ショーの音楽に坂本龍一氏を使用していましたら---
其れは間違い無く、今夜が始発点であります。