korou's Column

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松浦亜弥ディスコグラフィー 56 「七回歌うといいことがある歌」

2016-03-19 | 松浦亜弥

5枚目のオリジナルアルバム「想いあふれて」収録の曲。

アルバムの発売日は2009年1月21日。

作詞:久保田洋司、作曲:斉藤悠弥、編曲:cosma、ブラスアレンジ:竹上良成

 

作曲の斉藤悠弥は、1979年、埼玉県生まれの作曲家・編曲家・音楽P。

主にアニメ、ゲーム関係の楽曲を手掛け

その合間に水樹奈々などの有名アーティストのアルバムの手伝いをするという活動なので

一般には知られていない業界人である。

ただし、ももクロ(”ももいろクローバーZ”ではなく”ももいろクローバー”だった時期)の

デビュー曲(「ももいろパンチ」)を手掛けているので

古参のももクロファンなら周知の人物かもしれない。

 

編曲のcosmaについては情報はほとんどない。

 

亜弥さんの古くからのファンのブログを参照すると

この曲は2008年10月26日のSTBライブで

初めて披露されたらしい。

緊張でがちがちの状態で歌い終わった後

「もうこんなのやりたくない、マイクを持っていない手も汗かいてる」とコメントしたとか。

もう今更ライブで緊張しないと公言していた当時の亜弥さんでも

そんなことがあるのかと思ってしまうが

アルバム発売3カ月前で

まだ歌詞を覚えきれていなかったための緊張なのか?

 

その”極度の緊張”のせいとは思えないのだが

その頃のSTBライブで何回かこの曲を歌った形跡はあるものの

アルバム発売後のライブ映像で

この曲が歌われたものは皆無である。

動画サイトでそういうものは見たことがない(あれば教えてください)。

完全に封印されてしまった名曲、になってしまった。

 

斉藤悠弥という人は、Wikipediaによれば「泣きメロのバラード」が得意らしく

この曲も、明るい曲調ながら、どこか憂いを秘めた独特のメロディが印象的だ。

特定の素晴らしい箇所があるわけでもないのだが

これといって不満な箇所は全くなく

聴いていて実に心地よい曲である。

そして、誰もこの曲をカバーした人は居ないはずだが

他の誰かだと、亜弥さんほど魅力的には歌えないと思う。

 

ぜひライブで聴いてみたかった曲。

仕方ないので、アルバムの歌唱を聴きましょう。

 

7kai utauto iikotogaaru uta-Aya Matsuura 【Omoiafurete】

 

 

(2020.8.23追記・・・この記事をアップした1年後には、この曲のライブでの歌唱を

 ご紹介することができました。次のリンクでご参照ください)

アコースティック(2009.9.20)

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4 コメント

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十六夜の月 (アヤまる)
2016-03-19 22:48:11
この曲はじめて聞きました。たぶん。
マニアックライブ2で「いつかは笑ってうたえる悲しい歌」の紹介の時に「7回歌うといいことがある歌みたいな」というところがあって気にはなっていたんですが、落としていました。

歌詞を読むと掴み所がないというか、願いが叶わないところはありつつも、悲しくも切なくもなく、「雲に隠れた十六夜の月」みたいな状態もいいなと思ってる、っていうのはなかなか感情移入がしにくいだろうと思います。

その後も「七回歌ったらいいことがあるというけど いいことってどんなこと」となっているので感情を込める要素がないですよね。

ちなみに偶然、2005年8月31日発売のw-inds.の16枚目のシングルが「十六夜の月」だと知ってそっちも聞いてみました。
https://www.youtube.com/watch?v=ttscVHO7sn4

こっちは叶わぬ恋の別れを歌っていてかなり切ない詞で、作詞者も違うから関係はないと思いますが、、、

両方とも愛を「十六夜の月」にたとえているんですね。満ち足りた十五夜の月ではなく、そこから少し欠けた十六夜の月だと。

2005年頃に二人の間に一度別れがあったとすると、、、ここから先の妄想はやめておきます。
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端正なのに (mago_emom)
2016-03-19 22:51:33
この曲は私もライブ映像が見当たりません。
なぜ歌わないのかよくわかりませんが、
季節感があるからでしょうか。
私はもったいないと思っています。
歌い方の基本のようなはっきりとした端正な発音で、
深い叙情を感じる歌声はなかなか真似できませんね。
今日は後でこの曲を聴いて見たいと思いました。
返信する
Re:十六夜の月 (korou)
2016-03-20 14:52:44
>アヤまるさん

そのw-indsの曲にまつわる妄想ですが
私もかつてハマりました(笑)
まあ、関係ないでしょうけどww

w-indsの「十六夜の月」は結構有名な曲なんですね。
レコード大賞の金賞を取っているし、紅白でも歌っているようですし。
あらためて聴くと、アレンジが良くて、いい曲だと思いました。

それ以上に
いつ見ても慶太クンはイケメンなんで
亜弥さんファンとしては
行き場のない感情にとらわれてしまいます。
これじゃ勝てねえーな・・・(爆)
返信する
Re:端正なのに (korou)
2016-03-20 15:05:25
>mago_emomさん

>>歌い方の基本のようなはっきりとした端正な発音で、
>>深い叙情を感じる歌声はなかなか真似できませんね。

全くそのとおりですね。
どこをどう歌ったらそうなるのか全く分からないのですが
確実に”深い叙情”が感じられるこの歌声は
本当に素晴らしいです。

圧倒的な迫力で押しまくる歌唱のほうが
世間一般的には高評価されやすいのですが
こういう歌唱の良さも
もっと注目されてよいのではないかと思います。
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