おはようございます。
川崎 和菓子「新岩城」の四代目の健太です。
26日の0時ごろ祖父が亡くなりました。
僕が小学校3~4年くらいから若年性アルツハイマーを患い60歳ちょっとでボケはじめてしまいました。
とても良いじいちゃんで、酒を飲んでは泣いている姿を幼いなりに覚えています。
僕と妹は「忠ちゃん」とじいいちゃんの事を呼んでます。
初孫の僕、初めての女孫の妹。
とても可愛がってくれてたくさん写真やビデオを残してくれました。
忠ちゃんは、教師になりたくて教師になり、その後に和菓子屋になりました。
ボケた時に、和菓子屋好きだった?と聞いた事があります。
忠ちゃんは、「俺は、教師を続けたかった」と言っていました。
次第に家族の名前を忘れ、僕の名前は最後の方まで覚えててくれました。
嬉しかったな。
しかし、「孫」という事は、わからなかったみたいで仲間としてみてたみたいです。
「俺たちは、良い仲間だな!」と言って忠ちゃんは、笑ってました。
ボケも進み本当に大変な時期もありました。
ばあちゃんは、本当に大変だったと思います。
徘徊もはじまり何回もいなくなりました。
最後には東京の方まで一人で行ってしまった事がありました。
いないと気がついた時は、本当に血の気が引きました。
そんな忠ちゃんも、ばあちゃんの肺がんが見つかった時に、施設に預けることになりました。
肺がんから生還したばあちゃんは、毎日毎日じいちゃんのお見舞いに行ってました。
僕が20歳からなので、もう9年近く毎日お見舞いに行ってました。
忠ちゃんは、幸せですね。
叔母と二人で忠ちゃんがいる葬儀屋さんの安置所に行った時に
叔母が「お父さんがボケて無かったら、みんな今とは違う人生を歩んでたよね。」と言ってました。
確かに・・・。
母は、忠ちゃんがボケたのをきっかけで店を継ぎました。
父は、その母の姿を見て銀行を辞めて店を過ぎました。
店も両親がいたから今あります。
僕も店がなかったら和菓子屋にはなれなかったでしょう。
嫁とも結婚せず娘も生まれて無かったです。
今、幸せなのは忠ちゃんがいたからなのかな?と思いました。
今までたくさん愛してくれてありがとう。
安らかに眠って下さい。
お店の営業日ですが、土曜日がお通夜、日曜日が葬式のため、
土曜日が昼までの営業、日曜日が臨時休業になります。
ご注文を何件か頂いていますが、どちらもご用意できます。
後ほどお電話させていただきます。
私的用事で、ご迷惑おかけしてしまい申し訳ございません
044-522-2721
営業時間8:30~20:00
年中無休
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