IOCのバッハ会長が、来年の任期満了に伴い、会長職を退任する意向を示したらしい。今回のパリ五輪では様々な問題や批判が噴出し、その責任を取った形になるのかどうか知らないが、会長の座を悪用し、これまでの開催国から散々接待や賄賂を受け続けた結果、懐は十分に潤い、自分の余生は安泰だと考えたのではないだろうか。2000年以降、どの五輪においても予算に比して実際の運営にそこまでお金が掛かっていたと思えぬ大会ばかりで、どれだけ莫大な金を中抜きしたのか想像出来そうである。
彼は東京五輪の開催前に行われた会談で「選手にとって、選手団にとって、そして最も大事なのは日本人の安全」と言うべきところ「最も大事なのはチャイニーズピープル」と発言しており、国内から猛烈な批判を浴びたが、東京五輪の翌年に行われた北京冬季五輪でも相当な接待を受けた事は想像に難くない。しかも、北京オリンピック公園には彼の銅像が飾られるほどであり、なんと彼は北京体育大学と南京体育大学の名誉教授にも就任している。彼と中共はズブで、その関係は今も続いているようだ。
上記の関係から察するに、彼がIOC会長を退任した後は中国に招聘され要職に就くのだろうか。そして今後行われる五輪で、中国は合法的にドーピングして金メダルを獲得する策略を彼から得るつもりなのだろうか。しかし会長職を解かれたバッハが、IOCへ働き掛けが出来る程の力を維持できるとは思えない。そうなってくると、彼は悪銭をタンマリ溜め込んだ只のオッサンでしかない。そんな人間にどれほどの利用価値があるのだろう。強いて挙げるなら中国は彼が得た悪銭を狙っているのではないか。
「悪銭身に付かず」とはよく言ったもので、悪事を働いて簡単に得た大金はすぐに失われる(Eazy come,Eazy go)と言うように、その格言は世界共通らしい。彼は最初のうちは中国から散々持て囃されるが、利用価値がなくなったと判断された後は、ハニトラで弱みを握り、彼が築き上げた蓄財の全てを奪い取る算段だろう。中共は同じ手を使って日本の政治家や経済界の重鎮を悉く骨抜きにしてきた。ただ権力を与えられただけのオッサンなどチョロいものだろう。憐れな末路が目に浮かぶ。
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