一般社団法人日本看護倫理学会という団体が、次世代型mRNAワクチンとして、世界で唯一日本のみで認可され、今年の10月から定期接種を始めるとされる自己増幅型mRNAワクチン(レプリゴンワクチン)の安全性と倫理性について懸念を表明している。その声明文によると、今までのワクチンがウイルスや細菌といった病原体を弱毒化したものを抗体として人体に接種し、人体の免疫応答を誘導するのに対し、今回の遺伝子操作型ワクチンというのは、当該抗体(スパイクタンパク質)を人体の細胞内の遺伝機構を用いて作らせるものらしい。この自己増殖型mRNAワクチンは昨年11月に認可され、その製造と販売を日本の明治製菓ファルマが行なう。このワクチンは従来のmRNAワクチンの抗体を作る機能に加え、自分自身を複製する機能があり、少量の接種で長期間スパイクタンパク質を生み出し続ける特徴があるらしい。
学会が懸念する安全性の問題とは、このワクチンが日本以外の国で認可されていないのは、従来型ワクチンが多くの健康被害をもたらしたのと同様に、健康被害が引き起こされる可能性があること。倫理的問題としては、このレプリゴンワクチンが自己複製型であるために、ワクチン自体が接種者から非接種者に感染(シェディングと呼ぶらしい)する恐れがあり、接種を望まない人の意志とは無関係にワクチン成分が取り込まれる点を危惧している。このワクチンの有効性は、確かに臨床研究によって実証されておらず、10月から開始される定期接種が実質的な治験、つまり実証研究の場となる。
ちなみにこの一般社団法人日本看護倫理学会という団体は、公益社団法人である日本看護学会とは別団体であり、この学会の主張の信憑性が確実と言い切れない。しかし昨今は、様々な利権の温床となっている公益の医療団体が正しい主張を行っているとも言えないため、誰の主張が正しいのか即座に判断する事が難しい。私が個人的に言えるのは、従来型ワクチンと同様、治験も行われていない得体の知れないワクチンを、政府やマスコミに踊らされてむやみに接種すべきでないという事。そもそもコロナウイルスの存在を証明する公文書が一枚も存在しないのに、なぜワクチンが作れたのか。コロナ禍が始まった当初から現在に至るまで私が抱き続けるこの疑念はずっと晴れないままだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます