チェルノブイリ原子力発電所は、1986年4月に大規模な爆発事故が起きた事で世界的に有名となった。当時はソ連の管理下にあり、ソ連の情報統制によって現地の状況が知らされなかったが、広大なエリアで放射能汚染が発生し、多くの犠牲者が出たと噂された。あれから約40年が経過し、チェルノブイリはウクライナの一部となった。現在も立ち入りが規制されているものの、ガイガーカウンターの許容範囲内であれば、一般の外国人旅行者でも軽装で敷地内に入る事ができ、日本の旅行系YouTuberが、チェルノブイリ原発を見学した時の模様を動画で見る事が出来る。つまり現在は、それほど危険な場所ではないのだろう。
ウクライナには他に、ザポリージャ原発というヨーロッパ最大級の原発も存在する。ここは2022年3月以降、ロシア軍の占領下になっているが、今月11日、この原発で火災が発生したとウクライナが報じた。ウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシア占領軍が火災を起こした」と主張しており、原発の冷却塔が煙を出しながら燃えている動画をXにポストし、ロシアを強く非難した。この報道を受けて、国際原子力機関IAEAの調査員が12日に軽装で現地入りした様子を、ロシア国営のタス通信が報じたが、その映像を見ると、火災が起きたとされる冷却塔の内部はほぼ空洞で、火災が発生した跡もみられず、安全性に問題はない事をIAEA調査員が報告している。
冷静に考えたら分かりそうだが、なぜロシアが自国の管理下にある原発を破壊するのか。こうやってゼレンスキーはロシアを非難する材料をでっち上げ、世界中からまたお金を集ろうという魂胆だろう。もういい加減、ゼレンスキーの茶番に付き合うのはやめにしてはどうだろうか。
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