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TANAKAHAN日々思った事を綴ってみたりして

結局、迷惑

2024-08-13 22:41:38 | Weblog

毎年恒例の東京ビックサイトで行われるコミケが8月11日と12日に行われたが、この不景気で出費を控える人が多く、そして35度を超える猛暑にも関わらず、約26万人が来場したとのこと。改めてサブカル好きな日本人の多さに驚くが、その会場の入口までの通路に、ヴィーガンの活動家が、血塗られた牛の解体写真などを何枚も設置し、気分を悪くしたり、不快な思いをした来場者から警察署への苦情が相次いだらしい。

ちなみに私は肉も魚も野菜も食べる。昆虫は食べない。動物性たんぱく質も健康に生きる為に必要な栄養素だと考えており、無用な殺生は避けるべきだが、必要な栄養素を摂る分には止むを得ないと思っている。肉を食べようが植物性たんぱく質だけを摂ろうが、そんなのは個人の勝手だと思うが、活動家と呼ばれる類の人々は、自分の価値観を他人に押し付けようとするからハッキリ言ってウザい。そのくせ、こういう活動家の主張って実は結構曖昧だったりもする。

具体的に話を進めると、この人達は肉を食べる人の何がいけないと言っているのだろうか?➀肉を食うために殺生する事がいけない。➁動物性たんぱく質を摂取する事がいけない。彼らは➀と➁をセットで捉えているが、そうとは言えない。最近はあまり聞かないが、昔は卵を取るために鶏を飼う家庭があった。この場合、鶏が生んだ卵を食べる事もダメなのか?そして、飼っていた鶏が老衰で死んだ時、その鶏を食べる事もダメなのか?死んだ鶏に感謝しながら有難く頂く事の何が悪いのか。肉食を否定する根拠が、動物の殺生だと言うのなら、こういったケースでは当て嵌らない。そうなるとヴィーガンの主張は一貫していない。

ヴィーガンの活動家に強い違和感を覚えるのは、彼らは殺生はいけないと主張する一方で、血だらけにされ殺された動物の写真は何の抵抗もなく公衆の面前に曝け出すというサイコパスな側面が垣間見えるから。普通の人が見たら嫌悪感を抱くものを、彼らは気持ち悪いと感じていないのなら、この人達の感性は私には受け入れられない。自分の主張は筋が通っていると思い込んで、他人に価値観を押し付ける行為は本当に迷惑。こういう写真を掲出して多くの人を不快にさせている事実に何の罪悪感も感じていないなら、そのうち誰からも相手にされなくなると思う。

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