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TANAKAHAN日々思った事を綴ってみたりして

「おもてなし」と「ろくでなし」

2024-08-01 22:25:58 | Weblog

連日35度を超える猛暑日が続き、エアコンを使わない日々を過ごしていると、さすがに夏バテ気味になってくる。ベランダで栽培しているミニトマトなどのプランター植物も水分の減り具合が半端ない。その分育ちも良いので、伸びた茎を巻いて低くまとめようとしたら、途中に伸びていた脇芽が折れ、あっという間に萎れてしまった。しばらく水道水に漬けていたが復活の兆しがなく、コンポスト行きかと思ったが、試しにお酢で薄めた水に漬けてみたら、フニャフニャの茎は見る見るうちに芯が通り、張りを取り戻した。何という生命力だ。私も暑さに負けず、栄養をしっかり摂って逞しくなりたい。

今回のパリ五輪は様々な問題点が報じられている。先日も少し綴ったが、多様性を尊重し、差別をなくすと言い、元男性のトランスジェンダー女性の、女子ボクシングへの出場を認めた。これこそ女性差別以外の何者でもない。トランスジェンダー女性と生物学的な女性は別物であり、同じ女性として分類すべきではない。リベラル連中は「差別」と「区別」を都合良く混同して社会秩序を乱す事に利用するが、この二つは全く別の概念。「差別」は、力関係の異なる人種や性別を一つのカテゴリーに同居させるから起きる。だからそれを避けるために「区別」する。そうやって同じ人種や性別で的確に区分けすれば差別は限りなく避けられる。しかし多様性を尊重し過ぎて同居を許容すれば弱者は益々虐げられ、差別が助長される。この事例で言えば、トランスジェンダー女性と生物学的女性は厳格に区別しなければならず、トランスジェンダーだけで勝手に殴り合えば良い。多様性など昔から存在していたことで、今さら改めて強調する事ではない。区別をなくすから差別が生まれる。これを混同して煙に巻き秩序を乱すのがリベラル連中の悪質さ。彼らの詭弁に惑わされるな。

パリ五輪では選手村も酷いらしく、たんぱく質を多く必要とするアスリートに肉を出さず、ヴィーガン食ばかりで苦情が続出。部屋にはエアコンもなく、窃盗も起きてセキュリティも良くない。しかし自国の選手の部屋にはちゃっかりエアコンが据え付けられている。競技の審判も自国贔屓で、一つの分類(競技)に異なる待遇を同居させ正に差別のオンパレード。今回の件に限らず、フランスは言う事とやる事の乖離が酷い。フランス革命では「自由」「平等」「友愛」という三原則を掲げて綺麗事を並べても、革命から戦後の和平に至るまでやってきた事は悉く真逆。今回のパリ五輪では、そんなフランスの権力者層の考え方が見事に露呈した。残念ながらフランスに対する評価は下がってしまった。

ここ数日、東京五輪とパリ五輪の選手村での食事や設備の違いを比較する動画がバズっている。東京五輪はメディアがネガティブな事ばかり報じていてあまり知られていないが、選手村での様子を多くの選手がSNSで拡散しており、食事やホスピタリティについて絶賛している。ライバルを満腹にして優位に立つのが日本なら、ライバルを兵糧攻めにして勝とうとするのがフランス。敵に恩義を与えて仲間にする感じが、いかにも日本っぽくて好き。「自由」「平等」「友愛」を実践しているのはむしろ日本だ。

コメント
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