エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

6年生は凄い

2024-04-16 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、4月の6年生について書きます。
 1年生の担任になった時の話です。入学式を終え、次の日から1年生の子供たちと一緒に授業を行います。
 とは言え、直ぐに国語や算数は出来ません。まずは、学校生活に慣れてもらう段階からスタートです。
 そもそも、入学式の翌日、教室に入ってきた1年生は、何をどうするのか全く分かりません。だから、「ランドセルに入ってる物を机の上に出そう」とか、「手紙入れの中に家の人が入れたプリントが入っていたら、先生の机に出そう」とか、「連絡帳を決められた場所に置こう」とか、「その他の持ってきた物は、机の中に入れよう」とか、「空になったランドセルを、決められた場所に置こう」とか、「着てきた上着を洋服掛けに掛けよう」とか…指示を出す必要があります。
 でも、担任1人で30人前後の1年生全員に、この様な指示を出す事は不可能です。一斉に登校し、全員が同じ様に動いてくれるなら可能ですが、実際には、ばらばらに登校してきます。どうしても個別対応となりますから、担任だけでは不可能な訳です。
 そんな時の心強い味方…それが、最高学年たる6年生児童です。
 これまでの経験で言うと、5名前後の6年生が入学後2~3週間くらい応援に来てくれます。この6年生が、担任だけでは手の回らない1年生に、先程の様な指示を出してくれます。だから、何とか1年生の学級は回っていきます。
 そんな状態なので、新型コロナウイルス対応の時は大変した。6年生は来てくれますが、人数はギリギリまで絞られています。また、接触は禁止で声を掛けるだけですから、あまり能率が上がりません。
 令和6年度は、もうほとんど新型コロナ以前に戻っているので、6年生が大活躍しています。1年生の担任としては、「6年生って本当に素晴らしい」と実感するのが4月の初旬なのです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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「うとてとこ」の授業③

2024-04-15 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、前々回(R6.4.8)、前回(R6.4.9)の続きです。
 二連目を学習し終えた段階で、
「続きはあると思いますか」
…と問いました。ほぼ全員が「ある」と答えます。理由を尋ねると、「まだ『こ』が出てない」とか「『う』と『て』があるなら、『こ』もないとおかしい」などの意見が出ました。そこで、
「では、一列空けて、三連目の一行目を書いてみましょう」
…と指示を出しました。どの子も「ことことことこ」と書きます。書けた事を褒めた後、
「二行目は、どうなりますか」
…と問いました。これもほぼ「こがよにん」と正解です。どんどん続けて、
「ここまできたら三行目も書けるよね」
…と挑発すると、ほぼ全員が「ことことことこと」と書きました。
 ここで今までとは別展開。
「先生が何も書かなくても、ほぼ正しく書けました。何故でしょう」
…と問うてみました。子供たちからは、「前の連を見たら分かる」とか「一連目も二連目も同じ感じだから」とか「前の連と同じ様に書けばいい」などの意見が出ました。とてもよく考えています。
 もう残り時間が少ししかありません。まず、
「三行目は擬音語ですか。擬態語ですか」
…と問いました。擬音語が18人、擬態語が4人いました。
「では、それぞれに合う様に四行目を書いてみましょう」
…と指示を出しました。出てきた意見は次の通りです。
【擬態語】①あそんでる
     ②にこんでる
     ③のぼるんだ
     ④こどもがいる
【擬音語】①ことことこ
     ②あるくおと
     ③ゆれるんだ
     ④あるくんだ
     ⑤ひとにこむ
     ⑥にこんでる
 色々と指導を入れたい部分はありますが、時間が無いので、
「一連目や二連目から考えて、絶対に間違いなのはどれですか」
…と問いました。これは、ほぼ全員が擬態語の④と答えました。理由を問うと、「四行目は5文字になる」、「6文字は多すぎる」などと出てきました。はい、正解です。
 この後、谷川さんの詩では「まめをにる」となっていた事を伝えました。その後、少し補足説明をして授業終了です。
 いや~、授業記録は長くなりますね。3回とも読んでくださった皆様に感謝です。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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ブログとnote

2024-04-12 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜に含まれないテーマです。今回は、ブログとnoteに関する話です。
 令和5年の5月末からブログを始め、ぼちぼち10ヶ月になろうとしています。御陰様でブログを見てくださる方も少しずつ増え、最近は平均で10~15人くらいが見てくださっている様です。
 ところで私、令和5年の12月初旬からnoteも始めました。noteと言うのは、割と長めの文章を書いて交流するSNSみたいなものです。
 面白いのは、このnoteを始めた頃から、ブログを見てくださる方の人数が増えてきたのです。もしかすると、何か関係があるのかもしれません。
 基本的に私は、ブログで書いた内容を手直しして、noteに掲載しています。手直しは概ね100文字くらいですが、倍近くに膨らませる事もあります。
 また、ブログからnoteにする期間は、平均するとブログに書いた1~2ヶ月後って感じです。もっとも、1~2週間後の時もありますし、極まれにnoteオリジナル記事を書く事もあります。
 自分の中では、「ブログは即時性を大切にし、noteは完成度を高める」と言う方針で進めています。これは、最初から考えていたわけではなく、書き続けている内に、そんな方針になってきた…と言う感じです。
 そんな訳で、これからもブログを続けていきます。今後も、どうぞ宜しく御願いします。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。また来週の月曜(R6.4.15)に会いましょう。
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何でもアリの『ポーション頼みで生き延びます!』

2024-04-11 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はラノベ愛を語ります。今回は、私の好きな作家さんの作品を紹介します。
 今回紹介するのは、FUNA先生の『ポーション頼みで生き延びます!』です。この作品、小説もコミカライズもあり、私は両方とも読んでいます。つまり、どちらも面白いって事です。
 FUNA先生には『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』と言う作品もあります。こちらはコミカライズしか読んでいませんが、こちらも面白いです。
 これら2つの作品には、割と共通点があります。

1.主人公は性格がキツめの女性である。
2.主人公はかなり賢いが、どこか抜けている。
3.何でもアリの物語展開となっている。

 まぁ、3番目に関しては、ライトノベル全般に共通する部分かもしれませんが、1番目と2番目に関してはFUNA先生の特徴なのかな…と感じます。もっとも2作品しか読んでないので、他の作品では異なるかもしれませんが…。
 話を『ポーション~』に戻します。
 平行宇宙レベルでの事故に巻き込まれ、異世界に転生する事となった主人公カオル。彼女は転生チートとして、「自分が望んだ能力のポーションが自分の望んだ入れ物に入った状態で出てくる」能力を得ます。この能力が凄い。何故なら、自分が望めば、どんな能力のポーションでも出せるからです。
 普通、この手の物語でポーションと言えば、「体力回復」とか「ケガの治癒」とか「毒消し」が一般的です。ところが、カオルの出せるポーションは、彼女が望む(=彼女がイメージ出来る)内容なら何でも出来るのです。髪の毛や目の色を変える事も出来ます。魔物を寄せ付けない効果を持たせる事も可能です。その気になれば、核爆発を引き起こすポーションだって作れるのです。
 正に「何でもアリ」です。
 この物語は、この何でもアリ能力を手に入れたカオルが、異世界で無双の活躍をする話…らしいです。取り敢えず、小説の2巻までは。
 3巻目以降は未読なので、読んだら展開が変わるかもしれません。その時は、また内容を紹介します。小説の2巻までは面白いですよ~。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

 そう言えば、少し前の記事「成長を実感」に「いいね」などを沢山いただきました。とても嬉しいです。ありがとうございました。
 この応援を胸に、これからも頑張ります。
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春香山で卵GETだぜ!

2024-04-10 04:30:00 | 野外活動
 水曜日は八軒自然科学クラブ話です。最近続けている春香山ネタ、今回で一応の区切りです。
 春香山でGET出来る物で、山菜と並ぶ人気なのが卵です。エゾカジカガエルかエゾサンショウウオの卵がGET出来ます。
 春香山登山をする頃は雪解け途中か、やっと雪解けが終わったか…くらいの時期です。そのため、登山道のあちこちに水溜まりがあります。
 水溜まり…と言うと小さいイメージでしょうが、春香山の水溜まりは幅2~4mくらい、深さ30~50cmくらいのものが沢山あります。水溜まりと言うよりは、池と呼んだ方が良いくらいの大きさです。
 当然、そこに様々な生き物(主に両生類)が卵を生みに来ます。その代表格が、先程のエゾカジカガエルとエゾサンショウウオな訳です。
 エゾカジカガエルの卵は、直径1cmのビー玉みたいな粒の中に、直径1mmくらいの黒い玉が入っています。この黒い玉が、少しするとオタマジャクシになります。そのビー玉みたいな粒々が30~50くらい集まって、粒々の塊みたくなって水溜まりに浮かんでいます。
 エゾサンショウウオの卵も、直径1.5cmくらいのビー玉みたいな粒の中に、直径1.5mmくらいの黒い玉が入っています。この黒い玉が、やはりサンショウウオのオタマジャクシになります。カエルと異なり、サンショウウオの卵は塊にはならず、透明なホースみたいな管に並んで入っています。概ね、25~40粒くらい入っていた記憶があり、これも水溜まりに浮かんでいます。
 どちらも手で簡単に掬い取る事が出来るので、丈夫なビニル袋やプラケースを持ってきている子が、大喜びでGETしていきます。
 ただし、乱暴に扱うと卵が死んでしまいます。死ぬと白くなるので、直ぐに分かります。だから子供たちには、「そうっと取るんだよ。乱暴にすると死んじゃうよ」とアドバイスしていました。
 そうっとGET出来さえすれば、まず間違いなくオタマジャクシになります。生き物好きの子供たちにとっては、手軽に飼育をスタートできるのが、エゾカジカガエルやエゾサンショウウオでした。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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「うとてとこ」の授業②

2024-04-09 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、前回(R6.4.8)の続きです。
 書画カメラでテレビに映し出しているノートに、「てとてとてとて」と書き、子供たちにも写させました。
「何の事だと思いますか」
…と問うと、「手の事じゃないかな」などの意見が出ました。「てがよんほん」と書くと、「やっぱり」と言う声が聞こえてきます。書き写させた後、
「どう言う事ですか」
…と問うと、「手が4本あるって意味です」と答えがありました。ここで直ぐ、
「では、どう読んだらイイですか」
…と問うと、色々な意見が出た後、「、てがよんほん」と読む事にまとまりました。太字部分は少し強めて読みます。
 ここで本当は「次は、どうなると思う?」と予想させたかったのですが、授業時間が少なくなってきていました。そのため予想はさせず、「てとてとてとてと」とノートに書いて書き写させます。そして、
「これは、どう読みますか」
…と問うと、割とサッサと、「てとてと、てとてと」とまとまりました。一連目の経験が活きている様です。
 ここで、二連目の四行目を直ぐには書かず、
「前に、様子を表す擬態語と、音を表す擬音語について話しました。さっきの『うとうと』は擬態語です。では、今度の『てとてと』は、どちらでしょうか」
…と問いました。時間が無かったので、サッと意見を言わせて挙手させると、擬音語の方が多かったです。続けて、
「その通り、これは擬音語です。では、何の音だと思いますか」
…と問いました。子供たちからは、「ノックの音」や「楽器の音」などの意見が出ましたが、「分からない」と言う子も沢山います。ここで、ノートに「らっぱふく」と書き、子供たちに書き写させました。子供たちは、「あ~、成る程」みたいな表情をしています。
 これで、やっと二連目が終わりました…が、まだ三連目が残っています。
 う~ん…申し訳ないですが、長すぎるので続きは来週とさせてください。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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「うとてとこ」の授業①

2024-04-08 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、久しぶりの授業を記録がてら語ります。
 私が尊敬する、千葉県の野口芳宏先生の実践に「うとてとこ」があります。谷川俊太郎さんの詩を使った授業で、私は何度も追試させていただきました。そして令和5年度の最終盤の国語の授業、久しぶりに「うとてとこ」の授業を行ったのです。
 書画カメラでテレビにノートを映し出し、
「ノートを開いて日付を書きましょう」
…と指示しました。子供たちが書いているのを確認すると、ノートの右端に「うとてとこ」と書いて、子供たちにも同じ様に書かせました。
「何の事だと思いますか」
…と問うと、「よく分からない」と言う答えが大半でしたが、「何かの音だと思う」などの意見もありました。確認を終えると、「うとうとうとう」と書いて子供たちにも書かせます。
「何だか分かりますか」
…と問うと、「眠たくて、うとうとしてるんじゃないかな」、「でも、それだと最後が変だよ」などと意見が出ました。意見が途切れたところで、「うがよんわ」と書いて子供たちにも書かせました。見ていた子供たちから、「分かった」と言う声があります。
「何ですか」
…と問うと、「『よんわ』だから動物がいる」、「『よんわ』だから鳥だよ」、「『う』って言う鳥が4羽いるんだ」などの意見が出ました。
 ここで、以前やった俳句カードで読んだ、「面白うてやがて悲しき鵜舟かな」の俳句を思い出させます。
「鵜舟とは、鵜と言う鳥を使って魚を捕る舟でしたね。つまり、鵜と言う鳥が4羽いますよって言ってる訳です」
…と説明しました。その後、
「では、1行目は、どう読んだら良いでしょうか」
…と問いました。子供たちからは色々な読み方が出てきましたが、最終的には「う」を少し強調する読み方でまとまりました。「」と言う読み方です。
 それから、「うとうとうとうと」とノートに書き、子供たちにも書かせます。書き終わった頃に、
「今度は、どう言う意味でしょうか」
…と問うと、「鵜が4羽いるって事じゃないの」と子供たち。そこで、「いねむりだ」とノートに書き、子供たちにも書かせました。そして、
「どう言う事でしょうか」
…と問うと、「居眠りしてるんだ」、「うとうとしている」、「鵜が『うとうと』って居眠りしてる」と言った意見が出ました。それらの意見をまとめて、「鵜が4羽いて、『うとうと』居眠りをしている」と確認した後、
「今度は、どう読んだらイイですか」
…と問いました。これも色々と意見が出ましたが、最終的には「うとうと」で区切り、後半を強調する読み方にまとまりました。「うとうと、うとうと」と言う読み方です。
 ここまでで一連目が終わりました。まだ二連目と三連目があるのですが、ちょっと長すぎますね。続きは次回とさせていただきます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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介護狂詩曲5~付き添いのお手伝い

2024-04-05 04:30:00 | 自分
 金曜は、月~木曜のテーマ以外の内容です。今回で、ここしばらく続けている介護の話を一区切りします。まぁ、気が向いたら時々書きますが…。
 ここまで、母が外科、脳神経外科、内科、泌尿器科、耳鼻科の5つに通院していると書きました。これらを、私と兄弟と父で分担して付き添いしているのです…が、少々問題が。
 母は、外科でリハビリもしています。これは骨折のリハビリもありますが、それ以前から、筋力維持や骨密度維持の為にリハビリしていたらしいのです。
 このリハビリ、週に2回行かなくてはなりません。1回は土曜にすれば、私が付き添い可能です。とは言え、もう1回は平日に設定せねばならず、そちらは付き添いが難しいです。
 色々と検討した結果、介護支援をしてくれる民間企業と契約する事にしました。1回に数千円かかるので、月額だと3万円前後かかります。決して安くない金額ですが、仕事を休んで付き添い出来ない以上、必要経費として考えるしかありません。
 契約したのは、日本では広く知られた某企業さんが運営する介護支援事業です。電話で申し込み、担当の方が家まで来て父母も交えて打合せをし、契約書を書いて手続き完了!
 その翌週から、週に1回、平日のリハビリへ付き添ってもらっています。最初の内は連絡の不備から行き違いもありましたが、出来るだけメールで連絡し合う様にした結果、現在はスムーズに付き添いしてもらえる様になりました。
 こうやって考えると、介護って結局、自分の時間と手間を使うか、自分のお金を使うか…どっちかしかないんだなぁって感じます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。また来週の月曜(R6.4.8)に会いましょう。

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構成が複雑な『蜘蛛ですが、なにか?』

2024-04-04 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はライトノベル愛を語ります。今回は、『蜘蛛ですが、なにか?』を紹介します。
 異世界に引き込まれる事故で、1学級まるっと異世界に転生させられてしまった、とある女子高生が主人公。事故の際に全員死んでしまい、主人公は蜘蛛のモンスターに転生してしまいます。転生先は地下深いダンジョンで、恐ろしいモンスターと戦って生き延びなければならない、超厳しいサバイバルが描かれます。
 このサバイバルが本当に厳しい。主人公が転生した蜘蛛モンスターは、はっきり言ってダンジョン最弱の部類に入ります。だから、ちょっとでも油断すると致命傷を負いかねません。実際、主人公は頻繁に「命懸けの対決」をしています。そのため、「うぉ~、このピンチ、どうやって切り抜けるんじゃ~」って感じで、私は作品に入り込んでしまいました。
 ただ、この作品、それだけではないのです。
 先程、「1学級まるっと異世界に転生させられて」と書きました。つまり、主人公の他にも転生させられた人がいる訳です…30人ほど。
 そのため(?)、主人公の話の合間に、同級生たちや教師の話が挟まってきます。普通の人間として転生した人もいれば、凄いスキルをもつ人間に転生した人もいます。中には、能力の高いエルフに転生した人もいます。
 これらの話が挟まると、主人公の悲惨さが際立つのです。大した高くないスキルと、冷静な分析力、ここぞと言う時の判断力や決断力を駆使し、「命懸けの対決」を何とか切り抜ける主人公…とっても応援したくなります。
 ところが、それだけではありません。
 私は、まだ2巻までしか読んでいないのですが、2巻の途中から「あれっ?」と思う部分が出てきました。主人公の話と、他の同級生たちの話との間に、微妙なズレがあるのです。「もしかして、これは◆◆◆がズレてるんじゃない?」って思いました(ネタバレになったら困るので、伏せ字にさせていただきました)。
 予想通りだとすると、この物語、かなり複雑な構成となっています。これは3巻以降も楽しみです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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春香山だけじゃないボウナ

2024-04-03 04:30:00 | 野外活動
 水曜は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、前々回(R6.3.20)、前回(R6.3.27)に続いて春香山の話です。
 前回の記事で書ききれなかった山菜にヨブスマソウがあります。別名、ボウナとも呼ばれている山菜です。
 弓矢の鏃(ヤジリ)の様な、三角形に近い形の葉っぱが特徴的な山菜です。茎の中は中空になっており、切断面からは独特の匂いがします。
 茎の太い方が食べ応えがあるので、私は太めのものを採取する様にしていました。因みに、草丈と茎の太さには相関関係は無いようで、ひょろっと細長いのもあれば、太めで短いものも、太めで高いものもあります。
 食べ方は、葉っぱを全部落として茎だけにし、それを茹でて酢味噌和え…が、私の好みです。独特の匂いが味噌の香りと見事にマッチし、「山菜を食べてるなぁ」と言う気持ちにさせられます。
 春香山登山の日の夕食は山菜の天麩羅になるのですが、天麩羅の箸休めにピッタリ。もちろん、この酢味噌和えだけでも美味しくて、日本酒が止まらなくなります。ビールとの相性もイイです。
 茹でる時、柔らかい茎なら皮付きでも問題ありません。触ってみて、「ちょっとカタめだな」と感じる時は、皮をむいてから茹でる方が美味しいです。
 葉っぱを捨てるのが勿体ないという方は、葉っぱを天麩羅にすると良いでしょう。少々もさもさした食感で、独特の匂いも強めですが、「ザ・山菜」って感じの味がします。
 なお、5月から6月末くらいまで食べられるので、小樽のキャンプの時にも採取できました。春香山だけでなく、割と、どこにでも生えている山菜です。
 我が家では妻も大好きな山菜で、この酢味噌和えを食べると、「あ~、春が来たねぇ」と語り合っていたものでした。
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