木曜はライトノベル愛を語っています。今回は、先週(R5.11.9)のブログを書いた時に思い付いた事を書きます。
異世界転生&悪役令嬢物で、物語の最後に悪役令嬢が勝利する作品では、「ざまぁ」された負け「ヒロイン」には凄惨な展開が待っています。何故ここまで…と思う程の残酷さです。
あ、念のために書いておきます。「ざまぁ」と言うのは、「ざまぁみろ」の略で、作品の主人公(悪役令嬢の場合もあれば、聖女や「ヒロイン」の場合もあります)が敵役と対決し(ほとんどの場合、相手の罪を断罪する)、敵役をこてんぱんにやっつける事を言います。
話を戻すと、異世界転生&悪役令嬢物で、物語の最後に悪役令嬢が勝利する作品としては、これまで『悪役令嬢の中の人』(R5.8.5のブログ参照)と『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります 』(R5.11.9のブログ参照)を紹介してきました。
『悪役令嬢の中の人』では、負け「ヒロイン」は奴隷にされ、炭鉱労働者の慰み者になりながら生き続ける事になります。『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります 』では、負け「ヒロイン」は修道院に軟禁され、死ぬまで続く単調な日々を過ごす事になります。更に、ヒロインを追い詰める状況が発生し、精神的に地獄へ落とされるのですが、この部分はネタバレになるので書きませんね。
悪人が悪人を成敗する話としては、「必殺」シリーズや『ブラックエンジェルス』などがあります。これらの作品では、成敗される悪人が苦しむ時間は長くありません。居合い切りで切られるにしても、三味線の弦で首を絞められるにしても、せいぜい1分間くらいで「あの世」行きです。
そこから考えると、先程紹介した2冊の負け「ヒロイン」は、極めて長い時間苦しめられる事となります。私は、ストレスの多い現代社会を反映して、負けた相手を徹底的に苦しめないと、ストレスが解消しないって事かなぁ…などと考えてしまいます。
もしそうだとすると、現代社会の闇…相当に深そうです。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。