太田市長とれたて日記

清水まさよしが太田の元気をお届けします

地方自治を勉強する若者たち

2006年08月25日 | Weblog

一橋大学の鈴木君が来た。
「学生のための政策立案コンテスト(GEIL)」というのをやっている。昨年までは国の政策づくりをやってきたが、今年は「港区」を取り上げたという。決勝に残る4チームがプレゼンするので、その決勝審査委員をして欲しいという頼みである。予定がとれるので了解した。
「応援団は?」サポートするシンクタンクがあるはず、いくらなんでも学生だけ?と思って聞いてみた。「構想日本」が後ろにいるとのこと。「それならば安心だ」と思った。

 

一新塾というのがある。慶応大学のすぐ側のビルの2階で勉強会をしている。毎年講義させてもらっている。そこでもチームを組んで自治体の問題点をえぐり出している。そして、解決策までを短い時間でプレゼンするのである。
参加者はサラリーマンやら自治体の職員やら、とにかくいろいろである。狭い部屋はムンムンしている。質問は議会質問より鋭い、骨が折れるので「今年限り」と思いつつ夜中の帰路につく。
「GEIL」も東京大学とか慶応大学とかから180人もの学生が集まってくるという。そして、コンペをする。「今の若者は」どころか、われわれ実務者も彼らの勉強振りには敬意をはらわなければいけない。
この間も「ミエ・エファップジャポン」というところから講師依頼があって出かけてきた。それも総合的な学習の中に地方自治というものが入っている。
講義が終わって、受講者の感想文が届けられる。将来何を目指すのか知らないが、質問を受けていると「日本の将来はまんざらでもない」と思わすのに十分な感がする。

 

「時間があったら顔を出してください」
このところ行政の方々がたくさん来る。来ていただけるのは、運賃なしで相手の市の事情も聞けて丸儲けである。互いに見習うべき事柄がたくさんある。意見交換のチャンスをいただくわけでありがたい話だ。
職員のいうとおり、顔をだした。そこには見かけぬ美人が一人、説明する太田市側にいた。「えっ、だれだっけ」
「明治大学から勉強にきています」
知らぬ間に、学生が入り込んでいる。3週間くらいいるそうだ。
昨年は早稲田の大学院生がしばらく入り込んでいた。太田市の事例を勉強していた。

 

若者は、もちろん全部だとは思わないがよく勉強する。勉強が役に立つ、立たないはどうでもいいではないか。
どこに行っても、「若者たちはがんばっているなあ」と思う。
もっとしっかりしなければいけないのはわれわれ大人なのかもしれない。


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