ヤフオクで集めたオーディオ機器が学生当時のリベンジ的な意味があるとすれば、
このTA-F5はKA-8300と双璧、あるいはそれ以上の意味があるかも知れません。
要するに当時スゴク欲しかったアンプの1つだったということです。
TRIO KA-8300は定価が8万円くらいして、あきらめが先に立っていましたが、
SONY TA-F5は定価が59,800-だったので、頑張れば届きそうな気になる存在だった訳です。
二連の大型メーターは雰囲気があって好きでした。
当時惹かれたのはそういう外見の影響が大きかったと思います。
MCカートリッジが使えるところも利点でしたが、MCカートリッジは持ってませんでした。
ソニーのPS-X40(たぶん)という入門機のレコードプレーヤーと
付属のMCカートリッジを使っていました。
ソニーは好きだったのにアンプには手が出ませんでした。
1つ格下のTA-F4というのがありましたが、やっぱりTA-F5がよかったのです。
時は流れ、ヤフオクでTA-F5をウォッチして2年近く、
アラートで流れてきた出品情報を見てびっくり!
同じ三重県の方の出品でチューナーSONY ST-3950とセットで千円!
いや、間際で高くなるだろうと諦めていたところ、
終了20分前でも入札者が居ない…。
迷わず入札。
そのまま終了…。
えっ、いいんですか?
出品者である業者さんと連絡を取ったところ、
所用が丁度その会社の近くであったので直接引き取りに行きました。
千円札1枚を裸で渡してしまいました…(汗)
商品は電気屋の売れ残りみたいに綺麗な品でした。
もちろんどこにも傷も汚れもありません。
出品者の方は掃除すらしていません。
恐らくデッドストックをどこかで引き上げたのでしょう。
店頭で飾る値段の立て札みたいなものもあります。
取説などの紙の類も経年劣化を除いては全て新品同様、折り目もありません。
ビンゴ!です。
かくして我が家に念願のTA-F5がやってきました。
チューナーはYAMAHA T-3があるので休止中です。(T-3は500円だった…)
今は前回のオーディオネタで扱ったYAMAHA NS-10Mを鳴らしています。
満足満足。
SONY TA-F5 の特徴
実効出力:70W+70W(20Hz-20kHz,両チャンネル動作時,高調波歪み率0.04%,
8Ω)
型式:インテグレート ステレオ アンプ
回路型式:
パワーアンプ部(純コンプリメンタリーシンメトリーSEPP OCL DCパワーアンプ)
プリアンプ部(DC帰還回路付NF形イコライザーアンプ)