＜新しい教科書＞

いよいよ、３学期もおしまい。

志気進研は、来週から春期講習。

学校でも来月からは、新学年となる。

新学年と言えば・・・

新しい教室に、新しい友達、新しい先生、

中には、新しい学校の人もいる。

それと忘れてはいけないのが、新しい教科書である。


新品ピカピカの教科書だ。

きっちり名前を書いて～っと、問題はその後。

そのまま、授業での出番が来るまで、

まっさらのキレイなままにしておくのか。

はたして・・・！？


ちなみに、今度高校生になる生徒は

既に教科書をもらっている子も少なくない。

高校準備講座に来ている塾生もその中の一人で、

教科書を塾に持ってきていた。

「先生、俺もう読んでるんだ。ペンでチェックもしちゃった。

世界史とかは、自分で進められるよね？

今から勉強しておけば、いいんじゃね？」

なんて言っていた。

ああ、こいつの１年前からは想像も出来ないような言動！

僕は、正直ビックリしてしまった。

このように、一つ受験を乗り越えると、

考え方や姿勢がしっかりしてきたなと感じられる子もいる。


大抵の子は、おそらく初回の授業まで教科書は、

閉じられたままであろう。


しかし、是非ともお勧めする事は、

「教科書を開き、ひと通り目を通す」と言う事だ。

これからの１年で、何を学ぶのか？

どんな分野なのか？

どんな絵や写真が載っているか？

自分の既に知っていることはあるか？

など、内容に対して自分でチェックをしていくのだ。


そうする事で、今後への気持ちの準備も出来るし、

その分野への情報を集めるアンテナも芽生える。

自分で、これから何を学ぶかということを

しっかり頭に入れているのと、全く分かっていないのとでは、

授業に向かう姿勢も随分と差が出る。

「これって、どういうことなんだろう？」

「おおよそ理解は出来そうだけど、授業で確認しよう」

「これ、難しそうだ。ちゃんと聞いていないとマズイな」

なにかしらの授業に対する関心が出てくるはずだ。


子どもだけではない。親にしたって同じだ。

「この子は、これからの一年で何を学ぶのかしら？」

「これは、得意そうね」

「ここでつまずくかもしれない」

まず、目次を確認し、一冊ずつペラペラと見ていくだけでも

子どもの勉強に対し、親も準備をすることができる。

全くのノータッチの状態は、悪いケースになりやすいので、

最低これぐらいはしておいた方が良い。
（子どもの勉強への姿勢に問題が無い場合には全く構わないが）

「ふ～ん、こんなことをやるのね。何となく勉強した記憶はあるなぁ」

位の感想でも構わない。

無関心では無いぞ！という姿勢を見せないと。

熱心なご家庭では早速、家庭用の問題集選びとなるのかもしれない。


とにかく、一度目を通してみる。

その後は、実際に１ページ１ページ読んでいく。

社会は、読めば読むほど、覚えられるぞ！

英語の本文は、辞書を引いて訳してしまおう。

早めの準備が大切だ！！