結局氷点下6.5℃。これが今日の最高気温でした・・・。寒―い!と言えばそうなのですが、日の当たる中で除雪作業をしているとちょうどいい気温かな。

と、浮かれてばっかりはいられません。寒さに応じて薪ストーヴが大活躍。どんどん薪をくべて、毎日部屋の中はぽかぽか・・・。でも、薪の消費量が半端じゃないのです。基本的に自給自足が身上の僕ですが、今年は薪の収穫時期に時間が捻出できなくて、あまりストックを作ることができませんでした。
でも無いでは済みませんから美瑛に来て初めて2.4m3も購入してしまいました。1m3でおよそ8,000円の薪は、ミズナラや白樺の端切れです。たぶん1冬に5m3ほども使うでしょうか・・・。今年は半分を購入したことになります。
薪の購入先ですか?僕がお願いしたのは喜多造園さん。電話して依頼をすると、社長が「そんじゃ、ちっと見に行くかな」とすぐ下見に来てくださいました。そして折り返しに薪箱をひとつ、クレーン付きのトラックに乗せて運んできてくれました♪
薪箱は無くなるまで貸してくださるそうです。これで来年の雪解けの頃まで、薪の心配をしなくても大丈夫!薪ストーヴに揺れる炎に微睡みながら過ごす真冬の夜。音もなく静かに過ぎていく時を、ゆっくりと満喫できます。

ってことは、1つ前次の記事じゃないですけど、果たして自分で調達する薪と喜多造園さんから運んでもらう薪とは、どっちがいいんだろう?とりあえず薪を切りに行って家に戻ってから薪割をする行為を「余暇を楽しむ」もんだと判断すれば、やっぱり自給自足に軍配があがりますよね。でも、いつまでそういう気分でいられるのか、うーん、今夜はあんまり考えないことにしよう!
昨夜の皆既月食は、一番欠けたあたりに赤い薄っぺらな月を撮ろうと時折具合を見ていましたが、午後11時過ぎ「そろそろだなぁ」とレンズを変えて厳寒の中に出てみると、空は曇って月も星も見えなくなっていました。あー、残念。もうちょっと前の半月くらいのものでも良いから写真を撮っておけば良かったなー!
明けて本日は雪、雪、雪の1日になりました。雪の降り続く日は、除雪作業をするタイミングが難しいです。雪はねしたところが見る見るうちに積もって行っては、すぐにやり直ししないといけません。かと言ってずっと放置して積もるだけ積もってからやるとなりますと、これはこれで重労働です。
それにもうひとつは除雪車の来るタイミングも・・・。今日は日曜日ですからたぶん来ることはないんですよね。
あれこれ考えをめぐらしていても仕方がありません。雪だっていつ止むのか・・・?それよりは、今の雪を片付けてしまおうと、久しぶりに雪はね作業開始です。20cm程度の雪は、雪はねするのにちょうど良い積雪量かなぁ。
1時間ほどで作業を終えて部屋に戻ると、暖かい薪ストーヴの炎が疲れを癒してくれます。さぁ、ストーヴの上で静かに湯気を出しているポットのお湯でコーヒーを淹れましょう。北国の昼下がり、静かに時間が流れて行きます。
ほどなく親しい方の来客がありました。雪を片付けておいて良かった!
明けて本日は雪、雪、雪の1日になりました。雪の降り続く日は、除雪作業をするタイミングが難しいです。雪はねしたところが見る見るうちに積もって行っては、すぐにやり直ししないといけません。かと言ってずっと放置して積もるだけ積もってからやるとなりますと、これはこれで重労働です。

あれこれ考えをめぐらしていても仕方がありません。雪だっていつ止むのか・・・?それよりは、今の雪を片付けてしまおうと、久しぶりに雪はね作業開始です。20cm程度の雪は、雪はねするのにちょうど良い積雪量かなぁ。
1時間ほどで作業を終えて部屋に戻ると、暖かい薪ストーヴの炎が疲れを癒してくれます。さぁ、ストーヴの上で静かに湯気を出しているポットのお湯でコーヒーを淹れましょう。北国の昼下がり、静かに時間が流れて行きます。
ほどなく親しい方の来客がありました。雪を片付けておいて良かった!
宿仲間に誘われて、上富良野で開催された観光と地域振興に関するワークショップ(体験型講座)に参加して来ました。残念ながら講師の溢れんばかりの熱意で体験・意見交換には至りませんでしたが、あれこれ考えさせられることが多く、これから自分たちに課せらる未来像を見つめなおすいい機会になりました。
ちょっと難しいお話し(しかも長くなりそう)ですので、お時間のおありの時にご覧ください。今回も私のメモ的な記事になりますので、あしからず・・・。
ワークショップと題して、最初に4テーマを識者から報告いただきました。
・地域の活性化とグリーンツーリズム、土屋俊幸氏
・食の安全・安心とアグロツーリズム、小林国之氏
・上富良野町の景観とエコツーリズム、佐川泰正氏
・開発と景観保全、花岡千草さん
とっても興味深いテーマで、ちょっとわくわくしました。ところが講師の説明(ひとり30分の持ち時間、実際には40分くらいになってしまいましたが)を聞いて行くと、こういった地域(今回で言えば農村)と、都市の観光者との体験型、交流型の旅行(余暇の過ごし方のひとつ)は、あまりうまく行っていないことがわかりました。
その最大の理由は、地域(農村)の受け入れ側と観光に来る(都市在住の)旅行者との、思いのギャップがあげられるような展開に、なるほどと思わされることが多々ありました。多くは旅行者側ではなくて、受け入れ側のお話しで展開されますから、不公平(負担の分担・利益の分担)や儲からない、さらには後継者不足、流行の果てにあるものといったお決まりのコースもありますし、また食の安全ではBSE(狂牛病)や福島原発の事故による放射能汚染米の例が取り上げられていました。
もともとグリーンツーリズム(農水省管轄、アグリツーリズムも包括)とエコツーリズム(環境省管轄)の違いは、入り口は違うかもしれませんが中身には決定的な違いを見出せません。そしてこういった自然とふれあい農家(農村)で過ごす体験型ツアーの、目指すもの(成功の定義)のようなものがとても曖昧だなぁと感じました。
体験型にしろそうでないにしろ、それが成り立つためにはそれぞれの立場で一定の満足度が得られないといけません。
・旅行者→旅の満足度、和み、癒しの享受、食に対する満足度。
・受入者→旅行者の喜びによる達成感、利益獲得による満足度。
・地域→環境保全による満足度。知名度アップ、地域力アップによる満足度。
こういったもろもろの立ち位置で、どこかに負担があって成り立っている場合は長続きしないと見通されることと思います。私たち受入者としたら、体験型の滞在(農家さんとの触れ合いを通して、地場の農業と農産物を知っていただく滞在)に参画したい地場の人・団体はたくさんいることを知っています。しかし、それをどう旅行者の方に提供して行ったらいいのかが判然としないのも事実です。
ひとつの例としては、旅行者おひとりおひとりが散発的に農家を訪れ、その都度旬の野菜を個人個人にお分けすることは現実問題として不可能です。美瑛の農家では、たとえばとうもろこしを1日数千本から1万本と言う単位で収穫・出荷しているわけで、そこへちまちまと「5本下さい」という介入に、対応できるはずもありません。
一方で農家の多くは(私の知る範囲で例は少ないのですが)、旅行者・消費者との個人対個人のお付き合いにはとても前向きな方が多くいらっしゃいます。彼らは「美味しい野菜を美味しく食べて欲しい」という根本的な願いを誰しも抱いていらっしゃいます。しかし現実には作付面積の半分が工場用の生産へとシフトしており、それは場合によっては美味しさよりも皮のむきやすさであったり、日持ちのし具合に要求の優先度が高くなる場合があり、本来の美味しい野菜と相いれない場合もあります。
こういった農家さんと、旅行者の方をどうお繋げして行くのか、そんなコーディネイトする力のようなものが、私たち受入者には望まれているんだと感じました。
ちょっと難しいお話し(しかも長くなりそう)ですので、お時間のおありの時にご覧ください。今回も私のメモ的な記事になりますので、あしからず・・・。
ワークショップと題して、最初に4テーマを識者から報告いただきました。
・地域の活性化とグリーンツーリズム、土屋俊幸氏
・食の安全・安心とアグロツーリズム、小林国之氏
・上富良野町の景観とエコツーリズム、佐川泰正氏
・開発と景観保全、花岡千草さん
とっても興味深いテーマで、ちょっとわくわくしました。ところが講師の説明(ひとり30分の持ち時間、実際には40分くらいになってしまいましたが)を聞いて行くと、こういった地域(今回で言えば農村)と、都市の観光者との体験型、交流型の旅行(余暇の過ごし方のひとつ)は、あまりうまく行っていないことがわかりました。
その最大の理由は、地域(農村)の受け入れ側と観光に来る(都市在住の)旅行者との、思いのギャップがあげられるような展開に、なるほどと思わされることが多々ありました。多くは旅行者側ではなくて、受け入れ側のお話しで展開されますから、不公平(負担の分担・利益の分担)や儲からない、さらには後継者不足、流行の果てにあるものといったお決まりのコースもありますし、また食の安全ではBSE(狂牛病)や福島原発の事故による放射能汚染米の例が取り上げられていました。

体験型にしろそうでないにしろ、それが成り立つためにはそれぞれの立場で一定の満足度が得られないといけません。
・旅行者→旅の満足度、和み、癒しの享受、食に対する満足度。
・受入者→旅行者の喜びによる達成感、利益獲得による満足度。
・地域→環境保全による満足度。知名度アップ、地域力アップによる満足度。
こういったもろもろの立ち位置で、どこかに負担があって成り立っている場合は長続きしないと見通されることと思います。私たち受入者としたら、体験型の滞在(農家さんとの触れ合いを通して、地場の農業と農産物を知っていただく滞在)に参画したい地場の人・団体はたくさんいることを知っています。しかし、それをどう旅行者の方に提供して行ったらいいのかが判然としないのも事実です。
ひとつの例としては、旅行者おひとりおひとりが散発的に農家を訪れ、その都度旬の野菜を個人個人にお分けすることは現実問題として不可能です。美瑛の農家では、たとえばとうもろこしを1日数千本から1万本と言う単位で収穫・出荷しているわけで、そこへちまちまと「5本下さい」という介入に、対応できるはずもありません。
一方で農家の多くは(私の知る範囲で例は少ないのですが)、旅行者・消費者との個人対個人のお付き合いにはとても前向きな方が多くいらっしゃいます。彼らは「美味しい野菜を美味しく食べて欲しい」という根本的な願いを誰しも抱いていらっしゃいます。しかし現実には作付面積の半分が工場用の生産へとシフトしており、それは場合によっては美味しさよりも皮のむきやすさであったり、日持ちのし具合に要求の優先度が高くなる場合があり、本来の美味しい野菜と相いれない場合もあります。
こういった農家さんと、旅行者の方をどうお繋げして行くのか、そんなコーディネイトする力のようなものが、私たち受入者には望まれているんだと感じました。
庭に数ある(20本くらいかなー)白樺の木。今は葉が落ち、枝だけになったこの木の中で、今も少し黄葉したとは言うものの、葉をつける木が1本だけあります。どーしてだろう?
世の中に変わり者はたくさんいて、それがいろいろなアクセントになって面白いなぁと思うこともありますが、すんなりまとまるはずのお話がこじれて、厄介になることも儘ありますね。僕は多数決と言う決め方(つまりは民主主義にもつながるわけですが)には、あんまり賛成ではないのですが、全会一致というのもヤバいなぁと思います。それとは関係ないと言えばないのですが、こんなへんてこな白樺が1本あるのも、自然の摂理なのかもしれません。
だって、自然界だって天変地異がありますから、ひょんなことでこの1本の白樺だけが後世に種をつなぐことができるかもしれないじゃないですか(あまりにこじつけ過ぎか?)。
全然そういうややこやしいことを考えていたわけではないんですが、ここ数日この白樺変わってるよなーと見ていましたが、今朝雪降る中の白樺の葉が、不思議に美しいのに気が付きました。
おっと、かなり積もってしまいましたね・・・。除雪作業に取り掛かるとしましょう。

だって、自然界だって天変地異がありますから、ひょんなことでこの1本の白樺だけが後世に種をつなぐことができるかもしれないじゃないですか(あまりにこじつけ過ぎか?)。
全然そういうややこやしいことを考えていたわけではないんですが、ここ数日この白樺変わってるよなーと見ていましたが、今朝雪降る中の白樺の葉が、不思議に美しいのに気が付きました。
おっと、かなり積もってしまいましたね・・・。除雪作業に取り掛かるとしましょう。