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美瑛の「四季」

北海道フードマイスターの宿主が綴る「今日もない物ねだり」

できることをしよう!その1

2011-05-24 14:15:29 | ニュース
ねぇねぇ・・・?と、美瑛の宿仲間の女将さんがやって来たのは、ほんの1週間もたたない頃のこと。石巻市渡波(わたのは)小学校に、お客様で看護の方がボランティアで行かれているとのこと。あまりに過酷な避難所生活のことを教えてくれた。

うーん、僕らに出来ることって何だろう?できることをやろうといつも心に決めてはいるが、それは募金なのか、節電なのか、そして無駄(事故したり風邪ひいたりも含めて)しないための質素で、つつましい暮らしなのか。でも、募金はまだ被災者の手元には届いていないと聞くし、節電がどのくらい効果が上がっているのかもわからない。もちろんやらないより、ずっといいと思うんだけど・・・。

そうだ、と彼女が思い立ったのは「こっちに来てもらったらいいんじゃない。聞いてみる」と。そう言えば美瑛町からも現地で活動されてきた人が言っていた「行って何かするか、迎えに行って、こっちに来てもらって何かしないと、直接の効果はないかもな」を思い出した。行くって言ってもごく短期になっちゃうし、かえって迎えるための準備もままならないと聞くし、確かに来てもらった方が良さそうだ。でも・・・どうやる?
彼女のアクションは早かった。現地入りしている看護師さんに聞くと「それ、すごい助かります。こっちには目に見えた希望のようなものが、見えにくい」と。だったらもう無理やりこっち来て、短期間でも気分転換の場を提供しようと決まる。来る日も来る日も体育館の片隅でひっそり暮らしていらっしゃる方に、美瑛で過ごす小さな旅をプレゼントしましょうと彼女が言いだした。確かにいい案だ。どうせ僕ら宿仲間やレストラン仲間に出来ることって、食べてもらったり泊まってもらったりにしかならない。

さてどうやるか。まずは仲間を広げないと。それに避難所で暮らしている方は、たぶん家を流されて、旅に出せるお金なんかないはずだから、協力金も募らなきゃ。イメージのイラスト作ってもらおうと、お願いしたレストランの彼の作品が掲載させてもらったもの。あー、何だか大きなことになってきたぞー!

被災者の方へ

2011-03-23 02:51:50 | ニュース
東北地方の震災の被災者の皆様へ。

私のお知り合いのzumeさんが、ご自分のコテージを被災者の方にご提供されるようブログに記載していらっしゃいます。私も何度かお邪魔しましたが、生活するのに不自由のない環境がそろった、素敵なコテージです。体育館や、ビッグサイトや、○○アリーナにいらっしゃるよりも、何十倍も快適な生活をしていただけます。ご希望の方はどうぞzumeさんのブログをご覧になってください。以下に簡単な紹介を書きます。

・zumeさんのブログは↓
http://pub.ne.jp/zume/?entry_id=3544508
・設備内容は、zumeさんのサイトにてご確認ください。
     1階とロフトの構成。トイレ(外です)、ミニ冷蔵庫
     薪ストーヴ(薪は無料)、お風呂(外、五右衛門風呂)。
     洗濯機(現在中古を探していらっしゃいます)。
・無料でご提供されます。
・期間は最長1年間を。
・申し込みはzumeさんのブログへコメントの書き込みを。

zumeさんは、親切が服を着て歩いていらしゃるような、暖かみ溢れる素敵な方です。奥様もやさしい方。きっといろいろな思いやりとともに、新築(自作)のコテージをお貸しくださることでしょう。私が個人的に気になることは、何と言っても林の中の1軒家です。さびしいのが苦手な方にはフィットしないかもしれません。少し自然が好きな方、マイペースで復興後のことをゆっくり練り直そうと思っていらっしゃる方、そしてとにかくプライベートな空間が必要な方には、願ってもない環境だと思います。
少し買い物などに不自由するかもしれませんので、必要に応じて私にゃんごろも応援します。にゃんごろの支援できそうなことは・・・
・お買い物のフォロー(少し遠いので頻繁には無理ですが)。
・自転車の提供(zumeさんも1台はご用意くださいます)。
・到着時の旭川空港(またはJRの駅)からコテージまでの送迎。
・その他、あれこれできる範囲で。

被災者ではない方で、ブログやツィッターやFacebookをやられている方は、可能な範囲でzumeさんのコテージを宣伝してください。どうぞよろしくお願いします。

意味のない批判をやめてはどうでしょう?

2011-03-17 04:08:11 | ニュース
震災のニュースがテレビでも新聞でもネットでも溢れていますね。

昨日にゃんごろのところに集まった何人かの知人の間でも地震の話題で持ちきりでした。やっぱり「何かしたいけどどうしたらいいの?」という意見が大半。それから次に聞こえてくるのは、テレビ報道の意味のない映像って何とかならないかなぁというものでした。
たとえば命からがらに助かった人にマイクを向けて、疲れているその人のわずかに残ったエネルギーを使わせてしまうよりは「人探しています」の張り紙を大きくゆっくり映す方がいいんじゃないか、という意見です。どうも被災者のための報道と言うよりは、被災していない第三者のための興味本位な報道が目立って、少し残念です。

もうひとつは、泥仕合のようなマスコミの部分的な責任追及です。「迷走を続ける現政権・・・」というような見出しって、本当に意味ないように思えてなりません。そんな記事タイトルをつけるくらいなら、書いた人自身が担えるのかなぁって疑問もわくし、政権サイドにとっても被災地で不自由をしている人たちにとっても何もプラスではないような気がしてしまう。

少しでも希望をつなげられるようなアクションを取るために、「報道」が果たせる役割っていっぱいあると思うな。地震に関しては、たぶん関西圏の人たちが、苦労をされた生き証人ですから、関西の知恵を借りてできることってすごく多いような気がします。大阪市長さんが手始めに500戸の市営住宅の提供を宣言したようですが、これを活かすためにどうしたらいいかを手早く決められたらいいのに。報道各社は比較的効率の良いネットワークを持っているので、優先的に一番困っている家族への情報提供等で協力できる気がする。
少なくとも日本で普通に過ごせている人々にとって、あまり変わり映えのしない被災地の状況を繰り返し流す報道には、引き続き「見たい気持ち」はないんじゃないだろうか。こうしてブログを綴っている僕自身が批判めいたことを書いていることにも反省点は多いとは思うけど・・・。

ところで地震直後にひろった、3月10日(地震前日)の震度1以上を観測した地震情報が画像です。後になってしまえば誰にでも言えることかもしれないけれども、前日の震度1以上の地震は三陸沖で10回以上も起きているんですね。当然これは何らかの予兆だったと思われるので、こういう「報道」を地震の起きる前にもう少ししてくれてもいいような気がしました。あ、また批判になっちゃった。ごめんなさい。

励まされています。

2011-03-16 08:53:40 | ニュース
地震の被害が少しずつはっきりしてくる中、何かやろうと思いつつも、今具体的に何がいいのかわからないままです。なるべくエネルギー消費量を減らそうと、節電・節灯油・節ガス・・・。顔を洗う水も温水をやめたんですが、歯を磨いたあとに口をゆすぐと歯に沁みるー!さらに顔を洗うと、目が覚めるとはこのことですね・・・。にゃんごろの幼少期には温水器なんてありませんでしたから、皆冬は冷水で顔を洗っていたんだなぁーと思いつつ、そんなことは少しも体に残っていなくて、ただただ冷たいなーというびっくり感が残ります。それでも蛇口をひねれば水がいくらでも出てくることに、あらためて感謝しいなくちゃいけません。冷たいなんて文句言ってる場合じゃないですよね。

青森のちゅわこさんから心温まるコメントをいただきました。被災地では物資が不足して、スーパーでもガソリンスタンドでもモノを購入するのに不自由していらっしゃるようです。なんでも救援物資が少しずつ届き始めているそうですが、北海道の食材なんかが多いそうです。関東方面は、それでなくても大変でしょうから行くとしたら中部以西か北海道になると思いますが、北海道の方が食材に関しては豊富そうですから(青物や果物は今はないんですけど)、多少でも困っている方のところに届いたらいいですね。

それから夏に当館をご利用くださった海外のお客様から「そちらは大丈夫?」と何通かのメールをいただきました。香港や台湾から心配して連絡を送ってくださったんです。ニュースでは世界各国からたくさんの物資や人が支援に到着しているとのこと・・・。

少しでも早く、多くの被災地の皆さんが「普通の暮らし」ができるようになるよう祈ってやみません。

地震のあとに・・・、少しでも元気がでたらいいですね・・・。

2011-03-13 18:29:51 | ニュース
東北地方太平洋沖地震が激甚災害に指定されました。また最初に地震規模がM7.9と報じられましたが、その後8.4、さらに8.8へと変更され、本日13日に9.0へと変更されました。この被災の模様が次々とテレビのニュースで流れるたびに、まるでSF映画のような、あるいはCGで作成された人工的な映像であるような錯覚をしてしまいますが、これは悲しいことに現実です。
被災にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

ここ北海道の片隅にいて、ただ悲しみに打ちひしがれているだけではいけないなぁと思いつつ、当面できることにも限りがあります。それで、情報を集めていたら見つけた、海外の報道を紹介したいと思います。いずれの記事も日本のいろいろな面を評価する内容です。
・耐震に配慮された建造物の、素晴らしい強度が証明された。
・被災地では多くの人が素早く行動し、被害を最小限に食い止めた。
・混乱きわまりない被災現場でも、被害者が秩序を守って行動している。
などの内容です。私自身は現在被災者でも何でもありませんが、こうして海外の記者から日本人のことをポジティヴに見てもらえることは、誇らしい気持ちです(記事内容にある「道徳の心」が私にも備わっているかどうかは怪しいところですが)。
もちろんいくら「素晴らしい」と言われても被災されたことが元通りになるわけではありません。これからどうやって復興するか、それしかないと思います。でも、その時に少しでも元気が出る記事のような気がして、以下に2つの記事を引用させていただきます。最初の記事はウォールストリート・ジャーナルから「不屈の日本」を、次はAsahi.comから「『日本人には道徳の血』中国紙、市民の冷静さを称賛」です。
あ、画像は昨日も当館の庭に来ていたコガラです。

【The wall street journal 3/13の記事より引用】

 11日に日本を直撃したような規模の地震からは、どの国も無傷ではいられない。地震では少なくとも1000人が死亡した。その被害にもかかわらず、 1億2600万人の人口を抱えるこの島国が、1900年以降で5番目の規模の大地震にいかに適切に対応しているかは、注目すべきことである。三陸沖を震源 地とするマグニチュード(M)8.9の地震では高さ約10メートルの津波が発生し、津波は53カ国にも押し寄せた。

 この巨大地震にもかかわらず、日本人が母なる大地からのこの猛威を切り抜けるために比較的よく準備ができていたことについては言及せざるを得ない。日本は文字通り、立ち上がっている。いかにすれば、人間の計画と産業社会が自然災害に対処できるかの証として。

 年間数百回の地下振動を経験する国である日本は、1891年のM8.4の地震以来、耐震に配慮した建物を作ってきた。1965年まで建物の高さは30 メートル程度までに制限された。しかし都市人口の増加に伴い、この建物の高さ制限は撤廃された。日本の木造住宅は沿岸地域では津波に脆弱だったが、高いビ ルは今回の地震では持ちこたえたようだ。

 1993年に完成した横浜ランドマークタワーの高さは約300メートル。地震国日本では驚異的な高さだ。最先端の建築工学を駆使できる技術と富を投入できて初めて、このような高層ビルの建設が可能になった。

 07年10月には緊急地震速報が導入された。この世界最先端の地震早期警戒システムは11日の地震の際にも、テレビ、ラジオ、携帯電話などで都民に警報 を出したことで評価を高めた。この警報により、地震が起きる前に工場やエネルギー施設、輸送機関などには操業を停止する余裕が生まれる。最大の懸念事は、 今回の地震で自動停止した原発の炉心を冷却する能力だ。米国は冷却剤を送っている。

 日本は現在、大規模な復旧に直面している。しかし、それは過去300年で最大の地震の後に必要になるかもしれなかった程度よりも、軽度なものだ。われわれは、日本に似たような警戒システムが他の地震国でも開発、導入されることを期待する。

 日本の準備態勢は昨年のハイチ地震や、7万人が死亡した08年の中国四川大地震などとは対照的だ。ハイチは何十年も続いた失政による貧困のせいだとして いる。中国は富はあるが、その政府は誰からも責任を問われない。95年の阪神大地震以来、日本は度重なる改革を行ってきた。

 日本は最近、マスコミなどでは評判が悪い。経済成長は低迷し、政治家の失政に、大部分が生産的な国民は当惑している。しかし、間違いなく日本は依然とし て産業大国だ。11日の地震の壊滅的な影響にもかかわらず、近代国家としての日本の業績がもたらす自国を守るという恩恵は指摘せずにはいられない。


【Asahi.com 3/13の記事より引用】

 【北京=古谷浩一】東日本大震災について、中国メディアが「日本の民衆の『落ち着き』が強い印象を与えている」(第一財経日報)「日本人はなぜこんなに冷静なのか」(新京報)といった記事を相次いで報じている。2008年の四川大地震では一部で混乱も伝えられており、市民も驚きを持って報道に注目しているようだ。  国際情報紙の環球時報は12日、「日本人の冷静さが世界に感慨を与えている」。普段は日本に厳しい論調の多い同紙だが、「(東京では)数百人が広場に避難したが、男性は女性を助け、ゴミ一つ落ちていなかった」と紹介した。  中国中央テレビは被災地に中国語の案内があることを指摘。アナウンサーは「外国人にも配慮をする日本に、とても感動します」と語った。  報道を見た北京市の女性(57)は「すごい。日本人の中には『道徳』という血が流れているのだと思う」と朝日新聞に語った。