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WATASI(M)のツイットNO.84

2013-04-10 09:51:54 | 日記
 昨日(4月9日)、市民病院泌尿器科を受診しました。
 これまで詳しい事は書きませんでしたが、私は、2001年に前立腺癌の全部摘出手術を受けています。
 日本でも食事内容が西欧化してくるに伴い、前立腺癌になる人が増加してきているようです。これまで高齢の男性が罹る病気とされてきたのですが、私は55歳の時にこの病気に罹りました。私が手術を受けた頃、医者は、「あなたのように比較的若い人でもこの病気に罹るのだから、今後、健康診断の際にはPSA(前立腺特異抗原)検査も検査項目に入れた方が良いかもしれませんね」と言っていたのを覚えています(私は、このPSA検査を人間ドック受診の際にオプションとして検査してもらい、この病気に罹患していることを発見しました)。
 私が学生の頃、英会話を習っていた神父さんに、「あなたは WELL MATURED(早熟)ですね」と言われたことがありましたが、病気に罹ることまで「早熟」で、若いうちにこの病気に罹ってしまったのでしょうか?
 全摘手術をしても直ぐに病気が再発したので、その後、放射線療法(全摘手術後1年も経たない内の2002年に施術)を経て、2007年からホルモン療法をおこなっています。
 私の場合のホルモン療法は、これまで、PSA値が癌が転移する危険数値にまで上昇してきたらホルモン剤(カソデックス錠)を2~3か月間服用し、服用することによってその数値が大幅に下がったら服用を休むというパターンでした。
 ホルモン療法も、癌細胞に耐性力が生まれてくるからでしょうか、そのうち効き目が無くなってくるそうです。

 病院では、診察を受ける前に血液(PSA)検査をします。その検査結果が出るまで2時間程かかります。その間、待合室で待つことになりますが、何時も文庫本を持参して本を読んで過ごしています。昨日は河合隼雄の文庫本「こころの処方箋」を読みながら時間を過ごしました。
 文庫本を読み耽っていると、広い待合室の後ろの方で幼児の泣き声がしてきました。いつまで経っても泣きやまず、耳触りになって読書が妨げられました。大抵の場合、しばらくすれば泣きやむのが普通ですが、一向に泣きやまずその声の大きいのには閉口しました。しかし迷惑には思いましたが、「昔は、幼児・子供が多くいた頃、こういう経験をしたことがよくあったなあ」と、懐かしい思い出が蘇ってきました。
 オシメを換えて欲しがっているのだろうか?母乳を欲しがっているのだろうか?それとも体の不調をお母さんに訴えているのかなあ?お母さんも困っていることだろうと、私は本を読むのを中断して思いを巡らしました。私が診察を受けるために移動する際、その子の側を通ったら、其処は小児科の診察室の前でした。もしかして、幼児は体調の不調だけでなく、診察を受ける事をよく理解していて、そこからくる恐怖心で泣いていたのかもしれません。

 診察の結果、更にもう2か月(8週間)続けてホルモン剤の服用を続けることになりました。これで4カ月(16週間)連続服用することになります。これまで大抵8週間(56日)が服用期間で、最高の期間でも11週間(77日)の経験はあっても16週間(112日)というのは初めてのことです。
 医師が、「癌細胞が耐性力をつけて来た」と判断したからかも知れません。
 いつもは大抵8週間(56日)我慢してこの薬を服用し、この服用期間が終われば、「ああやれやれ、終わった」と喜ぶのですが、昨日は、医師が、「一回だけでは直ぐにまたPSA値が上がってきますからね」と言って、私の同意なしに、更に8週間分を処方箋に書き入れたのですから、私としてはガックリです。
 しかし、最近、確かにPSA値の上昇するのが早くなり、また薬を飲んでも十分数値が下がり切らないというデーターになってきているので仕方のない事だと観念しています。
 このホルモン剤のカソデックス錠を服用すると、その服用する量に比例して、副作用的に乳房が張ってきて痛むのが大変辛いです。今回は16週間(112日)ということで未経験の領域に入ることになります。

 昨日は、2~3日前の爆弾低気圧の「台風一過」ということになるのでしょうか、大変良い天気で、空は青く晴れ渡っていました。病院の駐車場に戻る時、病院の山側の遠くの方に、桜が見事に咲いているのが見えました。「爆弾低気圧」通過の際にはまだ蕾だったのでしょうか、困難な環境にもめげず、美しく咲き誇っているのを見て感動しました。
 帰途、暑く感じたのか車の冷房スイッチを知らず知らずのうちに入れていました。家を出てくるときは手袋をしてゆこうかどうか迷い、また車の暖房を点けていたのですが‥‥。


 【こころの処方箋(13)】 河合隼雄
 「マジメも休み休み言え」
 うっかり冗談を言うと、「冗談も休み休み言え」と叱られることがある。冗談もいいが、そうのべつまくなしに言うべきでない、ということだろう。これと同様に、「マジメも休み休み言え」と言えそうな気がする。
 ともかくマジメだが、何となく人に嫌われたり、うとんじられたりする人がある。言うこともすることもマジメで、その人の話を聞いていると、「なるほどもっとも至極」というわけで反論の余地がない。もっともだと思いつつ、しかし、心のなかで妙な反撥心が沸いて来たり、不愉快になったりしてくる。そこで何とか言ってみたいと思うものの、相手の方が何しろマジメで、非の打ちどころがないのだから、それに従うことになる。ただ、そのときに残った心のもやもやが溜ってくるためもあってか、そのマジメな人を何となくうとんじてしまう。ここでその人が手のつけられないマジメ人間のときは、何だか自分の評判が悪そうだから、ガンバラなくてはと一層マジメになるので、悪環境が生じてしまう。・・・・・
               

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