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無償労働

2023年12月12日 | 仕事

 先日、名古屋でのセミナー会場へ向かうため、朝のラッシュ時に名鉄電車に乗ったところ、毎日 電車で通勤していた頃と比較し、女性の通勤客が増えていて 時代の変化を強く感じました。

 総務省の資料では、現役世代と言われる女性のうち「収入を得るために働いている人の割合」は、平成になっての20年間は50%~60%でほぼ横ばいに推移し、その後は右肩 上となって70%と、10人に7人は収入を得るために何らかの仕事に就いているようです。

 そして、「仕事と子育ての両立が難しい」「同じ仕事をしているのに なぜ男性よりも給料が安いの?」、「フルタイムで仕事をしたいのに 希望する保育園がいっぱいで・・・」などなど、課題も多くあるようです。

  過去には専業主婦が多く、一般にアンペイドワーク「無償労働」と訳され、育児や家事、介護などの家事労働や、自営業・農作業などへ、無償で行う家族労働が多く、経済学の対象とはならず、GDP(国内総生産)にも含まれなかったようです。

 アンペイドワークは、ボランティアなどが含まれ、労働の対価として賃金を得る家庭外での仕事(ペイドワーク)とは区分され、現在では、割合が下がっていると考えられます。

 日本では、アンペイドワークを就労でも余暇でもなく、貨幣価値としては成り立たないけれども、お互い人として存在するためには絶対必要で不可欠な労働と思う必要があります。

     高齢社会となり、老夫婦の家で行う介護が増えました。誰しも、やがて来る道となれば、「今から対策を」と、考えるのは私だけではないでしょう。介護や看護は、自宅で家族が担うか、施設であっても任せ切りという訳にもいかないのがアンペイドワークでしょう。

    働く女性が増えたことにより、男性も含め介護や看護をする人の家事、育児、社会活動などアンペイドワークの負担を軽減し、明るく健康で働きやすく暮らせるような対策が求められ、この部分を誰が支援するかでしょう。