沖縄離島ふぉとぐらふ +Plus+

沖縄の写真を中心に、てきとーに記載しております。

乗船風景

2012-04-15 | 南大東島

上の写真は、大東諸島でのフェリーへの人の乗り込みの様子です。

人は、専用の「かご」に乗り、まるで荷物のようにクレーンでつるされて、フェリーに積み卸しされます。

 

私自身も、南大東島から北大東島に日帰りした際、行きと帰りの2回、この乗船を体験できました!

島の住民や工事関係の方と一緒にどやどやっと「かご」に乗り込み、外からドアが閉められたかと思うと、クレーンにつながるロープがするするっと張り、「あ、浮いた!」と感じた次の瞬間にはもう、すうーっと船に積み込まれていました。

素早く、かつなめらかなクレーン操作の技術は、感動的です。

(しばらく前までは、このように立派な「閉じられたかご」ではなく、鉄格子で囲まれただけの「オープンタイプのかご」だったようで、乗り慣れた人でも風が強い日などはかなり怖かったとか。。。)

 
 

なぜ、こんなユニークな乗船の仕方をするのかというと、この島の置かれた環境からは、こうするしかないからなのです。

一般に、フェリーに乗り降りするときは、港の岸壁から船に渡された短い橋のようなものを使って乗り降りしますが、この島ではそれが不可能なのです。

というのも、大東諸島の港の岸壁は深い外海に直接面しており、海が荒れると停泊している船は大きく揺れ、港の岸壁から橋を渡して乗り込むのは大変危険だからです。

私が乗ったこの日も、出航前の停泊している状態では、岸壁からの波の返しを受けて、大型のフェリーとは思えないほど大きく揺れていました。

 

 

 

ちなみに、船自体も、港に直接接岸すると海のうねりで岸壁にぶつかってダメージを受けてしまうので、下の写真にあるくらいの距離を置いて停泊します。

このように港から一定の距離を置いて船を停泊(固定)させるのも、実は結構難しい作業をしているようです。それについては、またいつかご紹介します。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿