南北大東島は、周りに他の島のない水深2000メートルもの大海原にぽつんと2つだけ浮かんでいます。
海底深くに富士山が仲良く二つ、南北に並んでいて、その山頂の部分だけが海面に顔を出していて、それが南北大東島になっている…というようなイメージだとか。
そのため、沖縄の島々によくある「エメラルドグリーンの遠浅の海に、美しい白い砂浜」は、全くありません。
島の周りすべてが、荒波が打ち寄せる断崖になっていいて、崖から一歩落ちればすぐに深い海…という、想像するだけでもちょっと足がすくむような状態になっています。
写真を撮るだけでも結構コワイ思いをすることがあるほど…。
100年以上前、人間を寄せ付けないこの(当時の)無人島に、果敢に崖をよじ登って入植した開拓者達の勇気には脱帽です。
それでもやっぱり海はきれいです。98
海、きれいですよ。
都の海がエメラルドグリーンだとしたら、こちらはコバルトブルーという表現がいいかもしれません。
各島の海を表す名前の規則性はここも同じで、この青は「大東ブルー」という名前で呼ばれているようです。