ビジネス戦略を考える:『“創発”と“発現”』
「創発」とは、意図したベクトルの方向で予測を超えた、好ましい構造変化や創造が誘発されること。初めに意図や計画があることが前提。
「発現」とは、ベクトル予測できない、突発的進化が起こること。
最近、“創発”という言葉をよく聞く。辞書に拠れば、“局所的な相互作用を持つ、もしくは自律的な要素が多数集まることによって、その総和とは質的に異なる高度で複雑な秩序やシステムが生じる現象のこと。所与の条件からの予測や意図、計画を超えた構造変化や創造が誘発されるという意味で「創発」と呼ばれる。”とある。
英単語は、emergenceある。
“創発”という訳語はどなたかの発明と思いますが、組織文化においては単なる“発現”でなく、意図してなおかつ創造的(良いもの?)なものであることが好ましいので、これからは正にゼール氏のような手法の模索が必要になるのであろう。
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