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三浦しをん:月魚!読了。淡々と進む物語。最後に面白さが完結かな?

2012年06月22日 | 

三浦しをん:月魚

「内容」
古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。
二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。
瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。
しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。
透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。
月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。

「感想」
物語は淡々と進みます。
真志喜と瀬名垣二人の関係は・・?、過去に何があったのか・・?
久しぶりに読んだ、文学(笑)・・・。
最後に真志喜の父と会い、物語は劇的に完結します。
ここまで、我慢して読めば・・・・。読ん良かったと思える小説です。

余談ですが、「水に沈んだ私の村」は「月魚」の中の真志喜の印象とは随分違いました。
「月魚」の物静かな真志喜・・・。少年時代のお話ですが・・・。

三浦しをんさん。
「風が強く吹いている」「まほろ駅前多田便利軒」「月魚」全部印象が全く違います。引き出しの多い方なんだなぁ・・。

今のところ「風が強く吹いている」が分かりやすく一番好き。



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