阪急電車:有川 浩
「内容」
隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。
片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。
乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。
恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。
ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。
「感想」
すごく面白かった。
阪急今津線での連作短編集!
駅の名前が、それぞれのタイトルに・・・。そして、折り返し。
このセンスに脱帽(笑)
読んでいてこんなに楽しい小説は久しぶり?
個人的には「門戸厄神駅」が好き・・・。
「小坂圭一」と『権田原美帆』の出会い・・・。胸キュンです。
映画にもなっていますね。
映画は翔子とミサと時江のお話が中心みたいですが・・・。
DVD借りてこようかな・・・。
間違いなく面白かったです。
<PS>
有川浩さん。女性だったのですね(-"-)
モンスター:百田尚樹
「内容」
田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女・未帆。
彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いされる悲惨な日々。
思い悩んだ末にある事件を起こし、町を追われた未帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人に変身を遂げる。
そのとき亡霊のように甦ってきたのは、ひとりの男への、狂おしいまでの情念だった―。
「感想」
百田尚樹さん、6冊目かな・・・。
この小説は、イマイチ私の心には入ってこなかった。
裏表紙を読んだときに分かっていた事だけれど(笑)
女性の美しさは、確かにすごく好条件!この点は間違いない。
しかし、小説に出てくる男性に共感出来なかった。
簡単に整形するという設定にも・・・。
すらすらと読めたのでこの点は良かった。
私は、「ボックス」「永遠の0」で百田尚樹さんを知ったので、そんな話をもっと書いてほしい。
もっとも、ご本人は同じような話は書かないとおっしゃっていますが・・・。
空飛ぶタイヤ(下)池井戸潤
「内容」
事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。
だが、決定的な証拠はない―。
激しさを増すホープグループの妨害。
赤松は真実を証明できるのか。
社員、そして家族を守るために巨大企業相手に闘う男の姿を描いた、感動の傑作エンターテインメント小説。
「感想」
下町ロケット(直木賞受賞作)に匹敵する面白さ。
一気読みでした。
主人公(赤松)頑張りましたね。
最後は予想がつくのですが、やっぱり正義は勝つ・・。良いですね(笑)
文句なし!面白い!
未読の方、「下町ロケット」と「空飛ぶタイヤ」は絶対お勧めです。
ちなみに「鉄の骨」「果つる底なき」もお勧めです・・。
「内容」
トレーラーの走行中に外れたタイヤは凶器と化し、通りがかりの母子を襲った。
タイヤが飛んだ原因は「整備不良」なのか、それとも…。
自動車会社、銀行、警察、週刊誌記者、被害者の家族…事故に関わった人それぞれの思惑と苦悩。
そして「容疑者」と目された運送会社の社長が、家族・仲間とともにたったひとつの事故の真相に迫る、
果てなき試練と格闘の数か月。
「感想」
面白い・・・。一気読みです。
巨悪(大企業?)に対抗する主人公。
池井戸さんの、この手のお話は最高です(笑)
正義は必ず勝つ!分かっているのですが、色々あって飽きません。
銀行、企業の難しい内容も分かりやすく描かれていて、読みやすい。
これで「直木賞」でも良かったのでは?・・・。
これから、下巻に続きます。
8月3日(金)に、福井県坂井市「ハートピア春江」にやってきます。
なかなか、生では見れないので興味のある方は如何でしょう・・。
北海道、東北、東京、愛知、北陸であるようです。
なぜか、全国各地ではないみたいです?
とにかく、福井県に来るのが不思議なくらいです。
一見(一聽?)の価値はあるのではないでしょうか?
私は一応見に行きます(笑)
LARRY CARLTON
1948年カリフォルニア州生まれ。幼少の頃よりギターを始め、B.B.キングやウェス・モンゴメリー、ジョン・コルトレーンに影響を受ける。
68年に初ソロ作『ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ』を発表し、その後クルセイダーズ加入。
13枚のアルバム・レコーディングに参加する一方、セッションミュージシャンとしてスティーリー・ダン、ジョニ・ミッチェル、クインシー・ジョーンズ、ジョン・レノンといった蒼々たるアーティストたちと様々なかたちで共演。
77年にクルセイダーズを脱退し本格的なソロキャリアをスタート。
98年にスーパーグループ、フォープレイにリー・リトナーに替わり参加(10年脱退)。
98年には、スーパーグループ、フォープレイにリー・リトナーに替わり参加(10年脱退)。
2010年に、B'zのギタリスト松本孝弘との共作「TAKE YOUR PICK」をリリース。
このアルバムは翌年、第53回グラミー賞最優秀インストゥルメンタル・ポップ・アルバム賞を受賞した。
今回のツアーではワーナー・ブラザーズデビューヒット3作"Larry
Calrton(77年)", "Strikes Twice(80年)"
"Sleepwalk(82年)"よりセットリストを構成。
アルバムにも参加のグレッグ・マシソン、エイブラム・ラボリエルのオリジナルメンバーに加え、スティーリー・ダン、スティングなどから絶大な信頼を寄せられている新世代・新時代の超絶ドラマー キース・カーロックの参加も決定と、ラリー・カールトンファンのみならず全音楽ファン待望のジャパンツアーが決定。
【来日メンバー】
Larry Carlton(G)ラリー・カールトン
Greg Mathieson(key) グレッグ・マシソン
Abraham Laboriel(b)エイブラハム・ラボリエル
Keith Carlock(dr)キース・カーロック
転迷:隠蔽捜査4;今野敏
「内容」
相次いで変死した二人の外務官僚。捜査をめぐる他省庁とのトラブル。そして娘を襲ったアクシデント…。
大森署署長・竜崎伸也に降りかかる難問の連鎖、やがて浮かび上がった驚愕の構図。
すべては竜崎の手腕に委ねられた!極限の緊迫感がみなぎる超本格警察小説シリーズ最強の新作。
「感想」
主人公、竜崎信也の独り舞台(笑)
今回は少し出来すぎなような・・・・・。
まるでスーパーマンですね。
でも、竜崎信也のキャラクターの好きな方(私ですけれど・・)問題なく楽しめます。
読みやすいし、展開も早いし・・・・。
次回作も楽しみです。
隠蔽捜査:疑心;今野敏
「内容」
キャリアながら息子の不祥事で大森署署長に左遷された竜崎伸也。
異例の任命で、米大統領訪日の方面警備本部長になった彼のもとに飛び込んできたのは、大統領専用機の到着する羽田空港でのテロ情報だ―。
「感想」
今までの2作と違う竜崎伸也が描かれています。
恋をする「竜崎伸也」これもありだと思いました。
このシリーズは、やっぱり面白い(笑)
時間がたつのを忘れて読み進んでしまいます。
同じキャリアの「伊丹俊太郎」もなかなかいい・・。
二人の関係が最初からは徐々に替わっているのが面白い。
それと、「戸高」が今回も活躍する・・。
戸高のキャラクターも好きです。
ますます目の離せない「隠蔽捜査シリーズ」
次は、隠蔽捜査4です。
「内容」
竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。
その朴念仁ぶりに、周囲は“変人”という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。
エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。
組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。
警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。
「感想」
隠蔽捜査シリーズの第1弾
私は、2作目の「果断」から読んでしまったが、結果としてより興味を持って読めました(笑)
しかし、竜崎信也のキャラクターは良い。
こんな、キャリアが本当にいたらいいな・・・。と思い現実を悲観する。
世の中、大人の対応をしないと生きていけませんものね・・・。
人気のシリーズで5冊ほど出版されているようなので続けて読みたいと思います。
このシリーズお勧めです。
警察小説とはちょっと違うかな?そこが良いのですが・・・。
鉄の骨:池井戸潤
第31回(2010年) 吉川英治文学新人賞受賞
「内容」
談合。
謎の日本的システムを問う感動大作!
建設現場から“花の談合課”へ。
若きゼネコンマン富島平太は、会社倒産の危機に役立てるか。
大物フィクサーとの出会いの真相は――この一番札だけは、譲れない。
「感想」
池井戸潤さんの作品は2冊目です。
最初は「果つる底なき」銀行のお話
今回は建設業界「談合」のお話でした。
重厚な内容かな・・・?と思いながら読み始めましたが一気読み(^O^)/
すごく面白かったです。
若手の建設マン「富山平太」が主人公
現場から業務課(談合課)に移動になるところから話は始ります。
そこから、公共工事の仕事に携わるのですが・・・。
どんどん話に引き込まれました。
分かりやすい。
談合、政治家、特捜、恋愛もからみ・・・・。
良くできた物語でした。
長さを感じさせない、読みやすい、平太に感情移入して読破!!
大変面白かったです。お勧めします。
池井戸潤さん・・。また読みたい作家さんが一人出来ました。
果断(隠蔽捜査2):今野 敏
「内容」
長男の不祥事により所轄へ左遷された竜崎伸也警視長は、着任早々、立てこもり事件に直面する。
容疑者は拳銃を所持。事態の打開策をめぐり、現場に派遣されたSITとSATが対立する。
異例ながら、彼は自ら指揮を執った。そして、この事案は解決したはずだったが―。
警視庁第二方面大森署署長・竜崎の新たな闘いが始まる。
山本周五郎賞・日本推理作家協会賞に輝く、本格警察小説。
「感想」
本格警察小説?
つい、横山秀夫さんを思ってしまう・・・。
また組織のドロドロしたお話かな?と思いながら読み始めましたが・・・。
あれよ、あれよ、と一気読み(笑)
今野敏さん初めて読みましたが、凄く面白かったです。
満足です。すごく気分のいい警察小説でした。
警察官僚の竜崎信也が主人公なのですが、今までの警察官僚の物語とは全く違っていました。
信念を持った、ヒーローですね・・・・(笑)
「隠密捜査1」も読んでみたいと思います。
お薦めですよ・・。
『MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012』福岡 Yahoo! JAPANドーム
4月30日(月・休)
ミスチルのドームツアーに初参戦!!
ミスチルはやっぱり凄いね!!三万人以上の観客が大盛り上がりでした。
それと、分かっていたことだけれど、バンド演奏「ギター、ベース、ドラム」プラス小林武史(キーボード)・・・。
桜井さん(ボーカル&ギター)を入れても5人の構成・・。
ライブでも十分音に厚みがあった事に驚く・・。
凄いね・・。やっぱり・・。
アップテンポの曲はやっぱり盛り上がりました。
オープニングの「エソラ」「箒星」・・・。
「Dance Dance Dance」「ニシエヒガシエ」 「フェイク 」
桜井さんが走りまくって、歌って、叫んで・・・・。
やっぱり、生は良い・・。
願わくば、もう少し小さいホールでやってほしい。
今度は、ドームじゃない処に参加します。きっと・・・。
それと、「ap bank fes」にはいつか行ってみたい。
野外で大きいけれどね(笑)
バンド構成が違うのと、毎回参加アーティストが素晴らしいんで・・。
いつか行ってみたい・・・・。
東野圭吾:ナミヤ雑貨店の奇蹟
「内容」
あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。しかしその正体は……。
物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる。すべての人に捧げる、心ふるわす物語。
夢をとるか、愛をとるか。現実をとるか、理想をとるか。人情をとるか、道理をとるか。家族をとるか、将来をとるか。野望をとるか、幸せをとるか。
あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。しかしその正体は…。
物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる。
「感想」
東野圭吾さんの最新刊
ちょっと読むのが遅くなりましたが、もっと早く読めばよかった(笑)
久しぶりのSF感のあるお話でした。待ってましたって・・。
東野圭吾さんは昔から好きな小説家なのですが、この手のお話は特に好きです。
「トキオ」好きです。
「パラレルワールド・ラブストーリー」「パラドックス13」等々
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、現代と過去を結ぶ不思議な手紙のお話!
良かったです。面白かったです。
「ガリレオ先生シリーズ」とも「加賀シリーズ」ともちょっと毛色が違うかもしれませんが、この引き出しの多さが東野圭吾さんの魅力だと思います。
お勧めします。