詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

第十一章「白いエプロン」愛憎物語~白と黒~

2012年02月21日 | 愛憎物語「白と黒」
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本著書は、作者のオリジナルフィクションであり、登場する人物及び団体名は実在するものと全く関係ありません。

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第十一章「白いエプロン」


「幸成・・・幸成」

コーヒーのいい香りが、俺の鼻腔をくすぐる。
うっすらと目を明けると、白いエプロン姿の瑠璃が、微笑みながら俺の顔を見つめていた。

「大丈夫?ちょっとうなされていたみたい。」

この頃、眠りが浅く、悪夢ばかり見る。

「朝ごはん、作ったから食べて・・・・」

見ると、ダイニングのテーブルの上に、トースト、スクランブルエッグ、サラダと手作りも野菜ジュースが並べられていた。

俺は、頭を激しく振った。
(俺のために朝食まで用意してくれる瑠璃が、よりにもよって雄喜と浮気をしている夢を見るなんて、俺はどうにかしてるよ・・・・)

白いエプロンから見える素足が妙になまめかしい。

「瑠璃・・・・愛しているよ」
俺は、キッチンに立っている瑠璃を後ろから抱きしめ、そっと耳たぶに口付けをした。
瑠璃は、俺のほうを向くと、
「私も、愛しているわ・・・幸成・・・」
というと長い腕を俺の首に巻きつけた。
「早く食べないと、冷めちゃうよ・・・」
というと、瑠璃のほうから、形のいい唇を俺の唇に押し付けてきた。

(あぁ・・・・もう二度とあんな悪夢は見たくない)

第十二章「黒いチェアー」へつづく~




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