詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

小説「天国のコンサート~尾崎豊に捧ぐ~」第五回

2010年11月05日 | 小説~尾崎豊モチーフ~
「天国のコンサート」最終回

第四章 3ヵ月後

脳にも以上はなく、私と姉は、それから、3ヵ月後に無事退院をした。姉は、とりあえず、自宅療養の期間2ヶ月間は日本にいることになった。
二人は早速二人で体験した不思議な事について、興奮しながら話をした。

「やっぱ龍ってすごいんだね。お姉ちゃんありがとう。コンサートに連れて行ってくれて」
「やっぱりあれは、現実だったんだね。」
と話をしていると通りがかりのCDショップに「幻の曲神崎龍の未発表の曲見つかる。本日発売」とかいてあった。

私と姉はお互いに顔を見合わせて、
そのショップに入って早速そのCDを買い、急いで家に帰った。
「天国のコンサート~双子の姉妹へ~」

君達は、同じ日に生を受け、同じように育ってきた。

同じ服をきて、同じ髪型をして
お互いに成り代わったいたずらをして
すくすく親の愛にはぐくまれ育ってきた

時には喧嘩をしたり、
時には、同じ人を好きになったこともあるけれど
お互いは自分の分身だって信じて生きてきたね

そんな君達が来てくれた
天国のコンサート

満員の会場で君達二人は光っていたよ
まだ、生き続けたいって生への強い執着心の輝きをもっていて・・・・

君達の人生は長いんだから

これからもたくさん幸せなことが待っているから

自分を信じて
自分を輝きつづけられるように

たくさんの生きていく心の財産を増やしていって

君がきみらしく生きるために
君自身を信じつづけて
世界中で最後まで頼りになるのは
自分自身だけだから

そのために
今日の日を迎えたんだから
そして明日を迎えるから
明日は毎日の今日の積み重ねだから

今日は、僕のコンサートに来てくれてありがとう

今日という日を忘れないで

いつかとてもつらくなったとき
いつかとても苦しくなったとき

覚えていて

いつも僕は君の心の中に

生き続けているから・・・・・

12弦ギター一本での弾き語りの曲だった、
姉も私も涙が止らなかった。

あれは夢じゃなかったんだ・・・・

実際に私たちは、生死をさまよっているときに一瞬天国に生き、私たちが明日から、強く生きていけるように神様が龍のコンサートに招待してくれたんだ。

私たちは、龍の分も行きつづけ、
龍の音楽を次世代につなぐために、またこの世に舞い戻ってきたんだ。

双子の姉も一緒に

龍ありがとう。そして神様ありがとうございます。

これからも、なにか辛いことがあったとき、悲しいことがあったとき、苦しいことがあったとき、龍のコンサートを思い出します。

そして生の、命の大切さをかみしめていきつづけていきます。

一度死の淵を体験した者は強いから。

大丈夫。ずっとずっと心の中に龍が、そして、天国のコンサートが生き続けているから。

あの天国のコンサートでの龍のメッセージが・・・・・



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読んでくださった皆様ありがとうございます。

この主人公は尾崎豊さんをモチーフにしています。

尾崎は今も私の心の中で生き続けています。

今も・・・そして永遠に・・・・

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