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詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

第十一話「彼女」恋愛小説「恋花~KOIBANA~」

2012年02月23日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

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第十一話「彼女」

体育館の入り口で紫苑と健人と話をしていると背のおっきいほうの柏尾君が話しかけてきた。

「海藤先輩。紹介してくださいよ・・・」
「あ・・・悪い・・・こちらは」
「お~い。みんな集合!」

柏尾君の掛け声で、部員達が私達を中心に円陣を組む。
もちろんその中には、私のいとしの王子様、庄司君の姿もある。

「そんなおおげさにしなくても・・・・
こちらは、今日俺達の試合を応援しにきてくれた、クラスメートの美咲さんと藤崎さんだ。」

健人に促されるようにまず、紫苑が挨拶をする。

「藤崎紫苑です。今日は、お言葉に甘えて来ちゃいました。皆さんがんばってください。」周りを均等に見渡すとお得意の藤崎スマイルでにっこりとする。

いいよな~紫苑くらい美人だったら、こういう場所でも堂々とできるのに・・・・
なんて考えていると紫苑にひじでクイっとやられる。

「あ・・・今日は、お招きいただきありがとうございます。(って後から考えたら招いてくれたのは、健人だったんだが)
美咲星波と申します。試合、がんばってください!!」

まるで新入生の挨拶だった。
恥ずかしさが再び湧き上がってきたところで
「美咲さんって海藤先輩の彼女さんなんですか?」
とマネージャーらしき女子が手を上げて質問してきた。

「ち・・・違うよ。おさななじみだよ」「違います!ただのおさななじみです」
また、二人の声がはもる・・・・・

それを見た、紫苑は爆笑し、健人は苦笑する。
「ただのね・・・というか、星波は、俺の隣のうちに住んでいて、保育園のときからの腐れ縁だよ。だから、俺は、今フリーで彼女募集中・・・・」
「え~そうなんですか?てっきり彼女だと思っていた。」
「じゃ、私立候補しちゃおうかな・・・」
さっき、質問した女子とその隣の女子が、嬌声を上げる。

「まぁということで、大切なお客様だから粗相の無いように」
とみんなに集合をかけた柏尾君がそこをしめる。


第十二話「おにぎり」
へつづく


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第十話「絶対に溶ける」恋愛小説「恋花~KOIBANA~」

2012年02月16日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第十話「絶対に溶ける」

ふっと汗の香りとデオドランドスプレーの香りがした。
逆光で顔はよく見えなかったけど、背は高く180cmくらいはあるだろう・・・・

「大丈夫?」
その人物は、かがみこんでその人にぶつかって赤くなっているであろう私の鼻を覗き込んだ。
「鼻・・・・大丈夫だった・・・?」

「は・・・はい」
ドキン!!!
完全に心臓は外に飛び出ていたであろう・・・・よく漫画とかでハートが胸の中から飛び出ている・・・あんな感じだ・・・・

ま・・・まさか・・・・・

「あぁ・・・・海藤先輩の・・・・」
「は・・はい。美咲星波です・・・・」
って私、なんでこんなところで自己紹介をしているんだが・・・・

ぶつかった恥ずかしさと胸いっぱいの熱い思いで、溶けちゃいそうだった。
よりによって・・・・
いとしの王子様、庄司君とこんなところで!
「あ・・・私・・・その・・・」
「応援に来てくれたんでしょ・・・・体育館こっちだから、行こう・・・」
庄司君は、そんじょそこらのアイドルにも絶対に負けないくらいのとびきりの最高の笑顔で(後でこの話をしたら紫苑に形容詞つけすぎだと笑われたのだが・・・)
私の前を歩き始めた。

広い肩、サラサラの黒髪が日の光を浴びて輝いている。
まさに天使だ・・・・・
ぼーっとして見とれている私を振り返って庄司君が言う。
「大丈夫?美咲先輩。試合始まっちゃうよ・・・」
「あ・・・はい!!」
こうなるとどっちが先輩でどっちが後輩かわからない・・・
私は、足が長く、コンパスの大きい彼の歩くスピードに追いつくべく
バスケットとかばんを持ち直して、小走りをし始めた。

「お~い。星波・・・・おせ~な・・・・」
体育館のところに健人と紫苑の姿が見えると私は、
「ごめんなさい。そしてありがとうございました。」
というとペコリと頭を下げて走り出した。

「あ・・・先輩・・・・こ・・・これ」
後ろで庄司君が何か言っているみたいだけど、こんな赤い顔で振り向きたくなかった。

きっときっと顔真っ赤だ。鼻も赤い。恥ずかしい・・・・・
もう消えちゃいたい!穴があったら入りたい!溶けちゃいたい!!!


第十一話「彼女」へつづく




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第九話「アクシデント」恋愛小説「恋花~KOIBANA~」

2012年02月14日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第九話「アクシデント」

つきぬけるような青空
初夏の香りが一層濃くなっている
目に入るものすべてが輝いて見える
たとえ古びた校舎でも・・・・

どうしようどうしよう・・・
健人に誘われて浮かれて来たけど・・・・
何を着ていったらいいか2時間も鏡の前で迷っていたら
あっという間に紫苑と待ち合わせていた時間は過ぎていた。

とりあえず、会場の新涼南高校の校門にはついたが、うちの学校と違って広すぎて体育館がどこだかわからない。

「やばい~試合何時からだっけ・・・・」
とりあえず、私は、お弁当・・・それも紫苑の分まで作らされた。
紫苑曰く「私は、星波につきあってあげるんだから当然よ」
と言われたのだが・・・
そのお弁当の入ったバスケットとかばんを両手に持ちながら、校門を抜けて、走り出していた。

バンバン
かすかに音が聞こえる。
「体育館はあっちだ!!」と方向転換をした途端に誰かにぶつかった。
ドン!!

バスケットが手から転げ落ちた。
その拍子で倒れそうになった私の腕を力強い指がつかむ。
「いた・・・・」
「あ・・・ごめん。大丈夫・・・・」

第十話「絶対に溶ける」へつづく~




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第八話「提案」恋愛小説「恋花~KOIBANA~」

2012年01月31日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第八話「提案」

それからの毎日というと、何をしていても気持ちは上の空・・・・
受験生だっていう現実は、頭では理解をしていても心は完全に庄司君一色。
学校にいても常に、視線は庄司君を探している。

全校集会、全校合唱コンクール
自分のクラスのことなんてそっちのけでもう、頭も心も庄司君でいっぱい。

そんな中、健人から天にも昇るうれしい提案があった。

「今度の土曜日。俺達3年生の引退試合があるんだけど、応援に来ないか?」
というお誘い。
だいたいの部活は3年生になるとほぼすぐに引退をしているので、バスケ部は若干他の部よりも遅い。
今まで、何度も誘われていたけど、バスケなんてルールもよくわからないし、何しろ見ていてもつまらなそうだからすべてパスしていたんだけど・・・・

「行く!行く!!行く・・・」
とふたつ返事どころか、大興奮気味で・・・・

健人がそこで、ニヤリ。
「だと思ったよ。その代わり、星波、俺の弁当つくってな・・・」
「はぁ?」
あからさまに顔をしかめる・・・・

「引退試合っていっても、2年生のあいつら3人も試合に出るんだけどな~」
と健人はしらじらしく上を向きながら、目だけでこちらを見る。
「あ・・・はい。弁当でも何でも作らせていただきます。」

完全に弱みを握られている・・・・・
悲しい

第九話「アクシデント」へつづく~




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第六話「休み時間」恋愛小説「恋花~KOIBANA~」

2012年01月25日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第六章「休み時間」

何を考えるもなしに、チャイムと同時に私は走り出していた。
休み時間。
向かうは二年生の昇降口・・・・
昔は、建物も二棟あり、2年生と3年生の昇降口は別々だったらしいが、少子化の影響か
各学年3クラスしかない我が高校では、1、2、3年生全部同じ昇降口だった。

ガヤガヤ
体育の授業を終えた2年2組の生徒たちが、体操着のまま昇降口に入っていく。
あたし、何をしているんだろう。
と思いながらも、さりげなくその団体の中に庄司君の姿を探す。
「いい走りだったよな。庄司・・・・」
彼は、少し背の小さい男子と庄司君よりも少し背の高い男子と3人で連れ立ってスニーカーを上履きに履き替えている。

ズッキーン
ドキドキ・・・・
またまた再び心臓が勝手にものすごいスピードで動き出す。
私は、離れているのにその音が庄司君に聞こえてしまうのではないかと恐れ、あわてて両手で押さえる。

「何やってんの?お前」
ふいに後ろから声をかけられ、思わず大声を出しそうになる。おそるおそるその声の持ち主を振り返ると・・・

「あ・・海藤先輩お疲れ様です。」
「おつかれ~っす。」
「おお・・庄司、長崎、柏尾・・・悪いんだけど今日、午後練ちょっと早めに部室来てくれないか。」
健人の方に振り向いている間に、庄司君たちは、私の後ろに立っていたらしい。
またまた、私は、大声を出しそうになり、両手で今度は口をふさぐ。
「わかりました。」
庄司君のさわやかな春風のような声が私の耳をくすぐった。

第七話「恋多き女」へつづく~


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第五話「体育の授業」恋愛小説 恋花~KOIBANA~

2012年01月24日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第五話「体育の授業」

本格的な受験勉強が始まり、週3回は、夜遅くまで塾。
外は、今日もいい天気。お日様に照らされて、窓際の席の私は、ついつい眠くなってしまう。
「ピー」
窓の外から聞こえる、ホイッスルの音。
どこかのクラスが体育の授業をしているのだろう・・・・

私達のクラスのある2階の窓から、整列しているジャージの集団が見える。

ドキ!!

同じような格好をしている学生達の集団なのに、私はその中に、昨日、一目ぼれをしてしまった庄司尊の姿を見つけた。

他のクラスメートと同じジャージを着ているのに、なぜか彼だけ垢抜けているように見える。彼の周りの空気だけ、少し色を帯びているように見える。
恋の初期症状の典型的なパターン。

彼が、ふと上を見上げる。
目が合った!!と思い、思わず目をそらす。
まさか、3年生の教室から自分の姿を見つめている女子がいるなんて
彼は、全く知らないだろうに。
コンサートとかで、アイドルがこっちを向いたとき、勝手に「目が合った!!」と騒いでいる女子中学生の気分だった。

彼が走る。風に髪がなびく。
見えるわけもないのに、風にのって飛び散る彼の汗が見えるようだった。
手に握りしめられているバトン。
その赤いバトンになりたいな・・・とふいに途方もないことを思いつき、一人顔を赤らめた。

~第六話「休み時間」へつづく~↓
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第四話「どきゅーん」恋愛小説「恋花~KOIBANA~」

2012年01月17日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第四話「どきゅーん」

私は、塾から帰ると、夕飯を急いで食べ、日記を更新するため、席をたった。
「せいな。ダメだよ。ちゃんと食べなきゃ。受験生なんだから。」
と注意する母親の小言を聞き流して、
「ごちそうさま。」
と言うと、自分の食器を流しにいれて、2階の自分の部屋に向かった。
母親が勧めるままに食べていたらとっくにデブの領域に入っている(汗)

「おねぇちゃん!今日の食器洗い当番、おねぇちゃんだからね!」
階下から、中3の妹の絆(きずな)の声が聞こえた。
「ごめ~ん。明日の当番代わるから、今日やっといて!!」
とお願いをするとパソコンを立ちあげた。

「どきゅーん」
これが、今日の日記のタイトルだ。
「受験生なんだから、遊んでばかりいちゃだめよ!」
と母親に言われながらも、毎日SNSに自分の日記をアップすることは
止められない。

本名、美咲星波・・・・その名前をもじって
JKホッシ~という
というなんの変哲もないハンネでSNSに登録したのは、高校1年の時。
紫苑に誘われて入ったのだが、今では私の方がはまっている。
PCに向かうと今日の出来事を思い出しながらキーボードを叩き始めた。


やばいやばいやばい!!
またまた、一目惚れ!!
マジ気でどきゅーん来たよ(ハート)
という書き出しで私は、日記を書き始めた。

久々の恋の予感!!


~第五話「体育の授業」へつづく~
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/377a67211472cc37938d25d57e3d3424

実は、球技大会でバスケ部のひとつ年下のかっこいい男の子に一目ぼれしたというとこまでは
筆者の実際の体験談です。結局、私の場合は、片思いで終わっちゃいましたけどww



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第三話「SHOJI」 恋愛小説 恋花~KOIBANA~

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第三話 SHOJI

「おう・・・星波(せいな)・・・来てくれてたんだ・・・」
タオルを肩にかけながら、健人が悔しそうな表情をしながら近づいてきた。

「あ・・当たり前じゃない。自分のクラスの試合なんだから。」
私は、応援に来ることをすっかり忘れていたことなど億尾に出さずに言う。

「わりいな・・・かっこ悪いトコ見せちゃって」
というと照れくさそうに頭をポリポリかいた。

「あの2年生、すごいね!」
紫苑が横から口をだしてきた。

「あぁ・・・庄司な・・・・」
「SHOJI?名前?」
「あぁ、庄司尊(しょうじみこと)。バスケ部の後輩だよ。」
「庄司って苗字だったんだ・・・・」
思わずつぶやいてしまった。

別に私がドキドキすることもないのだが、フルネームで名前を聞いた瞬間
勝手に心臓が早鐘を打ち出した。

「あぁ。あいつは、俺達が引退したあとの新部長だよ。中学のときからバスケ部のエースで、実力は、まぁ俺と五分五分だな・・・」
「ふ~ん。結構イケメンだし、かっこいいじゃん!顔じゃ健人負けてるんジャン♪」
と言うと紫苑がニヤニヤと私の顔を見た。
(やばーーーーー紫苑には私の趣味モロバレだからな・・・・)

「あのな~顔でバスケやるわけじゃないだろう。」
というと健人はすこしすねて頬をふくらました。
そんなこといっている健人も私からみれば十分イケメているのだったが。
まぁ幼馴染なので、いまさらその顔を見たところでトキメク可能性はZERO~♪。


「で・・・その庄司君って彼女いるの?」
紫苑が核心をずばりとついた。

「さぁな、まさか紫苑あいつ狙っているとか?」
健人が、呆れた顔で紫苑を見つめた。

「狙うも何も、さっき始めて見たんだよ。ねぇ星波・・・」

「う・・・うん」
私は、真っ赤になってうつむいた。

「せーな、顔赤いぞ、大丈夫か?」
と言うと健人が、右手で私のおでこを触った。
「熱はないか・・・・・」

「ヒュー、あいかわらず、仲いいね。絶対にみんなは健人と星波はつきあっているって思ってるよ。」
呆れた表情で私と健人を交互に見ながら紫苑が言う。

「だから~ただの幼馴染だって(汗)」
あわてて否定したためか、健人と私の声はハモってしまった。

wwww
そんな私達をみて紫苑が大爆笑した。
「だから~そういうトコが仲良しなんだってwww」

私と健人は互いに顔を見合わせ赤くなった。

第四話「どきゅーん」へつづく~


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第二話 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」

2012年01月11日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

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第二話 恋

キュキュ!!バンバン
「パス!!」
「こっち、こっち!!」

スコアボードを見ると28対30・・・・
白熱した試合が行われていた。
どうやら、決勝戦のようだ。

「あれ?あれ健人(けんと)じゃない?」
見ると3年2組対2年2組の試合だった。
ヤバイ自分たちのクラスが、バスケットボールで未だ勝ち進んでいるというのに気がついていなかった(汗)

紫苑の指差す方向を見ると、バスケ部のキャプテン、私の幼馴染、海藤健人(かいどうけんと)が、ドリブルで進んでいた。その健人にぴったりとマークしている背の高い二年生に私の目はくぎ付けになった。


さらりとした黒髪、大きな瞳。その目は獲物を狙う狩人の輝きを持っていた。
ズキューン!!

その瞬間、ディフェンスだったその二年生が、健人のドリブルをカットし、そのままスリーポイントシュートを決めた。

うわ~!!!
体育館が、興奮の坩堝と化した。
ピー
ゲームセットのホイッスルが鳴り響いた。
「31対30 勝者2年2組」

「やった!!2年が3年を破ったぞ!!」
ショージ・・・ショージ・・・・
興奮気味の2年生の間から「ショージコール」が沸き起こった。
「ショージ」と呼ばれた彼は、みんなの前で笑顔を見せ、軽く会釈した。
キラリ・・・・・
私は、彼の白い歯が、輝いたように見えた。

~第三話「SHOJI」へつづく~↓
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新連載♪第一話 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」

2012年01月10日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。


「恋花~KOI BANA~」


プロローグ


太陽が照れば
塵も輝く

あなたが太陽なら
私は塵

輝くあなたのそばにいけたら
私は 少しは
輝けるかな・・・・・




第一話 高校生活


さわやかな風が木々を揺らしている。
この間まで、あんなに華麗に咲いていた桜の花びらはすべて散ってしまい、
今は、青々とした葉が、初夏の風に吹かれている。

高校に入ったら、恋をして、素敵な彼氏を作るんだ!!
そう意気込んでいたのに、気がつけばもう高校三年生。
来年、再び学生として桜を見られるかどうかは、この一年弱の努力次第(汗)

そう、今からあの暗く、長い受験生活に突入するわけで・・・・

中学までだって恋をしたことが無いわけじゃない。
でもいつも理想が高く、サッカー部のキャプテンや野球部のエースに恋をして
片思いのまま、思いを伝えられず、また次の人を好きになる・・・
の繰り返しだった。

ボンボンボンボン
「キャーキャー」
なにやら体育館の方が騒がしい。

今日は、高校生活最後の球技大会。
私と親友の藤崎紫苑(ふじさきしおん)は、すでにバレーボールで出場し、とっくに敗退したのであった。

「ねぇ、紫苑、体育館、ずいぶん盛り上がってない?」
「そうだね。いってみよっか。どうせ、もう私たち試合ないしね。」

というと、私と紫苑はその盛り上がっている体育館へと歩を進めた。


~第二話「恋」へつづく~
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