Shimmyブログ

♬音楽といろいろ.....♪♪

ベーシストに思いを馳せる。

2024-06-06 | 音楽
【フィル・レッシュ】
グレートフルデッドのベース演奏を聴いてると、
改めて、こういうベースって少ないよなあと。

思い浮かぶのはベースの歴史的巨人二人ぐらい。
【ジェームス・ジェマーソン】
ソウル「モータウン」のスタジオミュージシャン
(モータウンは白人聴衆もターゲットにしていた
ので残念ながら低音域の録音が小さい。)

【ジャコ・パストリアス】
ジャズ「ウェザーリポート」のベーシスト



ベースの存在が目立つ演奏って、歌メロ以上にベ
ースラインが曲の印象を決定づけている場合でし
ょうか。ベースが単なる伴奏でなく、曲の骨格で
あり、曲を支配し、歌や他楽器は骨格にのっかっ
た肉や目鼻となっている曲です。
3人のベースはちょっと違います。音楽用語の「
オブリガート」どころではなく、主旋律と対等に
旋律楽器として絡み合う即興演奏と感じます。

【ジョニ・ミッチェル】
フォークソング歌手として知られてますが、僕に
とっては女性音楽クリエイター、イノベーター。
ジャコ・パスを知ったのもジョニ・ミッチェルの
1976年「コヨーテ」のおかげでした。

今回知ったのですが、ジャコ・パスが世に出るの
はウェザーリポートに参加した1976年。
その年のレコーディングにジョニはジャコ・パス
を起用、コンサートツアーメンバーにもしてます。
ジョニ・ミッチェルのアンテナの張り具合は凄い。

ジャコ・パス起用の76、77年のジョニ・ミッ
チェルの演奏は唯一無二、なんなんだこのサウン
ドはと、驚愕でした。

Joni Mitchell - Jericho
Jaco Pastorius


Marvin Gaye - What's Happening Brother
James Jamerson
What's Going Onは世界一美しいベースと言われ
てますが、より目立ってるこっちもいいです。


Ain't No Mountain High Enough
James Jamerson
ジェマーソンのシンコペーションの素晴らしさが
わかるグラフィック・スコアが面白いです。


このスコアの動きのタイミングを見ていると、ヒ
ップホップダンスでかっこいいと感じる動きと全
く同じなんです。やっぱしこれです。シンコペか
ら抜き、抜きからシンコペ。
黄帝心仙人が言うスローモーションの入り出には、
ポップを入れなさい、一気にスピードを変えなさ
いにも共通しているような。

黄帝心仙人 - スローモーション
コメント
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