「アニムスアニマ」が心に引っかかっていたので、その監督さんの映画が収められた作品『ムービーボクシング』(2003)を借りてみた。
3話仕立てのオムニバス。どれがどなたの作品かは調べぬままの、相変わらずの無知視聴。
で、ググらず感想。
…B級臭はするものの、逆にそれが狙いだ★
あーやっぱり!「巡査と夏服」があの監督のだったか!
やっぱなんか良かった…決して万人向けに自信をもって薦める気はサラサラないけど。
て事で感想は最後に。
全体的に映像は綺麗だったし、雰囲気良かったと思うよ。
「RUN-ing」は…あれはやっぱオシャレMV向きって感じで、それもそれで良し。
「自転少年」も、なんか後味がジワ―だな。月光症候群の「浮誘」が好きな人の3人に1人は好きかも知れない感じだ。子供の感覚世界というか。。。
元々の脚本では親父が死ぬ事になってたそうだが、死なせなく正解だったと思う。
もし死んでたら…世にも奇妙の、2か4話目あたりの雰囲気(サイコホラー)に仕上がってたかな。
恐怖心を煽る事も、誰が悪いとか争う事も、なくて良かった。
でもそもそもの脚本家さんの、「少年が回る理由は絶対明かさない」って方針も良かった。
なんかさ…やっぱ色んな理不尽なものに囲まれて、生きてるよな~って。大人も子供も。
今思い返せばひどく悲惨な出来事でも、案外子供だったから平気だったみたいな事もあったりね。逆に、子供だからこそ大人には分からないような事が気になってたって事も、あるだろう。
でもそれらの出来事を大人になった今思い出そうとしても、イマイチはっきり思い出せなかったり、理由やその時の自分の気持ちなんて、よく分からなかったりする。
分からない事が多かった。大人に対しては理不尽に感じる事もあったけど、それでもなんだかんだで色々察してあれこれ気遣ってもきた、子供時代。
なんとなくだけど手探りで生きてきて、そんな自分も今では普通に大人になった。
じゃあ大人になった自分はというと、やっぱり相変わらず全然立派なんかじゃないけれど──…
っていうあたり。全て当たり前のようでいて、だけどそれを当たり前として受け止める余裕って、つい忘れてしまいがちかも知れないよね。
それら全てをなんつーか…「愛」みたいなもので包んで昇華させてくれているあたりが、ありがたかったかな~。。。
別に物凄くいい話ってわけでも感動するわけでもないけど。なんだか後味が残るんだよな…★
あと、映像に映ってたのは紛れもなく遊戯王カード…表側になってたのは通常モンスターだと思うんすけど…!配色的に何のカードか気になる…。あとで分かったから書く。
そうだねその時代だね、2003年。リストラって当時ホントよく聞いたもんな、学級崩壊も。
そっかぁその頃かぁ~。時代感も感じられたのも良かった。
──でもって、むしろこっちが本命だった「巡査と夏服」。
でも実はこっちのほうが語る言葉は必要ない、というか語るほど脱線しそうなんだ★
とにかくまず、夏好きには堪らない作品だね!高校最後の夏休みとか、最高スギ。
レトロな街並みの情感も綺麗だったし、質素なアパートの部屋の内装なんかも、雰囲気がすごく良かった。
2003年の夏ってこんなだったかな~と。思い出してみる…。
そうか、モロ就職氷河期の頃だよね。そういうとこも出るんだね。会話の内容。空気感…!
言語化できない良さが多い。
分かりやすい部分では、私は夏祭りは大きな花火大会なんかよりも地方の小さい祭りが好きだし、しかも会場で客席で見るよりは、途中の路地とか…。
花火自体は見えないけど、音は聞こえて空が明るく染まってるな、くらいの部屋でその雰囲気を味わうほうが、堪らない最高の風流だと思ってる人間なんでね!
バッチリそれをやって頂けたのも、そしてその流れを経ての2人の再会も、なんだか凄く…良かったッス…!!
本当にさ。「感性で」って言うしかない私の語彙力。…でも、マジ良かった。
特に何も起こらないけど、なんかジンワリ良かった、っていう感じが、むしろそれが何より良かった。
~脱線~
2003年の夏かあ…。私が読んでた城海も、そのくらいの時期に描かれた本が多かったな…。
大好きだった。
これからも城海の夏に想いを巡らす時、やっぱりそれはいつまでも2003年の夏、なのかもなぁ。
あのカーテンも。あの扇風機も。あの布団も。あのベランダも。
アスファルトも。砂浜も。夜風に混じった潮の香りも。花火も。
…あの夏…。
つうかこのお話、好きすぎて、城海で妄想しちゃうよ!本当にごめんなさい!
(日を改めてユギオカテでやるべきなのでは)
~脱線ほんとすまん~
城海って青春。それは「空気」みたいなものだな。
王様がいなくなって、その空白越しにはっと目が合った同士の2人ってイメージ。
その2人の間にあった「空気」が、たまたま、柔らかい春の陽だまりだったり、夏の終わりの夕日に吹く風だったり、秋の木枯らしと恋しくなる温もりだったり、冬の冷たく澄んだ綺麗な夜空だったりする。っていう(書いててクソ恥ずかしいけど)
城海って私の中ではそんな存在だ。ある意味、永遠の青春…。
超脱線しすぎてホント申し訳ないけど、そういう暴走が突発するくらい、良いものを心のエネルギーにさせて頂けました事、監督さま脚本家さま、スタッフや関係者のみなさまには感謝を申し上げます…!!(反省しつつ))
有名じゃない映画ほどなんか妙に好き←コレ
3話仕立てのオムニバス。どれがどなたの作品かは調べぬままの、相変わらずの無知視聴。
で、ググらず感想。
…B級臭はするものの、逆にそれが狙いだ★
あーやっぱり!「巡査と夏服」があの監督のだったか!
やっぱなんか良かった…決して万人向けに自信をもって薦める気はサラサラないけど。
て事で感想は最後に。
全体的に映像は綺麗だったし、雰囲気良かったと思うよ。
「RUN-ing」は…あれはやっぱオシャレMV向きって感じで、それもそれで良し。
「自転少年」も、なんか後味がジワ―だな。月光症候群の「浮誘」が好きな人の3人に1人は好きかも知れない感じだ。子供の感覚世界というか。。。
元々の脚本では親父が死ぬ事になってたそうだが、死なせなく正解だったと思う。
もし死んでたら…世にも奇妙の、2か4話目あたりの雰囲気(サイコホラー)に仕上がってたかな。
恐怖心を煽る事も、誰が悪いとか争う事も、なくて良かった。
でもそもそもの脚本家さんの、「少年が回る理由は絶対明かさない」って方針も良かった。
なんかさ…やっぱ色んな理不尽なものに囲まれて、生きてるよな~って。大人も子供も。
今思い返せばひどく悲惨な出来事でも、案外子供だったから平気だったみたいな事もあったりね。逆に、子供だからこそ大人には分からないような事が気になってたって事も、あるだろう。
でもそれらの出来事を大人になった今思い出そうとしても、イマイチはっきり思い出せなかったり、理由やその時の自分の気持ちなんて、よく分からなかったりする。
分からない事が多かった。大人に対しては理不尽に感じる事もあったけど、それでもなんだかんだで色々察してあれこれ気遣ってもきた、子供時代。
なんとなくだけど手探りで生きてきて、そんな自分も今では普通に大人になった。
じゃあ大人になった自分はというと、やっぱり相変わらず全然立派なんかじゃないけれど──…
っていうあたり。全て当たり前のようでいて、だけどそれを当たり前として受け止める余裕って、つい忘れてしまいがちかも知れないよね。
それら全てをなんつーか…「愛」みたいなもので包んで昇華させてくれているあたりが、ありがたかったかな~。。。
別に物凄くいい話ってわけでも感動するわけでもないけど。なんだか後味が残るんだよな…★
あと、映像に映ってたのは紛れもなく遊戯王カード…表側になってたのは通常モンスターだと思うんすけど…!配色的に何のカードか気になる…。あとで分かったから書く。
そうだねその時代だね、2003年。リストラって当時ホントよく聞いたもんな、学級崩壊も。
そっかぁその頃かぁ~。時代感も感じられたのも良かった。
──でもって、むしろこっちが本命だった「巡査と夏服」。
でも実はこっちのほうが語る言葉は必要ない、というか語るほど脱線しそうなんだ★
とにかくまず、夏好きには堪らない作品だね!高校最後の夏休みとか、最高スギ。
レトロな街並みの情感も綺麗だったし、質素なアパートの部屋の内装なんかも、雰囲気がすごく良かった。
2003年の夏ってこんなだったかな~と。思い出してみる…。
そうか、モロ就職氷河期の頃だよね。そういうとこも出るんだね。会話の内容。空気感…!
言語化できない良さが多い。
分かりやすい部分では、私は夏祭りは大きな花火大会なんかよりも地方の小さい祭りが好きだし、しかも会場で客席で見るよりは、途中の路地とか…。
花火自体は見えないけど、音は聞こえて空が明るく染まってるな、くらいの部屋でその雰囲気を味わうほうが、堪らない最高の風流だと思ってる人間なんでね!
バッチリそれをやって頂けたのも、そしてその流れを経ての2人の再会も、なんだか凄く…良かったッス…!!
本当にさ。「感性で」って言うしかない私の語彙力。…でも、マジ良かった。
特に何も起こらないけど、なんかジンワリ良かった、っていう感じが、むしろそれが何より良かった。
~脱線~
2003年の夏かあ…。私が読んでた城海も、そのくらいの時期に描かれた本が多かったな…。
大好きだった。
これからも城海の夏に想いを巡らす時、やっぱりそれはいつまでも2003年の夏、なのかもなぁ。
あのカーテンも。あの扇風機も。あの布団も。あのベランダも。
アスファルトも。砂浜も。夜風に混じった潮の香りも。花火も。
…あの夏…。
つうかこのお話、好きすぎて、城海で妄想しちゃうよ!本当にごめんなさい!
(日を改めてユギオカテでやるべきなのでは)
~脱線ほんとすまん~
城海って青春。それは「空気」みたいなものだな。
王様がいなくなって、その空白越しにはっと目が合った同士の2人ってイメージ。
その2人の間にあった「空気」が、たまたま、柔らかい春の陽だまりだったり、夏の終わりの夕日に吹く風だったり、秋の木枯らしと恋しくなる温もりだったり、冬の冷たく澄んだ綺麗な夜空だったりする。っていう(書いててクソ恥ずかしいけど)
城海って私の中ではそんな存在だ。ある意味、永遠の青春…。
超脱線しすぎてホント申し訳ないけど、そういう暴走が突発するくらい、良いものを心のエネルギーにさせて頂けました事、監督さま脚本家さま、スタッフや関係者のみなさまには感謝を申し上げます…!!(反省しつつ))
有名じゃない映画ほどなんか妙に好き←コレ