一念岩をも通す

悪夢にうなされた翌日（昨日）、出勤すると驚くべき朗報が飛び込んできた！

「浪人する覚悟で、この一校だけ受験します」と宣言し、本当に第一志望の超難関私立大学ただ一校のみを受験した生徒Oくん（仮名）が、見事合格したのだ！！！

あっぱれ！！としか言いようがない。その大学の過去問、長文読解問題集および英作文問題集を活用して受験対策をしたが、そのときは合格する確率は五分五分かな、という感じだったのだ。まさに、一念岩をも通す！！！！！

わたしが彼を指導し始めたのは去年の９月。その頃はまだ第一志望校と第二志望校の両方を受験する予定でいた。それが今年１月になって突然、「浪人する覚悟はできています。第二志望の大学は受けず、第一志望だけにします」と言うではないか！

どういう心境の変化かわたしには分からないが、Oくんの度胸の良さと潔さには感動した。ゼロか１００かの決断。なかなか出来ることではないだろう。正直、わたしは心の中で「第二志望も受けたほうがよいのでは？」と思ってしまったが、彼の場合はたとえ第二志望校に合格したとしても、入学する気はないのかもしれない、という気もした。

１月から２月初めにかけては、彼の真剣さ、その気迫にわたしのほうが圧倒された。Oくんは本気だ。まったく迷いが無い。第一志望校に向かってただひたすら走り続ける覚悟ができているんだ。それなら指導する側も真剣勝負だ！

その大学は超難関私大なので、英語の試験問題も一筋縄では解けないものばかり。わたしもうんうんうなってしまった（情けないことに・・・）。

「難しいです」と時折つぶやきながらも、決して諦めない姿勢を貫いたOくん。努力が苦手で諦めが早いわたしとは対照的だ。教師であるわたしのほうが生徒からすごい刺激をもらった。

Oくん、本当に、本当に、合格おめでとう！！！

他の生徒たちからも少しずつ朗報が入り始めている。受験は３月上旬まで続く。すべて終わった後、みんなの笑顔が見られますように。

追記１：fairyさんのコメントにあった「クルーズ客船の夢はラッキーな夢」が大当たりでした！fairy-san, I love you ♥

追記２：写真は、昨日の朝土手をジョギングした時に見えた浅間山。