続・切腹ごっこ

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自害に感激

2007-10-20 | ★男の切腹+グロ
 切腹研究の著書にあった下↓の文章。それをもとに描いたのが今回の過去絵。イラストの少年の年齢は小学生から中学生に引き上げた。

”中学生のころ読んだ、「教育上注意すべき学校事故事例集」とかいう本の中にあった話である。西日本(徳島県)の某小学校で、小学五年生の男子が歴史の授業で楠木正成が湊川の戦で自害するところに感激し、放課後校庭で切出し小刀で腹を切って見せた。それを見た友達が「痛いだろう」と聞くと、「痛くなんかあるものか」と答えたので、その友達も「よし、俺も切腹する」と言ってその場で腹を切り、二人とも大腸露出して苦しんでいるところを発見された。この年頃は腹部の筋肉が薄くまた軟らかいから簡単に切開できるのと、精神の高揚で痛さをさほど感じなかったのだろう。・・・”

 なんというか微笑ましいというか、おバカだな~という感じ^^; “自害するところに感激し‥”というのも現代の常識的な感覚からすると理解の難しいところではある。ただ、この事故(事件?)があったのは戦時中なので、歴史の授業といっても楠木正成の描かれ方は英雄的なものだったはずだ。天皇のために奔走した英雄のドラマチックな最期に憧れを抱いたのだろう。戦いの末の自害が英雄的に描かれることはない現代では“教育上注意”する必要のない事例だろう。

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 今回のイラスト、最初は3人描いていた。3人目は腹を寛げ小刀を手にし、先に切腹している少年たちを見守っている。間もなく自分も2人に続く覚悟を決めているような、もしくは2人の壮絶な姿を見て切腹するのを躊躇しているような表情で‥。3人目は2人とは違って丸坊主ではなく坊ちゃん刈り(ていうかセンター分け?)みたいな髪型にした。2人と少しキャラを変えることでストーリーを変えようとした‥けど完成版に描くことはやめた。多分なるべくシンプルにしたかったんだと思う。

★今回のイラストを見て、2人バージョン、3人バージョン、どっちか(もしくは両方)気に入った!と思った人は↓↓をクリックしてやって下さいな

 
20代・7位△ イラスト・56
位△

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