数年前の大河「功名が辻」での、豊臣秀次切腹の回は「関白切腹」というタイトルだった。秀次役の成宮寛貴が切腹。しかし短刀を突き立てた瞬間は顔だけを映すというものだった。
さっき放送した今大河の秀次切腹の回のタイトルは、「秀忠に嫁げ」だった。そりゃ主人公は江だから、そっちの方が重要なのかもしれないけど。まぁ今回の大河らしいといえば大河らしいタイトルのつけ方。ドラマの内容はほぼ秀次関係の話だったんだけどね。
で問題のシーンは「功名が辻」に似たような感じ。ただ今回の秀次は切腹前に頭を丸めていたらしく、坊主頭での切腹。死装束を寛げて上腹部は露わになったものの、臍までは見えず。短刀は上腹部に構え、握り直す。短刀を突き立てた瞬間は顔だけの演技。ブシュッグチュグチュッ…みたいな効果音は無し。
その直後の、秀次の妻子たちが大勢三条河原で斬首されるシーンの方が酷かったな。画面の彩度が低く、斬首された瞬間、体勢が崩れてバタつく足の裏や、ムシロの上に並んで転がったままの女子供の死体(胸から上が映ってないことが、その上は無いってことを暗示させる)。ムシロの下には黒っぽい血溜まりも。
それにしても「江」の最終回はどこなのかな?江の晩年までやるのかな?大阪城落城で終わるのかな?晩年までやるんなら、尻すぼみにならなきゃいいけど。