日本の軍装とか軍服の本なら、この時代の旧幕府軍、新政府軍の軍服なんかは載ってそうだ。
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左から、1枚目は黒ラシャの筒袖の中に着ている(はず)のワイシャツのような服姿の切腹。明治時代の書生が着物の中に着てるようなものだと思うので、襟無しのスタンドカラー。洋装のズボンを履いているけど下着は褌。負傷して体力を消耗しているので、後ろから支えてもらっているという設定。この後は手を添えられてさらに掻き切るのか、このままの姿勢を維持して介錯を受けるのか。
2枚目は、杉の木を背にして諸肌脱ぎになって一文字に腹を切った後、喉を突いた隊士。マッチョにしてみた。「剣山 平田弘史傑作集」に収録されている短編漫画「白虎隊」の、白虎隊士篠田義三郎の自刃後の姿を描いたひとコマを参考にした。この下書きと同じように腹にも喉にも刀が刺さったままになっていて、初めて見た時はけっこう衝撃的だった。この漫画の切腹・自刃シーンは、腹や首の傷口を特に詳細に描いているわけではない。しかし、人物の姿勢、特に死体の脱力して倒れた姿勢が凄くリアル(行き倒れた本物の死体は見たことないが)なせいで他の白虎隊の漫画では見たことがない生々しさを感じた。残念なことに隊士たちの顔は、15~16歳の少年には見えないんだけど。
3枚目は首を掻き切る少年。刀を下方向に引き切るはずなので、これぐらい刀が首に食い込んでるんなら、もっと刀が下の方にないとおかしいかもしれない。後ろにはすでに介錯された少年を描こうかな。
4枚目は斬首される少年。この子は体脂肪率の低そうな体にしたい。介錯する少年も描いてみたいと思って。前述した漫画の、斬首した瞬間とその後の“あらぬ方向を向いた首”にも目を奪われた。この下書きも、そんなふうにもっと描き変えようかな。
平田弘史傑作集剣山 (ビッグコミックススペシャル) | |
平田 弘史 | |
小学館 |
日本の軍装―幕末から日露戦争 | |
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